白鳥永興 の変更点

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[[白鳥永興]](しらとり ながおき)は、元[[駿台予備学校]]古文科講師。

*経歴 [#yae099bb]

-慶應義塾大学法学部入学。
-慶應義塾大学文学部人文社会学科美術史学専攻卒業。


*授業 [#s445cb0e]
-文章ごとにまず要点をPで簡潔に示し、読み進めながら精密に解釈するポイントを☆でまとめてくれる。
--復習に役立てよう。[独自研究]
-語句の用例やその変遷に詳しく、文法や解釈の考え方を一般的な教え方より応用しやすい形でまとめてくれる。
--一から体系的に説明するわけではなく、ある程度基本的なことが分かっている生徒が知識を使えるものとして整理し直すための授業と言える。
--そのため担当するのは上位クラスが多い。

-板書はポイントのまとめが中心で、それを踏まえたうえでの問題の解答や解釈は口頭で済ませることも多い。
--下記の通り配布されるので困ることはない。
-担当しているテキストの模範解答、現代語訳は自作したものを[[プリント]]にしてまとめて早い段階で配布する。
--そのため自習がしやすい。
--この[[プリント]]にはその文章で扱われる要点・ポイントについても記載がある。

-授業時間に一切余裕がないのに、平気で雑談をしだすため、基本的に授業時間はオーバーする。
--だが、それも良さの1つだろう。[独自研究]

*担当授業[#dd2f8ae1]
-2018年度前期まで例年、お茶の水校([[3号館]]),[[仙台校]]に出講していた。
-かつては、[[京都校]]、神戸校、名古屋校、[[横浜校]]、市谷校舎、池袋校にも出講していた。
-[[午前部理3α>スーパー国公立大医系α]]時代から市谷校舎に出講し、1993年度には引退なさった高橋正治師の後継としてお茶の水3号館[[東大理系スーパー>スーパー東大理系]]で「古文Ⅰ」を担当した。
-1990年代-2010年代に渡って関谷浩師や上野一孝師とともにお茶の水校の東大スーパーコースを担当した。
-以前は、[[横浜校]]で、[[特設単科]]「古文 白鳥講座」(1993年度月曜日)が開設されていた。
-また、2000年代前半ごろまで横浜校で高1国語の古文(現代文は水野孝師が担当)を担当していた。
-講習会では「[[東大古文>東大古文/夏期講習]]」や「早大古文」などを中心に担当。
--2004年度には秋本師の「京大古文」を代講そたこともある。
--早大古文の以前のテキスト編集者。後任は田畑千恵子師。
--東北大古典の以前のテキスト編集者。後任は武田明子師。
--2018年度、担当していた夏期講習すべて代講となった。後期も担当していたクラスは代講となり、以降の出講はない。
-以下は、2017年度までの情報。

#fold{{{
''通期''
-[[古文Ⅰα>古文Ⅰα(基幹教材)]] [[3号館]]-LA、[[仙台校]]-SX,SA,SB,LA
-[[古文Ⅰβ>古文Ⅰβ(基幹教材)]] [[仙台校]]-SP,SQ
-古文A/東大古文テスト演習 [[3号館]]-SX,SY
-高3スーパーα東大古典 [[3号館]]
}}}
#fold{{{
''[[春期講習]]''
-[[古文特講]] [[仙台校]]
-早大上智大国語<現・古> [[お茶の水校]]
}}}
#fold{{{
''[[夏期講習]]''
-完答を狙うセンター古文 [[お茶の水校]]
-[[古文特講]] [[お茶の水校]]、[[仙台校]]
-[[東大古文>東大古文/夏期講習]] [[お茶の水校]]
-[[早大古文]] [[お茶の水校]]
-東北大古典 [[仙台校]]
-早大文系実戦テスト オンデマンド・サテネット
}}}
#fold{{{
''[[冬期講習]]''
-[[古文特講]] [[お茶の水校]]、[[仙台校]]
-[[東大古文>東大古文/冬期講習]] お茶の水校
-東北大古典(仙台校)
-センター古典パーフェクトレクチャー オンデマンド・サテネット
}}}
#fold{{{
''[[直前講習]]''
 直前Ⅰ期
-[[古文FA-センター正答選びのテクニック-]] [[お茶の水校]]

