齋藤寛靖 のバックアップ(No.1)


齋藤寛靖(さいとう ひろやす)は、駿台予備学校?数学科講師

経歴 Edit

  • 千葉県立船橋高等学校卒業。
  • 千葉大学卒業。

授業 Edit

  • 授業開始時の挨拶は「はいこんちぁー」である。
    • 時々、休憩明けにも間違えて言い掛ける。
  • 答案作成を意識して構成された板書と卓越した作図で、堅実かつ簡潔な授業を行う。見た目によらずこざっぱりした印象を受ける。
    • 講師と比べやや解説が雑な部分があり、数学が苦手な生徒からの評判は良いとは言えない。
    • 一方で、平面・立体図形問題の評判が特に良い。視覚的な解説をしつつ、図に頼らない筋道を示してくれる。
    • 色鮮やかな図以外に派手さは無いので、解法自体は数学が苦手な人でも理解しやすいはずとの声も。
  • 最大の特色は、師の性格によるのか、その日の気分で授業の質が上下することであろう。
    • 絶好調だとミスもなく鮮やかで、時には大学範囲まで踏み込んだ授業になる。しかし調子が悪いと数学科講師には思えないほど計算ミスを重ねたり、予習を見ながら混乱し行き詰まったりしてしまう。
    • ある授業で「x^2+2x+1=(x+1)^2=0」というような式を板書してしまった。これは恒等式と方程式を勘違いした酷い間違えである。
      • 数多の批判を受け、板書内容を記したプリントを配布した。皮肉なことに、そのプリントにもミスがあった。
  • 「(板書しながら)こんな具合になります。」「ということになります。」が口癖。
  • 授業のペースは若干遅め。
  • 数多の駿台講師の中でも小林隆章師と並び抜群に図が綺麗。
    • 何を描かせても美しい。
    • 特に立体図形は目を見張る。
    • 反則技を使っている森茂樹師を除くと、本当に駿台一かもしれない。それほど綺麗である。
    • CAD関連の会社に務めていたこともあるらしく、描けないものはCGを使ってわざわざプリント配布までする。
  • 左手に十本近くのチョーク?(白、黄色、赤、緑)を握り板書をすることもある。
  • 前期中は「なんでこうするか?こうすれば上手くいくからです」と結構な頻度で言う。
    • これについては「先に解答を見てから解説を考えているのではないか」という批判もある。だが実際他の方法だと上手くいかないことが多いのでこのセリフが出た時は定石の一つと思った方が良い。
    • 時間に余裕があるときは、失敗例を実際に板書してくださることもある。
  • 現役クラスで一度演習テストの実施を忘れてしまったことがあったが、教務が授業直前に唐突に演習テストの存在を通達したことが原因らしい。その日の内に解説プリントを制作し配布してくださったので何ら問題はなかった。教務のせいなら仕方ない
  • 質問対応については、丁寧ではあるのだが、ある程度自分でやってどこでわからなくなったのか、自分で手を動かしてやったがうまくいかなかったなどを提示しないと突っ返されたり説教されたりすることがある。雲幸一郎師のそれと大体同じである。
    • 師は「そういう質問に対して手取り足取り教えて私の評価が上がったところで生徒のためにならないから意味が無い」と仰っている。
    • 質問内容を明確にしていけば、かなり高度な内容でも大学範囲の内容も交えて丁寧に教えてくださる。
  • 下位クラス?を白い目で見ることがある。(ただその大半はそのクラスのせい)
    • しかし、下位クラス?の授業で解き方がわからなくなってしまった際に学生に助けてもらったことがある。
  • 数学研究SSにおいて2019年度の東工大の問題を含め、殆どの問題を「簡単でしたね」と言って締める。
    • なお、2019年度の東工大の数学は、普通は受験数学屈指の難問という見方がほとんどである。

