松本裕喜 の変更点

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松本裕喜(まつもと ゆうき)は、駿台予備学校古文科講師。

*経歴 [#la6a9d36]
-北海道札幌東高等学校卒業。

-2006年4月、北海道大学入学。
-2010年3月、北海道大学文学部卒業。
-2012年3月、北海道大学大学院文学研究科修士課程修了。
-2016年3月、北海道大学大学院文学研究科後期博士課程(言語文学専攻)修了。
--博士(文学)(北海道大学、2015年度)。
--博士論文「『伊勢物語』本文の研究」(2016-03-24)

-北海道大学大学院文学研究科共同研究員。
*授業 [#n5cce85f]
-前期の授業では助動詞の活用プリントを配り知識をつけておくようにとおっしゃる。
-各単元ごとにも訳のプリントが作成され配られる。
--生徒が全訳したものを師が添削してくれるがその際、担任や窓口などは仲介せずに直接アドバイスしてくださる。(3号館等の大規模校舎では仲介する)
--添削を出しっぱなしで受け取りに来なくなる生徒が毎年一定数いるようで、処分する羽目になることを嘆いている。
---お互いの時間の無駄になるので添削を出したらどれだけ遅くなっても必ず受け取りに来るようおっしゃっている。
-徹底した精読からなる解説は非常にわかりやすく、親しみやすい。(その分進度は比較的ゆっくりである)
--どんなに難解な文章であっても、独特の例え話や師の体験に基づくエピソードが引き合いに出されることで、内容を深く理解することができる。また、古典における世界観の理解にも繋がる。
--知っておくと便利な古文常識の紹介の際も、印象に残りやすい説明をしてくださる。具体的には極楽浄土をディスコに例えたりする。罰当たりな気がしないでもない。
-古文の全教材が頭に入っているようで、既出の文法事項が登場すると、「分からなかった人は、○○教材の○番とメモっとくように」とおっしゃる。英語科の大島保彦師も同様のことをなさる。知識の定着に最適である。
-品詞分解は緑色で分けた後に赤・黄色で、現代語訳は赤色で、文法事項のまとめは黄色で板書される。まとめはプリントに同じものが載っていることもある。きれいな字でカラフルである。
-結構な頻度で、授業の初めや板書の合間に「どうでもいい話なのですが…」という切り口で雑談を始める。
--実際かなりどうでもいい話である。あまりにもどうでもいいので毎回教室に謎の笑いが巻き起こる。
--「どうしてもお月見したくてですねぇ、今年はしたんですよ。ベランダに出て古文のテキストIβ、IIβって重ねて………いや冗談ですよ!?」
-とても親しみやすく質問対応は丁寧である。

*担当授業 [#vd5de360] 
 札幌校,お茶の水校(1号館,2号館,3号館),横浜校に出講。

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''通期''
-古文(基幹・共通テスト対策) (2号館-SF〜SJ、横浜校、札幌校SA,SH,SR,LX・LC,LP)
-古文S(講読編) (3号館-LA,LB、札幌校)
-古文(国公立大対策) (1号館、2号館-LE,SE、札幌校)
-古文(私大対策) (札幌校)
-古文T/東大古文テスト演習(お茶の水3号館-SY,SZ)
-高3東大理系国語(3号館)
-高3難関・古文(池袋校) 2022年度
-高3北大国語(札幌校)
-高3共通テスト国語(札幌校)
-高2選抜・国語(お茶の水3号館)
-高2標準・国語総合(札幌校)
-[[東大理系国語演習プラス>東大理系国語(現代文・古文・漢文)演習プラス]](お茶の水3号館)
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''春期講習''
-スタートアップ国語(札幌校)
-古文特講(札幌校)
-東大国語(お茶の水校)
-高2国語総合(札幌校)
-高1スーパー国語総合(札幌校)
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''夏期講習''
-夏の共通テスト古典(お茶の水校、札幌校)
-古文・読むための基本文法(札幌校)
-京大古文(お茶の水校)
-高2スーパーα国語総合(お茶の水校)
-高2古文特講(お茶の水校)
-高2国語総合(札幌校)
-高1国語総合(札幌校)
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''冬期講習''
-冬の共通テスト古典の攻略(札幌校)
-冬の共通テスト国語の攻略(札幌校)
-頻出古文読解(札幌校)
-私大古文完成(札幌校)
-真冬の古文論述演習(札幌校)
-東大古文(お茶の水校)
-京大国語(お茶の水校)
-高2スーパーα国語総合(札幌校)
-高2国語総合(札幌校)
-高1スーパーα国語総合(札幌校)
-高1国語総合(札幌校)
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''直前講習''
 直前Ⅰ期
-古文FA-センター正答選びのテクニック-(お茶の水校、札幌校)

 直前Ⅱ期
-真冬の古文論述演習(札幌校)
-京大プレ古文(お茶の水校)
-北大プレ古文演習(札幌校)
-私大プレ古文演習(札幌校)

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*人物 [#k03eeac8]
-国文学者(中古文学)。
--北海道大学大学院文学研究科共同研究員。
--和歌文学会会員。 
--北海道大学国語国文学会会員。
--中古文学会会員。 

