大川忠
Last-modified: Fri, 29 Dec 2023 16:55:40 JST (477d)
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大川忠(おおかわ ただし)は、駿台予備学校化学科講師。元代々木ゼミナール講師。
経歴 
- 1972年、東京大学理学部化学科卒業。
- 東京大学大学院博士課程修了。
- 理学博士(東京大学)。
- 博士論文「赤外分光法及び反応速度解析による不均一触媒反応の研究」
- 駿台予備学校化学科講師(1982 - 年度)。
- 元 代々木ゼミナール講師。
授業 
- 受験化学としてのテクニックを教えることを批判し、化学自体への根本的な理解を促す。
- かなり深い所まで解説する。
- 大学の先生が高校範囲の授業をしてみたら…というイメージ。
- 希望者にvan't Hoffの式の証明のプリントを配布していたこともある。有機分野ではLiAlH4についての話もあった。
- あまり実戦的ではなく、授業自体も抑揚がなく単調で切る学生も多かった。
- 天才肌の講師であり実力も確かなもの。その分、演習問題の解答はあっさりしている。
- よく時間前から授業を始める。早く終わる訳ではない。
担当授業 
過去の担当授業 
人物 
- 福間智人師、鎌田真彰師、田中茂師といった人気実力講師が相次いで移籍、退職した細川政権下は重用されていた。
- 市谷校舎SAをかつては担当したり、他講師を差し置いて『東大入試詳解』を著したりと、駿台内での評価は高い模様。
- 以前は東大進学塾エミールにも出講していた。
- 近年は第一線を退きつつあり、レギュラー授業や講習会をほとんど持っていない。
- 高校の化学教育法に疑問を投げかけ、かつて「高校化学をわかりやすくする会」を設立するなどしていた。
化学教育に関する論文や記事が、日本化学会などから出ている。 - 子供の頃から始めたというヴァイオリンはかなりの腕前で、アマチュアオーケストラでコンサートマスターを務めるほどという。
著書 
学習参考書 
- 『国公立・難関私大受験 徹底化学I・II(シグマベスト)』(大川忠 文英堂、2010年9月27日)
- 『化学の新研究』(三省堂)に対抗して出された本書は非常にクオリティの高いものである。
新研究の不出来さがよく分かる。 - 西村能一師も少し関わっている。
- 新研究を越えろと、本当はもっと高度な内容が盛りだくさんだったのですが、著者曰く売れるために書き換えられたとのこと。
- 残念ながら新課程版は発売されていない。
- 『化学の新研究』(三省堂)に対抗して出された本書は非常にクオリティの高いものである。
- 『東大入試詳解 25年 化学 2017〜1993』(大川忠 著 駿台文庫、2018年3月1日)
- 『東大入試詳解 25年 化学 <第2版> 2019〜1995』(大川忠 著 駿台文庫、2020年3月18日)
- 『東大入試詳解 25年 化学 <第3版> 2023~1999』(大川忠 著 駿台文庫、2023年12月11日)