 直前Ⅱ期
-[[東大プレ古文演習]] [[お茶の水校]]
-東北大プレ古文演習 仙台校
}}}

*人物 [#r39d087c]
-白くてふさふさの髪にスマートなスタイルで、さわやかで優しいおじいちゃんという感じ。
--ジェントルマンな見た目だが、「通期初回授業を忘れる」「通期最終講の1回前なのに締めの挨拶をしてしまう」「模試実施日で休講なのに出講してしまう」というグランドスラムを達成した伝説の講師でもある。(大島師談)

-慶應義塾大学法学部に入学したが、三年時に文学部に転部した(人文社会学科美術史学専攻卒業)。
-学生生活が大好きだったらしい。

-高橋正治師引退後は、関谷浩・秋本吉徳両重鎮に次ぐ「古文科第三の男」と呼ばれていた。
--実際に高橋正治師引退後(1993年度)の東大理系スーパーの「古文Ⅰ」を引き継いでいる。

-高卒クラスや著作では田畑千恵子師とペアを組むことが多い。
-高卒クラスや著作では田畑千恵子師とペアを組むことが多かった。

-決めゼリフは「ジャジャジャン!」
-「(低い声で)ハイぃ!」と言うのが口癖。
-本人曰く、生徒側を向きながら字を書いてしまうのが癖。
--手元を見ていなくても字は整っているが、しばしば脱字がある。

-授業中は終始笑顔である。
--ただ、授業に熱がこもってくると真顔になり動きがダイナミックになってくることがある。怒っているのかと不安になるほど熱心に説明した後、それまで以上のとても清々しい笑顔を見せてくれる。
-授業の途中、ふと思い出したことを我慢できずに喋ってしまうという感じで、特にオチのない雑談をすることが多い。
--ウケを狙ったものではないが、師の話す様子がとても楽しそうなので教室が和む。



-質問に行っても笑顔。
--あらかじめ配布されている模範解答と比べてここがわからないという形で質問すると、かなり深い内容まで教えていただける。

-お茶目なお人柄である。
--ある若い職員に勧められたらしく、「今日はレッドブルというのを飲んで来ました」と授業始めに報告し、その日はホトトギスの鳴き声を実演するなどかなりテンションが高かった。お酒を飲んだような感じがするのでもう飲まないと言っていた。その翌週、白鳥師のファンであろうLAのある生徒がレッドブルを持ってきたらしく、師はそれを嬉しそうに話していた。
--熱いものを食べて口の中を火傷してしまい「今日はラ行がうまく言えません」と断ったことがある。
--お昼が近づくと突然「お腹空いてきちゃったなぁ」と言ったりする。4限は5分程度余っても切り上げてしまうことが多い。

-南海ホークスの大エースだった杉浦忠氏のファンで、授業中に杉浦氏のサイドスローを華麗に(?)再現なさったことがある。

-ある講師のツイートによりお亡くなりになってたことが判明した。

*著書 [#i68d55f3]
-「王朝びとの生活ノート―古文の理解を深めるための42話」(荒井光三・石井秀夫・白鳥永興 共著 聖文社、1990年12月)

-「めざせ!80パーセント センター試験国語I・II」(永島貴吉、白鳥永興、三宅崇広 共著 桐原書店、2001年7月1日)
-「めざせ!80パーセント センター試験国語」(永島貴吉、白鳥永興、三宅崇広 共著 桐原書店、2005年7月1日)
-「ズバリ攻略! センター試験古文・漢文」(白鳥永興、斉京宣行 共著 桐原書店、2005年8月1日)

-「古文 読み取りの技術(大学受験スーパーゼミ徹底攻略)」(白鳥永興 編著 桐原書店、2007年12月1日)
--桐原書店の再編(ピアソングループからの離脱)により大幅に削除されてしまったラインナップのうちの一冊。
-「ライジング古文―最高レベルの学力養成」(桐原書店、2009年12月1日)

-「古文必修問題集 [演習編](駿台受験シリーズ)」(田畑千恵子・白鳥永興 共著 駿台文庫、2005年4月15日)
-「国公立標準問題集 CanPass 古典(駿台受験シリーズ)」(白鳥永興・福田忍 共著 駿台文庫、2013年3月25日)
-「古文インプット52―文法・和歌の修辞・演習―(駿台受験シリーズ)」(白鳥永興・田畑千恵子 共著 駿台文庫、2017年12月21日)
--何らかの教材で古典文法を通して学び終えている学習者が、《1》古典文法の復習・まとめ・総括をしながら、《2》[古典文法を解釈に応用する具体的な方法]=[古典文法の根拠を以て、訳文を詰めていく具体的な方法]を身につける本。
--古典文法既修者を対象としているので、古典文法を何も知らぬ人が手を出してもダメです。