-若手実力派講師。

-札幌校では文系理系とも全クラスを担当。
--朝から晩まで駿台にいる。
---2023年度は金曜日(1~5、7~11限)。
-2018年度後期は、白鳥永興師の代講で仙台校にも出講していた。
--千葉と札幌と仙台を毎週行き来するというタイトかつハードな生活を送っていた。
--この時、[[武田明子]]師が「イケメンだ」というようなことを言ってい%%たため、期待した生徒が多くいたが、実際は狩野英孝をさらに微妙にした感じの見た目で、サラッサラな髪と相まってがっかりされると同時に若干ネタ化し%%た。もちろん松本師に罪はない。
-2019年度より首都圏進出を果たし、通期授業を担当。
--2020年度からは、上野一孝師に代わってお茶の水3号館LA,LB、秋本師に代わってお茶の水2号館LE,SEに抜擢された。
--2021年度は、お茶の水3号館(SZ)、お茶の水1号館にも出講し、大宮校にも出講される。
--2022年度月曜は、大宮校→池袋校(池袋校は初出講)。
--2022年度火曜は、お茶の水2号館の理系クラスSF~SJの基幹教材を一気に5コマ担当する。
---2023年度は7コマ連続だが、5限は映像収録。
--2022年度水曜は、朝3号、昼2号で国公立大対策。
--2023年度から、秋本師の後継で横浜校に出講される(水曜7~11限)。

-講習の「東大古文」や「京大古文」も担当している。
--直前講習の「京大プレ古文」は満員になる勢いである。
--多忙を極めすぎである。

-若手かつ元札幌ローカル講師だが、松井誠師とともに、上野一孝師引退後の東日本古文科の中心になるかもしれない。
-高校時代は生徒会長を務めており、学校にアイスの自販機を設置することを推し進めたそう。
-染められたサラサラの髪の毛のため黒板に板書するときの僅かな振動で髪の毛全体が揺れ動く(せかせかと泳ぐクラゲのように見える)
--筆圧が比較的強い上、黒板の振動を体で受け止めるため板書する度に体が小刻みに震える。
-声が割と大きく高めであり、喋るのは比較的早い。
-「し」が「I」に、「て」が「T」にしか見える。%%逆に師が書いた「I」と「T」を見てみたいものである。%%
-服装がいつも派手。ポールスミスコレクションの柄シャツを好んで着ている姿をよく見られる。
--チノパンまたは白パンツにボタニカルな柄のシャツの組み合わせが非常に多い。
--ズボンはやや丈が短いのが好みのよう。高瀬師曰く、「本人(松本師)はおしゃれだと思ってやっているようだけど、高瀬にはおしゃれにちっとも見えませんけどね」とのこと。

-PUI PUI モルカーがお好きなようである。

-同年代の講師と親交が深い。
--久保田智大師とは、お茶の水3号館でいつも同じ机を使い、一緒にお昼ご飯を買っていらっしゃる。
--渡辺剛啓師とは、お互いの授業中の雑談でしばしば名前が登場する。
--松本師が休講した際には、宇野仙師が心配していらした。
-師がして下さる恋愛話は基本的に可哀想なエピソードである気がしないでもない。
-「裕喜」を「ひろき」と読み間違えられるのが悩み。かつて駿台当局にすら、チラシに間違って書かれたことがある。
--遂には某クラスの初回授業で、自己紹介をする際に自分の名前を「ひろき」と言ってしまっていた。
---直ぐに訂正なさったが、本人が間違えたのなら%%それはもう「ひろき」である%%

-北海道大学には後期合格らしい。
--前期試験では英語でパニックになり失敗し自暴自棄になっていたが、後期試験前日にふと勉強しようという気になり、たまたま見た世界史のある範囲が後期試験でドンピシャで出題され、そのお陰で合格したとのこと。
---ゆえに最後まで諦めてはならないという話を浪人生にはよくなさる。
-イラストを用いて解説する際、「中学時代の美術の成績が2だった」という話をよくなさる。
-2018年度から、千葉県に引っ越した。

-見た目はYouTuberの水溜りボンドのトミー、狩野英孝によく似ていらっしゃる。イケメンである。
--最近、以前よりよりイケメンになられた気がする。気のせいかもしれないが。
-ちいかわが好きらしい。
--栗まんじゅう先輩に似てるとそのクラスで評判になった。
*著書 [#f3c84d7d]
-『『和泉式部日記/和泉式部物語』本文集成』(岡田貴憲・松本裕喜 編 勉誠出版、2017年10月)
**論文 [#re0f8316]
-松本裕喜(2013).『「二条后物語」の成長――『伊勢物語』三段の注記的本文をめぐって――』, 国語国文研究 (142), pp.17-32, 2013-02, 北海道大学国語国文学会.
-松本裕喜(2014).『「このついで」本文改訂試案――「このはほろほろとたきのかたざまにくづれ」について――]』, 古代中世文学論考 (6), pp.216-234, 2014-04, 新典社.
-松本裕喜(2014).『『伊勢物語』六十三段「あひえてしかな」考――異本の有する古態性――』, 国語国文研究 (145), pp.14-28, 2014-06, 北海道大学国語国文学会
-松本裕喜(2016).『『伊勢物語』四十四段段末本文考』, 国語国文 85(1), pp.1-15, 2016-01, 臨川書店.