太庸吉 の変更点

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太庸吉(ふとり ようきち)は、駿台予備学校英語科講師。元河合塾英語科講師。

*経歴 [#h1c0ce0c]
-成蹊大学経済学部卒業。
--専攻はマックス・ウェーバー。

-元 志学塾講師。
-元 神田予備校講師。
-元 新潟予備校講師。
-元 研数学館講師。
-元 代々木ゼミナール英語科講師( - 1991年度)。
-駿台予備学校 英語科講師(1992 - 年度)。
-河合塾英語科講師( - 、2006 - 2023.1.27)。
-元 東進ハイスクール英語科講師(2011 - 2019年3月)。

*授業 [#e34d4f9c]
-毎回、水の入ったコップを持ってくる。
--多くの講師にネタにされている。大島師が喉の調子が悪く、紙コップに水を入れて持ってきた際、「別に太先生を馬鹿にしている訳じゃないんだけどね。」とおっしゃっていた。
--[[山口紹]]師も風邪をひいている時に水を飲みながら授業をやっており、その際に「こういう時は太さんの真似をさせて頂こうと思いまして」とおっしゃっていた。
--大島保彦師曰く「本人は水とか言ってるけど、実はお酒なんじゃないの笑」。
--代々木ゼミナール時代はココアだった。

-授業進度はかなり早い。
--非常に早口である。

-雑談はほぼない。
--英語以外の話は授業開始時プリントを配布するときの「えー皆さん。こんにちは。(その日の天候の話題一言)体調どうですか?」以外ない。
--雑談が少ないのは、駿台の50分授業によるもので、90分授業の河合塾での授業ではそれなりに雑談を挟む。
--代々木ゼミナール時代は、毎回、中央線沿線のお勧めのラーメン屋を紹介したりしていた。
--後期中盤の授業で1回だけ、冒頭にオススメの本を紹介される。

-プリントを使って授業する。
--筆記体で手書きのプリントで、ある生徒から「プリントの字が読みにくい」という指摘を受けた際、師はペン習字を習いに行ったらしい(T師談)。
--かつては板書中心で、その量は甚大であり、チョークの色を使い分けて説明していた。

-語順のままに読んでいき(スラッシュリーディング)、下線部訳のところは精読も使うというハイブリッドな授業。

-構文分析は記号を使用して行う。
--PとM2がよく出てくる。(師の授業が初めての人だと混乱するかも)
--Vを取る際、イディオム(動詞句)の形になっていると、そこをまとめてP(Phrase)ととる。
--実際、チョムスキーの生成文法では名詞句や動詞句(後続に続く単語を包括する場合も)を[NP],というように表記していく
--形容詞句をM1、副詞句をM2でとる。

-『英語構文S』では、構文にも触れる。
--どちらかというと読解の授業というべき授業内容で、かなりの速度で授業が展開される。
--テキストは早めに終わらせ、要約問題、パラグラフ整序問題など補充の読解問題を10セット以上も扱っていた。
--『英語構文S』よりも『英語入試問題研究S』や講習の読解講座、師が配布した補充問題などで真価を発揮した。
--文法は得意だけど長文になると点数が取れなくなる、という人には救世主となる可能性が高いという声も。

-本業が翻訳家だけあって、訳が流麗である。
--流麗ではあるが、「私の訳は意訳ではありませんよ。」ともおっしゃていた。
--流麗ではあるが、「私の訳は意訳ではありませんよ。」ともおっしゃっていた。

-質問・添削にも答えてくれる。
--添削は結構厳密にして下さる。
--何回か行くと、志望校や模試の成績を聞かれ、それについてアドバイスをされたりもする。
--終了時は毎回「頑張ってね」と言われる。
--ただし、学生のことはあまり覚えていない。

*担当授業 [#if3bafa8]
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*人物 [#g192205f]
-翻訳家。茶人、詩人としての顔も持つ。

-元代々木ゼミナール人気講師。
-受験英語業界におけるベテラン。
--代々木ゼミナール時代に既に「傷だらけの予備校遍歴」と自らおっしゃっており、当時からさらに駿台、河合塾、東進が加わった。
--代ゼミの仲本師が、「若かりし日に憧れ、尊敬し、教え方を参考にして真似した先生」の1人として太師をあげている。
-四大予備校全てで東大クラスを担当していた。
--代々木ゼミナール代々木校でも東大クラスを担当されておられた。[要情報]
-駿台、河合、東進で東大対策講座を担当。
--代ゼミでも立川校では担当していたかもしれない。
--河合塾、東進ハイスクールでは現在も東大対策講座を持っている。
--宮崎尊師と並び、東大英語をよく研究している。

-駿台では移籍組の外様にも関わらず、駿台2年目の1993年度に出向先の京都校で大人気を博し、3年目の1994年度からは関東でもオリジナル講座を持った。
-市谷校舎では例年、SA~SDの「英語構文S」を担当していた。
--2019年度より市谷校舎への出講をやめ、それに伴い新しく出講する増田悟師が受け持ってきた1号館LG,LJ,LK,LLの構文の授業を受け持つこととなった。構文をあまり取らない師であったため、市谷校舎の学力状況を考慮に入れた配置換えかもしれない。
--英語構文Sの前身のひとつであるCHOICE EXERCISESを担当していたことから、英語構文Sの担当が続いていた。
--構文にも触れるが、どちらかというと読解の授業というべき授業内容で、テキストは早めに終わらせ、要約問題、パラグラフ整序問題など補充の読解問題を約10セットも扱っていた。
--市谷校舎のSC・SDクラスは太師が英語構文S、齋藤英之師が英語入試問題研究NMを担当していたが、某師は「逆の方がお互いの良さが出ると思うけどな」と呟いていらっしゃった。このことについてヒデがネタにしていた。