担当授業 Edit

 1号館?,3号館?,市谷校舎,自由が丘校,町田校,大宮校,横浜校に出講。

通期

春期講習

夏期講習

冬期講習

直前講習

直前Ⅰ期
直前Ⅱ期

出講なし

人物 Edit

  • “久保恵介”名義で東進など古くから予備校で教鞭を取り、3号館をはじめ、大宮校横浜校といった大規模校舎スーパー東大理系コースにも出講しているベテラン実力派講師
    • 数学講師にしてはミスが多い部類だが、それを加味しても実力派と称して差し支えはないはずである。
    • 師が執筆した参考書の後書きでも生来のおっちょこちょいであると書かれている。
  • 師が授業でコンピューターを使い始めたのは1999年頃なのだそう。当時師は30代で、東進と掛け持ちしていたこともあり、今の倍くらい稼いでいたらしい。
    • 東進で稼いだ分を1台75万円のプロジェクター2台につぎ込んで、100インチのスクリーンとプロジェクターを片手に2号館?3号館?4号館?を飛び回っていたとか。
      • ちなみにそのスクリーンは現在2号館?にあるらしい。
  • 個別指導に批判的である。曰く、「予備校というのは講師がやっているのを目で見て耳で聞いて手を動かして盗むものです。私からどうにか盗んでやろうと思ってください。そうしたら実力はつきます。だから私からしたら個別指導なんて愚の骨頂なんですよ!」とのこと
  • ∫の中のax+bなど和や差が含まれている被積分関数に()を付けない人の人間性が理解できないらしい。
    • 公園をパンツ一丁で歩くほど恥ずかしいことだと師は言う。
  • 2009年に18歳年下の女性と結婚。
    • 師曰く元駿台のクラス?担任で、かつて3号館?SBの担任を務めた際SAの担任(後述)とタッグを組んで、SBでは史上最多の合格者を出したという逸話を持つ。
      • 奥さんは新人研修の際に、現在の市谷校舎校舎?に泣かされたらしい。それをダシに師が市谷校舎の単焦点プロジェクターを拝借して3号館?で使用したこともあった。ちなみに定価20万円の品を12万円で購入したものだそう。
    • 現在は「機械を使わないドルチェ教室」をされている。主にジェラートを作られているらしい。人気は上々のようで、検索をかければ上位にヒットする上、多くのメディアで取り上げられている。インタビューでは駿台勤めだった頃に触れることも。
      • 「是非お母さんやお姉さんに宣伝して下さい。味も腕も保証しますよ・・・というのをやれと脅されたんですよねぇ。録音すれば良かったな。」
    • 新作のたびに試食させられ今のブヨブヨ体型になってしまったらしい。確かにパンフレットの写真はもっとシュッとしている。
    • また、奥さんはぬいぐるみが好きらしく、海外旅行にデカいリラックマを持って行く事も。
      • ちなみに師はリラックマの絵が上手い。
    • 逆に師もジェラートが好物。日本で質の高いジェラートにはなかなかお目にかかれないそうだが、東京駅に良い店があり、御茶ノ水や横浜の帰りに立ち寄るのが日々の楽しみなんだとか。浮気とか言ってはいけない。
      • 「たまにはねぇ、違う味も欲しくなるんですよ」
    • 大宮校校舎?(Yさん)には借りがある」らしい。
      • ちなみに先生の奥様がSBの担任の時、YさんはSAの担任だった。
      • Yさんは2018年夏から3号館の校舎長になられた。
      • 師は「どこぞの予備校と違ってクラス担任はパートじゃないし、特に3号館にきているあの人もLAの担任は奥さんの1年年下ですごい人で、今の校舎長は…(略)」と言って後期の不安にかられ出す時期の3号館の学生を励まされた。
  • 神楽坂の辺りにお住まいらしい。
    • 以前は家の周りにたくさんの印刷工場があったのだが、悉く潰れてマンションに変わっていったのだとか。
  • 授業の際に黄色い指し棒(先が手の形をしている)を必ず持ってくる。要所々々で使っている。
  • 有村昆に激似。宮根誠司や高田純次にも若干似。角度によってはねづっちにも見える。
  • 毎授業必ずと言っていいほどくしゃみをする。鼻炎持ちなのだろうか。
  • 石川博也師と仲が良い。
  • かつて「2ちゃんに入り浸っている」と語ったこともある。授業中更に発展できそうな問題を見て「夢がひろがりんぐ」と言ったことも。
    • その他にも「『俺この戦争が終わったら結婚するんだ』みたいなフラグが立ってますよね」「このイキった式を」などネットスラングを用いることもあるので、恐らく現在もネラーなのであろう。
    • 2018年のセンターFAの際には、授業内容と直接は関連しない公式を3つほど解説した後、使わないであろう公式へのフォローとして「武器は多い方が安心できますよね?あんまりないと『そんな装備で大丈夫か?』みたいな事になっちゃいますから」と仰っていた。
      • それの元ネタ、かれこれ10年近く前のものなのだが通じた受講生はいたのだろうか…?
  • 学生時代は漫研だった。コミケにも出展し誰も立ち止まらない地獄の時間をただただ耐えていたらしい。
    • 「空間図形3Dが廃講にさせられたら同人誌にしてコミケにでも出しますか。またあの苦痛に耐えなきゃいけないかなぁ」
  • ネット上で師のことを「マジキチ」と書かれているのを見たことがあるらしい。
  • 自称"コミュ障"。
  • よくくしゃみをする。以前はマイク?を切らないため音が爆音になっていたが、最近はくしゃみの前にとっさにマイク?をオフにしてくださる。
  • 本音と建前が口癖。
  • 数学科に入ったことを未だに後悔しているらしい。
  • 自虐をよくなさる
    • 「私のはじじいの脳ですから」「学生の頃は理系のクソガキでしたから」「私のような体型の人が全力ダッシュしたら、心臓麻痺を起こしますよ」「」
  • イタリアが好き。イタリアのバイクメーカー、ドゥカティの名前が時たま授業に出てくる。奥さんもイタリアでジェラートやドルチェを学んでいたようなので、つまりそういうことだろう
    • そのためか、空間図形のCGを見せる際、立体図形をパルマハムに例えたりする。
    • 「元々イタリアの魅力を教えてくれた最初のきっかけは家族なのですが、その時からお菓子やジェラートはじめ、イタリアの食文化に特に惹かれていました。」(某サイトより抜粋)
  • iPad Pro 12.9インチモデルを所有している。
  • かなりのアウトドア好きである。特に長野が好きで、よくキャンプに行かれるそうだ。
    • キャンプから帰って間もない授業ではくしゃみの頻度がかなり上がる。
    • ちなみに奥様もキャンプ歴が長い。
  • 大学院時代、教授ともめて辞めさせられたそう。
    • 専攻は超準解析だった。
  • 30代のころ、講師を1年休職してICUに社会学を学びに行かれたのだとか。
    • 当時は医学部への進学が今よりさらに厳しく、医学部の滑り止めとしてよくICUが受験されていた。そのため、在学中教え子に見つかってしまったこともあったらしい。
      • 「『先生こんなところで何してるんですか!先生のせいで医学部落ちましたよ!』って俺のせいじゃないよ…(笑)」
  • 師は自身を「おやじ」や「じじぃ」と言うが、年齢の割には若く見える。
  • 2017年度、3号館?でのアンケート?結果が史上最悪だったらしく、3号館?に出講できなくなるかもしれないと嘆いておられた。
    • 2018年度以降も無事3号館?に出講している。
  • 3号館の出講こそ無くならなかったものの、私文クラスの生徒の質問を邪険にしたところ当局にお呼び出しを食らった。更には担当クラスを削られてしまったため2018年は暇だと言う。
    • 「扇型の面積公式教えてって言われたからそんなもん自分で考えろと追い返したんですよ。そしたらママから電話が入って、偉い人にみっちり怒られました。お陰で暇なので皆さんはレベルの高い質問しに来て下さい」
    • 横浜校では午前中早々に授業を終わらせ、夜間の現役クラスまでずっとスマホをいじるか寝ているかのどちらか。
  • 師はこんな日本(特に少子高齢化)にしてしまった責任を感じられているようで(師の世代がという意味で)よく若い世代に申し訳ないという趣旨のことをおっしゃる。

