生物 新・考える問題100選 の変更点

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『''生物 新・考える問題100選''』は、駿台文庫から刊行されている大学受験用の生物問題集。
>著者:吉田邦久,佐野恵美子,布施敏昭,佐野芳史,橋本大樹
>著者:吉田邦久,佐野恵美子,[[布施敏昭]],佐野芳史,橋本大樹
出版社:駿台文庫
価格:1,200円+税
ISBN:978-4796117630
初版第1刷発行:2014/10/20
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>旧版『生物 考える問題100選』
ISBN:978-4796117425
初版第1刷発行:1988/11/28
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*概要 [#p7b66fd9]
-吉田邦久師を筆頭に、佐野恵美子・布施敏昭・佐野芳史・橋本大樹各師の共著。
-『新理系の化学問題100選』と同じく、かなり高難易度の問題集。
-旧版、1988年発行。新版、2014年発行。
-姉妹本に『生物 考える実験問題50選』があった。

*特徴 [#k8cba48e]
-表題の通り、いわゆる考察系問題のみが掲載されている。
--特に、教科書で漠然と理解した事象を深く捉え直す良問が多い。
--生半可な知識では太刀打ちならない。
--図や表の分析はもちろん、字数制限の細かい記述の対策も出来る。
--「市販でこれを超える難しさの問題集は恐らくない」と朝霞靖俊師は評している。『生物S』が一通り解けないレベルでは歯が立たないだろう。
--厳密に問題を解かなくてもリード文と問題解説を読むだけで得られるものは少なからずあるので、読書感覚で触れるのも一つの手段ではある。特に得意な分野で気になるトピックがあるなら目を通す価値はある。
-ただし改訂されたとはいえ2014年初版なので、最近の全体的な情報過多・難化傾向に伴い「やや難」程度になってしまった問題もある。(ホメオティック遺伝子など)
--また近年発展が著しいバイオテクノロジー関連のトピックはあまり充実していない。PCR法、ノックアウトマウスが限度。
--一方で代謝や動物生理、生態の問題は今でも十分通用する難問揃いである。
-%%「考えさせる」ことに重点を置き過ぎた結果%%、問の狙いが漠然としている問題も微妙にあるのであまり悩み過ぎないよう。
-東京大、京都大、東京医科歯科大、慶應大医学部などの超難関校や、単科医大など一風変わった問題を出す国公立大学を志望するなら解く価値があろう。
--「旧版は、生物が必修だった東京大学理科二類・理科三類の後期日程入試(現在は廃止)で定番問題集だった。」というのはデタラメで、定番だったのは、代々木ゼミナール(当時)の中嶋寛先生の『生物合否決定問題攻略38』(代々木ライブラリー)である。
*構成 [#b55173e8]
>序 生物界の階層性
I 生体のつくり
II 代謝とエネルギー代謝
III 刺激反応性と行動
IV 循環と排出
V ホメオスタシス
VI 生殖と発生
VII 交配と遺伝
VIII 遺伝子のはたらき
IX 個体群と生態系
X 進化と系統分類
結 総合問題