田沼貴雄 の変更点

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田沼貴雄(たぬま たかお)は、駿台予備学校物理科講師。

*経歴 [#gb9209fb]
-上智大学理工学部卒業。

*授業 [#z91fd578]
-駿台物理科(関東)においては、非主流派である''not微積物理派の講師''である。
--微積はあくまで理解を深めるための手段であって、必ずしも物理の本質とは限らないと言っており、微積に固執しすぎるべきではないと言っている。
--解答には微積を使う必要はないという旨のことを言うだけであり、微積自体を否定しているわけではなく、解説では微積を使うことはかなり多い。
--師は、微積を高校物理において多用%%(濫用)%%することを、高度な物理とは考えていないようである。
--無理に微分公式を用いるのを避けて、区分求積を用いて説明しようとするので、保存則の導出などは却って分かりにくかったり、不自然な流れになってしまうこともある。


-説明は丁寧。スピードもちょうどいい。
--ただ、口調や声色と相まって、集中して聞いていないと多くのことを聞き逃す。

-板書も統一されていないことが多い。



-授業ではほぼ毎回、講義プリントと講義で扱う内容に関連した問題のプリントを配る。
--講義プリントには一通りの解説が書かれているので、最悪プリントさえあればなんとかならないことはない。
--ただし、講義ではプリントに書かれない本当に重要なポイントの口頭説明がなされたり、プリントと異なる解法や、より発展的な事項についても詳しく触れたりするので、プリントをもらって満足してはならない(授業を切るなどもっての外である。案外師の授業を切った者は物理が得意な気になっているだけなことが多いそうなので、切る学生は実力がないのかもしれない。)。
--また、プリントの随所にEXERCIZEと称して、テキストの問題に対しての追加設問が掲載される。
--過年度のものをそのままコピーしているため、プリントが見づらいという意見もあるが、クオリティは高い。基本事項の説明やテキストの解答解説に加えて、関連する補充問題と意外と充実している。
-わからないところは本人に直接聞けば、丁寧に対応してくれる。
*担当授業 [#gd447686]
 お茶の水校3号館,市谷校舎,横浜校に出講。

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''通期''
-物理S Part2(3号館-SD、横浜校-SE)
-物理Hs Part2(市谷校舎-SD)
}}}
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''春期講習''
-
}}}
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''夏期講習''
-物理β「SELECT」(お茶の水校、市谷校舎)
}}}
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''冬期講習''
-物理β「SELECT」(お茶の水校)
}}}
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''直前講習''
 直前<センター試験対策>
出講なし
 直前<私立大・国公立大2次対策>
出講なし
-(山梨大学医学部後期対策特別授業)
}}}
*人物 [#kc43156f]
-駿台物理科において、[[高橋和浩]]師や森下寛之師の台頭以前は、坂間勇師・山本義隆師に次ぐNo.3的立場にいた講師で、人気講師であった。
--井上望師の急逝により、当時はまだ若手だったにも関わらず、東大コースの上位クラスを坂間師とペアで担当するようになった(井上師急逝時の代講は山本師)。

-元々、微積をあまり用いない授業が人気の講師で、坂間勇師担当クラスからもぐりも発生していたが、高橋和浩師が台頭してからは人気がやや低下した。
--ただ、近年は微積派の筆頭講師らがやるような考察を多く講義するなど、講義内容自体は彼らと大差ないと言っていい程に微積を多用している。


-近年、微積物理派の講師とPartを分け合うことが多い。
--このため、師を好む学生とアンチの学生が出る。
--森下寛之師の授業は物理は理解できても合格からは遠ざかる、と反対派の意見もある。[要出典]
田沼師と森下師に教わるSBクラスでは、余裕で合格できる生徒は少数のため田沼師がベストであろう。実践的で簡潔に教えていただける。[独自研究]

-東大実戦模試で主に作問を担当していた。
--少なくとも2011年までは作問担当していたとの情報あり。それ以降は不明。
--某年度の第2回東大実戦の出題に関して、SEGを中心に出題ミスではないかという物言いが入り、それをきっかけに森下師に変わるようになったとの話も。
-90年代初頭までは北海道大学の青本の物理の解説を田沼貴雄師と常盤雪夫師が担当していた。
-以前は、駿台文庫から出されているセンター物理過去問の解説も執筆していたが、現在は溝口真己師が担当している。
-季節講習では、「物理β「SELECT」」、「東京理科大プレ物理演習」、「早大プレ理工物理演習」、「慶大プレ理工物理演習」などの教材を作成。