著書 Edit

【久保恵介名義】

  • 『数学IIをはじめからていねいに 図形と方程式・三角関数編』(久保恵介 東進ブックス/ナガセ、1995年10月)
  • 『数学IIをはじめからていねいに 指数・対数関数 微分・積分法編』(久保恵介 東進ブックス/ナガセ、1995年12月)
  • 『数学Bをはじめからていねいに ベクトル・複素数平面編』(久保恵介 東進ブックス/ナガセ、1996年3月)
  • 『大学入試センター試験・私大入試 本番で勝つ! 数学Iの「超」合格(うかりかた)講座(シグマベスト)』(久保恵介 文英堂、1997年3月)
  • 『大学入試センター試験・私大入試 本番で勝つ! 数学IIの「超」合格(うかりかた)講座(シグマベスト)』(久保恵介 文英堂、1998年8月)
  • 『大学入試の得点源 確率(数学I数学B) 苦手分野の徹底克服で合格を決める(シグマベスト)』(久保恵介 文英堂、1998年10月)
  • 『エチュードビデオ数学 No.10 三角関数・指数対数関数 数II』(久保恵介 日教販、1999年11月)

齋藤寛靖名義】

  • 『進研ベストセレクション 標準問題集 数学II(進研BOOKS)』(ベネッセコーポレーション、1996年2月)
  • 『エチュードビデオ数学 No.9 複素数と複素数平面 数学B』(日教販、1999年9月)
  • 『単位が取れる 線形代数ノート』(講談社、2003年6月27日)
  • 『単位が取れる 微分方程式ノート』(講談社、2007年3月1日)
  • 『単位が取れる 微積エッセンス』(講談社、2012年4月24日)
  • 『今なら解ける! 大人のための東大数学入試問題』(講談社、2014年11月12日)
  • 『おうちで作るイタリアンジェラート』(世界文化社、2017年5月20日)*1




*1 師の奥さんである齋藤由里さんの著作