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畑有三のバックアップ(No.5)

畑有三（はたゆうぞう 1934年1月 - 2014年4月16日）は、国文学者（日本近代文学）。専修大学名誉教授。元専修大学教授。元駿台予備学校現代文科講師。

経歴

1934年1月、福岡県福岡市生まれ。
1946年4月、旧制福岡県中学修猷館入学。
1947年3月、旧制福岡県中学修猷館１年修了。
1947年4月、旧制福岡県中学修猷館併設（新制）中学校２年進級。
1949年3月、旧制福岡県中学修猷館併設中学校卒業。
1949年4月、新制福岡県立高等学校修猷館入学。
1952年3月、福岡県立修猷館高等学校卒業。
1952年4月、東京大学教養学部前期課程入学。
1956年3月、東京大学文学部国文科卒業。
元東京都立明正高等学校*1教諭。
元東京都立松原高等学校定時制教諭。
元共立女子短期大学部*2専任講師。
元共立女子大学文芸学部文芸学科専任講師・助教授。
元専修大学文学部国文学科（日本語日本文学科）*3教授（2004年定年）。
専修大学名誉教授。

授業

記述式問題の解答の作り方を中心に講義を進める。

担当授業

学生の人気に比して、国文学者だけあって駿台側の評価は高かったらしく、午前部理1α（3号館）や午前部理3α（市谷校舎）に出講していた。

人物

国文学者（日本近代文学）。
若々しいわけではないが、実年齢よりは若く見えた。
駿台時代は人気があったとは言い難く、1988年度に市谷校舎・午前部理3αA組（今で言うSA）で、受講者０という不滅の大記録を打ち立てた。
- 黒板に解答だけ書いて講師室に戻った後、学生たちは自習をしに教室に入ってきた。
専修大の退官後も、自主講座として国文学を教えていた。都立松原高校同窓会にも度々寄稿していた。

著書

学習参考書

「大学入試文系小論文講義―発想と実戦（駿台受験叢書）」（畑有三・壬生真康・前田晃精共著　駿台文庫、1990.3）

一般書

共編著

「近代文学選（新集日本文学叢刊）」（増淵恒吉・関良一共編　有精堂出版、1967.5）
『日本文芸史―表現の流れ　第五巻　近代　１』（畑有三・山田有策編　河出書房新社、1990.01.18）
『日本文芸史―表現の流れ　第六巻　近代　２』（畑有三・山田有策編　河出書房新社、2005.07.27）
「作品で綴る近代文学史」（山田有策、長野隆共編双文社出版、1996.4）

注釈など

「日本近代文学大系 4.二葉亭四迷集」（安井亮平共注釈.角川書店,1971）
「作家の自伝 1.二葉亭四迷（シリーズ・人間図書館）」（日本図書センター,1994.10）

監修

『マンガで読むから面白い! 夏目漱石とその時代（日本の名作シリーズ）』（畑有三監修／不知火プロダクション編　宇出版、2005年08月）
『まんが日本の文学―夏目漱石・田山花袋・徳田秋声』（畑有三監修／不知火プロダクション編　宇出版、2005年11月）

論文

畑有三（1982）.「漱石と二葉亭」, 『国文学解釈と鑑賞』, 47(12), pp. - , 至文堂, 1982-11.
「日本文学研究の諸相畑有三先生退職記念論文集」専修大学大学院文学研究科畑研究室,2004.3.

*1 現・東京都立芦花高等学校
*2 現・共立女子短期大学
*3 現・日本文学文化学科