-物理Sの問題を「教育的な良問」と褒めることがよくある。
-しばしば髪の毛ネタをふる。「私は髪の毛はありませんが、未来を予知する能力はあるんですよ」などなど。
--ただ、本人が自称する予知能力は確からしく、早大プレや慶大プレの問題が入試本番で的中したことが何度かある。
-口癖は「老婆心ながら」
-森下師は田沼師を授業%%や鹿野師との廊下での雑談%%で「タヌマッチ」と呼んでいる。
--その雑談で鹿野師が森下師に「タヌマッチのモノマネで(森下師が担当せず田沼師担当のクラスに)入ってみてよ」と畜生発言をしていたので、鹿野師もタヌマッチと呼ぶことがある。
-授業の際なぜか教室の扉を閉めないことが多い。そのため教室外で鹿野師あたりがしゃべっていると音が入ってきて、結構うるさい。
-授業の始めに配布するプリントの数が全く合わず、教室の後ろの人が慌ただしくプリントの調整をしていてもお構いなしに説明を始めてしまう。教室の扉を閉めない件といい気が回らない人なのだろう。
--隣のクラスで授業をしていた鹿野師が授業後に「ここ開けてたの?」と聞きに来たことがある。田沼師の声は%%鹿野師ほど%%大きくないが廊下にまで響いたのだろう。
-意外にも暑がりのようだ。(教壇の上は照らされているので暑いのもあるが)
--プリントを配ったあと手で仰ぎながら教壇に上り、インターホンで教務に「空調、寒くしてください。」とおっしゃった。%%そのあと2時間でむちゃくちゃ寒くなった。%%
-長らくお茶の水地区のみの出講だったが、2020年度より横浜校に再出講することに。
--それに伴い季節講習でも横浜校に再出講する。
-坂間主任時代に「田沼の乱」を企て、坂間師をお茶の水から追い出したうえ、主任になろうとしたが、とん挫。
*担当授業(過去) [#r06ea497]
 1980年代〜90年代初頭

**通期 [#q4459eea]

-物理AⅠ(2時間)

-物理AⅡ(1時間)
--お茶の水3号館・[[午前部理1α>スーパー東大理系]]の上位2クラス(A組・B組) 1987年度 - 
---急逝した井上望師の後任。
---下位2クラス(C組・D組)は、例年、坂間勇師担当。
---物理AⅠは、例年、坂間勇師担当。

-物理SⅠ
--池袋校・[[東大理系スーパー>スーパー東大理系]] 1992年度
---2000年頃は、高橋法彦師(SⅡ担当)とペアを組んでいた。
--四谷校・医系スーパー SA・SB 2001年度(SⅡは辻川師)
-物理SⅡ
--お茶の水3号館・[[東大理系スーパー>スーパー東大理系]]の上位2クラス 1992年度、1993年度
---年度により、師啓二師(1996年度)、高橋和浩師)1998年度)が担当した年もある。
---下位2クラスは、例年、坂間勇師(1992年度、1993年度は平尾淳一師(=松岡秀樹師)、1996年度は高橋和浩師、1998年度は常盤雪夫師)担当。
---物理SⅠは、例年、坂間勇師担当。
--池袋校・[[早慶大理系スーパー>スーパー早慶大理系]] 1992年度

-教材不明 
--市谷校舎・[[医系スーパー>スーパー国公立大医系]] SC~SE(下位3クラス) 1999年度頃から(坂間師が市谷校舎を担当しなくなった年から)
--お茶の水3号館・[[東大理系スーパー>スーパー東大理系]] SC 2004年度頃から 
---高橋和浩師とペア
---上位2クラスは、山本義隆師と森下寛之師担当。

-物理S Part1
-物理S Part2
--お茶の水3号館・スーパー東大理系 SB・SC - 2019年度
---後任はSBが高橋法彦師、SCが水谷丈洋師。
--市谷校舎 SC  - 2019年度
---後任は水谷丈洋師。

-高3東大物理
--お茶の水校 1988年度

 横浜校にもレギュラー出講していた。[情報求む。]
**特設単科講座 [#b7aea6f1]
-物理・田沼講座
--1990年代半ばまで、お茶の水校で特設単科「物理・田沼講座」を受け持っていた(全盛期は2クラス開講)。
--「物理・山本講座」、「物理・常盤講座」、「物理・松岡(平尾)講座」とともに人気講座だった。
**講習 [#oce3e62d]
-[[東大物理]] 池袋校 1994年度
--年度により高橋和浩師(1996年度)、森下寛之師(1999年度)、坂間勇師が担当したこともある。
--お茶の水校、横浜校は、例年、坂間勇師担当。

-物理入門 お茶の水校 札幌特設会場(1991年度 春期)
-物理基礎 お茶の水校 横浜校 柏校(1994年度 春期)

-力学・電磁気学中級 お茶の水校 横浜校 (1992年度、1993年度 夏期)
-物理 お茶の水校 池袋校(1992年度 夏期講習)

-入試物理総点検 お茶の水校 横浜校(1992年度、1993年度 冬期)

-直前講習・北大物理
--1990年代初頭まで担当していた。

 札幌校が開設される前の札幌地区の講習会にも出講していた。
*著作 [#k1b403cf]
//-『〇〇〇〇』(出版社、〇年〇月〇日)