赤本 の変更点
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*概要 [#p6a96531] -教学社が出している大学別の年度版過去問集の俗称。 --有名大学については、科目別の過去問集もある。 -昔からある、過去問集の代名詞的存在である。 *特徴 [#d44f079b] -表紙が灼けやすく、赤本というよりは橙本になりやすい。 -判型が小さく分厚いので、極めてコピーしにくい。 -''解答・解説の質はあまりよろしくない''(ことが多い)。 --様々な予備校の講師が当番制で作成する。 ---原稿料は上位校ほど高いらしいが、奈良県立医科大学でも5万円程度しか貰えないそうだ。 ---喜壽屋仁志師曰く、センター国語の赤本は学生のアルバイトが書いたものだから青本か黒本を使うようにとのこと。 ---渡辺幹雄師も、東大の赤本は世界史の大論述さえ大学院生が書いたものであり、解答例としては不十分としていた。 ---武富直人師も学生時代、無名大学の赤本を作成していたとのこと。 ---私立高校の数学教師が依頼されて書いていることも多いらしい。 --どうしても解答に納得できない時は講師に質問してみよう。 --大学側の正しい解答は誰にも分からない以上、赤本に限らずどの答えも鵜呑みにすることなく、多面性を持って問われていることを考える事が肝要である。自分の答えとの差異を研究し、作成プロセスを詳らかにすることも勉強になる。 --「大事なのは解答例の違いじゃないの!共通点なの!」(大島師談) --マイナー校の解答は誤植、誤答が地味に多い。 --玉石混淆であり、中には青本より優れた解答・解説もあることはある。 -使用時期については、「年度始めから解く」のか「直前期に解く」のかは講師によって様々な意見がある(「過去問」参照)。 -センター英語のリスニングCDは音声が1回しか流れない上、解答時間も短いので注意。 --本番同様にやるならば記載されているQRコードを読み取り、ホームページ上の音声データを使った方が良い。 -駿台各校舎にも常備されている。 --校舎によって品揃えにバラツキがある。 ---市谷校舎は、医学部設置大学しか置いておらず数が少ない。センターの過去問は一冊もない。旧帝大+α(青本が出ている大学)は自分で買えと言われる。 ---藤沢校では、2020年度の通常の医系コース廃止が決定した際、2019年度から既に医学部の赤本の導入を取り止め、生徒と担任の間で一悶着あったらしい。 ---旧柏校では、5年分ほどほとんどの大学分用意されていた。 --単科医大など出版数の少ない大学のバックナンバーはプレミアムが付いており、駿台でもパクられやすい。 -出版社に注文してもバックナンバーは販売してくれない。 --プレミアムが付きやすい半面、ブックオフでは廉価で大量に売られていることもある。 -受験生の代名詞的存在でもあり、テレビドラマでも受験生の本棚や机の上に必ずと言っていいほどある。 -受験生の代名詞的存在でもあり、テレビドラマ等でも受験生の本棚や机の上に必ずと言っていいほど置いてある。 -授業にあまり出ない[[フロホ>フロンティアホール]]主(≒多浪生)御用達の%%おしゃれで小粋な%%必須アイテムである。 -2021年入試において、横浜国立大が共通テストのみ(二次試験なし)となったことで、横浜国大の赤本の店頭販売が中止になった。 --どうしてもという人のみに注文で販売するようである。 *難関校過去問シリーズ [#i2a3ced0] -難関大の科目別過去問題集。 -1965年シリーズ刊行。 --年度版の発売ではない。 -一部、駿台講師も執筆しており、青本ともろに競合している。 --%%駿台の東西対立の象徴として語られる。%% --塚原哲也師の東大の日本史、佐藤雅史師の東大の英語(~第5版)、竹岡広信師の東大の英語(第10版~)、柳田緑師の東大の古典、桑原聡師(元講師)の東大の現代文など。 --東大の生物は、大森徹師ではなく、他予備校の大森''茂''先生なので要注意。 -古い過去問は価値が高く、受験生だけではなく参考書マニアや転売ヤーにも人気がある。 -駿台が対抗して、青本の『東大入試詳解シリーズ』、『京大入試詳解シリーズ』を出版している。