筒井正明 の変更点

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筒井正明(つつい まさあき)は、文学者。翻訳家。現 明治学院大学名誉教授。元駿台予備学校英語科講師。

*経歴 [#i12687d4]
-1943年3月26日生まれ。
-東京府東京市((現・東京都江東区))生まれ、大分県大分市育ち。
//東京府東京市が東京都になったのは昭和18年(1943年)7月なので、東京都東京市はおかしく、東京府東京市が正しいのではないか?
-1966年、東京大学文学部英文科卒業。
-1969年、東京大学大学院文学研究科修士課程修了。
-東京大学文学部英文科助手。
-1972年、中央大学法学部専任講師。
-1975年、中央大学法学部助教授。
-1978年、明治学院大学文学部英文学科助教授。
-1981年、明治学院大学文学部英文学科教授。
-明治学院大学大学院文学研究科(英文学専攻)教授。
--「アメリカ文学 (20世紀小説)」担当。
-2013年、定年退職。

-その間、駿台予備学校、一橋学院で、長年に渡り大学受験生対象の英語の非常勤講師も務める。

-明治学院大学文学部英文学科名誉教授。
-明治学院大学英文科卒OB ソーシャルネットワーク(仮称)顧問。
*授業 [#wc1c12ba]
-授業形態としては前以て生徒に黒板に訳を書かせて添削するスタイルもとっていた。
-師の授業は行間を読むセンスを鍛える授業であった。
-口が悪い部分もあったが、人間味があり受講生の心を打ち感動する者も少なくなかった。
-通期の英文解釈教材CHOICEは特に名講義として名高かった。
-『大学入試 英文解釈 その読と解(駿台受験叢書→駿台受験シリーズ)』(駿台文庫、1987年 絶版)で、その講義の一端を垣間見られる。
-最終講義の録音テープを金澤貴之群馬大学教育学部教授が所有している。

*担当授業 [#wef46374]
//<知っている担当講座がありましたら、追加してください。>
//<記入例(通期以外は≪担当校舎名≫のみ記入)
//-≪講座名≫
//〔≪担当校舎名≫-≪担当クラス名≫,≪担当クラス名≫〕>
//〇〇〇〇には担当している西暦を入れてください。(ex:-2018-、-2018/19-)
**通期 [#neb63bff]
//-≪講座名≫
-CHOICE EXERCISES
--[[アカデミー校>アカデミー校舎]]・[[午前部私文1>スーパー早慶上智大文系]] 1989年度
--お茶の水校市谷校舎・[[午前部理3α>スーパー国公立大医系α]] - 1989年度
----後任は田丸延男師。
**季節講習 [#o5efecc5]
*人物 [#q78980e5]
//<講師に関することを書いてください。>
-アメリカ文学研究者。翻訳家。
--専門はアメリカ文学 (20世紀小説)。

-東大助手時代から30年間、駿台予備学校に出講。
-駿台の黄金期代表的講師の一人。
-「静の奥井、動の筒井」と並び称された。
-奥井潔師には、長内芳子師とともに“若手”と称されていた。
-非常に歯切れの良いさっぱりとした語り口 
-例年、市谷校舎に出講して、CHOICEを担当していた。
--学生の「おはようからおやすみまで」という訳に激怒したことがある。
-一橋学院にも出講していた。
-GIC 学研大学受験指導センター『大学入試現役合格システム アドバンストコース 英語1~20』を担当。
--1995年頃の録音と思われるCD20枚に及ぶ音声講義と詳細な解説テキストが収められている。
--受講者へのメッセージ性は、他の著作や講義と一貫するものである。
-『英語教育』(大修館書店)に「英文解釈演習室」を連載している。
-駿台講師引退後も駿台教育研究所の教育研究セミナーで、「チョイス」を教材にした講座を開設したことがある(2017年度)。

【参考文献】
-筒井正明(2017).「駿台には、『チョイス』がよく似合う(百周年記念号)」, 駿台教育研究所編『駿台教育フォーラム』第31号, pp.183-196, 2017-08, 駿河台学園駿台予備学校.
**発言集 [#yb665186]
-「これは、東大の2次試験で出題された文章ですが。見ての通り難しい単語もないですが、上手く訳せなかったでしょ。君たちは、今日からこの文章を上手に訳せるようになるための勉強をします。それがこの講義での目標です。」
-「この講義は,最終講義の,そのまた最終」
-“Count your life by smiles, not by tears.”
-“Count your age by friends, not by years.”
“Count your age by friends, not by years.”
-「君たちの人生を,流した涙でなく,浮かべた微笑みの数で数えて下さい。
君たちの年齢を,過ごした年月でなく,作った友達の数で数えて下さい。
さよなら!元気で!」
--最終講義でこう言って,廊下,通路まで溢れる受講生の拍手の中,颯爽と去って行った。

*著作 [#jb4a5225]
//<著作がある場合、//を削除して追加してください。>
**学習参考書 [#l2749143]
-『英文読解演習 英文構造の徹底理解 内容の的確な把握』(筒井正明 編 篠崎書林、1974年)
-『核心を突く英文読解力養成25選』(筒井正明 編 篠崎書林、1993年)

-『大学入試 英文解釈 その読と解(駿台受験叢書)』(駿台文庫、1987年)


**一般書 [#md1e0923]
//-『≪タイトル≫』(≪出版社≫、≪発売日≫)
-『ヘンリー・ミラーとその世界』(南雲堂、1973年)
-『真なる自己を索めて―現代アメリカ文学を読む』(南雲堂、2009年)
-『本格派のための 「英文解釈」道場』(大修館書店、2010年) 
-『続・本格派のための「英文解釈」道場』(大修館書店、2017年)

**翻訳書 [#ha25366c]
//-『≪タイトル≫』(≪出版社≫、≪発売日≫)


**論文 [#m71d3e88]
//-「≪論文タイトル≫」, 『≪掲載誌≫』, 掲載頁, 発表年月日, ≪出版社≫.
-筒井正明(2017)「駿台には、『チョイス』がよく似合う(百周年記念号)」, 駿台教育研究所編『駿台教育フォーラム』第31号, pp.183-196, 2017-08, 駿河台学園駿台予備学校.

-『文学に飽きた者は人生に飽きた者である―筒井正明先生喜寿記念論文集』(鈴木章能・安藤聡 編著/J.Hillis Miller ほか著 音羽書房鶴見書店、2020年3月)
--特別寄稿:文学を読むことの意味 筒井正明