-もうこの15年くらい(2022年度現在)ずっと週一出講で、駿台では第一線を退いている。
--現在では、駿台生からの知名度は低い。
--通期での担当は2019年度までは市谷校舎、2020年度からは1号館のみであり、他校舎での知名度は低い。

-体調を崩しやすく補講をすることが多い。
--2008年度の後期通常講義において4回休み、代講3回、且つ補講ですら代講を立てるという荒業をなさった(そして市谷の生徒に「フトリのゴメンネプリント」なるプリントが配られた)。

-河合塾でも人気があり、最後の冬期講習(2022年度)でも締切講座を出していた。

-構文よりも長文読解向きの講師という声もある。
--師の授業は構文のテキストよりも、補充問題や講習の読解講座などで真価を発揮する。
--文法は得意だけど長文になると点数が取れなくなる、という人には救世主となる可能性が高いという声もある。

-口癖は「表現リレー」「文尾の分詞構文」(→言い方がやや独特)「mayに△、butに△」(→大島師がネタにするのは主にコレ)
--大島師からは「表現リレーおじさん」と呼ばれている。
-かつては、英作文の例文暗記に、高梨健作先生著の『英語の構文150』(美誠社)を勧めていた。
-座右の銘は「氷のような情熱」。
-猪瀬直樹氏に似ているという声も。
--5代目三遊亭圓楽氏に似ていると言う人もいる。
-竹中太郎師は代ゼミ時代からの旧友である。
-いわゆるアナログ人間で、自宅の電話が黒電話らしい(大島師談)。
--以前は質問に来た学生に気軽に自宅の電話番号を教えていた。
-プロ野球ファンで、代ゼミ時代の1991年に大量の「週刊ベースボール」のバックナンバーを学生に譲ったことがある。
-珍しい姓で、父親は一文字姓の多い鹿児島県出身である。
--学生時代、出席の時、「た」と呼ばれたことがある(講義中の雑談より)。
-M市在住で、代ゼミ時代は立川校、駿台では八王子校に、例年、準地元として出講していた。
--現在、メインである河合塾でも立川校に準地元として出講している。

*担当授業(過去) [#s6b128a6]
-駿台が主だった頃は、お茶の水校1号館、3号館、8号館、四谷校(閉校)、新宿校(閉校)、池袋校、立川校、八王子校(閉校)にも出講していた。
-1993年度に京都校に週一日、出講して大人気だった。
--京都校生徒アンケート1位。
--冬期講習の京都校限定のオリジナル講座「長文読解法」が2講座とも締め切りになった。
-夏期・冬期講習の長文読解問題解体講座では超長文を扱っていた。問題量もかなり多かった。
-直前講習の「読解問題解法テクニック」(お茶の水校)は、非常に授業が速いため、6コマ(300分)にも関わらず、テキストには13題の長文が収録されていたこともある。

**通期 [#f398f71f]

 代ゼミから駿台に移籍した1992年度に、3号館の東大理系スーパーと高3の「東大英語研究」を、お茶の水校の私大文系ファインコース(選抜コースでは一番下)の「SELECT EXERCISES」を担当していた。

 年度によって、お茶の水の京大コース(8号館時代?)や新宿校等では「CHOICE EXERCISES」を担当していた。

 以前は、冬期講習の「一橋大英語」、夏期・冬期の「京大解釈」、春の「東大英語」をも駿台で担当していた。特に、「一橋大英語」は夏期・直前の佐藤治雄師との豪華コンビで開講していた。

 2007年度までは特設単科講座を持っていた。

 2019年度までは夏期・冬期・直前Ⅱ期に読解オリジナル講座も持っていた。
-東大英語研究
--お茶の水3号館・東大理系スーパー 1992年度
--お茶の水3号館・高3 1992年度
-SELECT EXERCISES
--お茶の水校・私大文系ファインコース 1992年度
--新宿校 東工大コース 1995年度
--不明 1997年度
-CHOICE EXERCISES
--一橋大セレクト お茶の水(5号館)
--お茶の水8号館・京大スーパーコ
--新宿校 東大文系スーパー、東大理系スーパー、早慶大文系スーパー 1993年度
--八王子校?
-英語長文A
--一橋大コース お茶の水校(3号館) 1996年度

-英語入試問題研究S/英語入試問題研究NT
--お茶の水校 東大文系スーパーLA~LC -2005年度
-英語構文S
--お茶の水校 京大スーパーSD/LD -2005年度
-英語構文S
--市谷校舎・スーパー国公立大医系αSA~SD -2018年度
--1号館・スーパー一橋大LG -2019年度

-英語構文S パートⅡ
--京都校・難関国公立大文系セレクト 1993年度
-英語総合問題A-I
--京都校・[[京大文系スーパー>駿台大阪校wiki:スーパー京大文系]] 1993年度
-英語研究Ⅰ
--京都校・難関国公立大文系セレクト 1993年度
-センター英語
--京都校・難関国公立大文系セレクト 1993年度

**講習 [#k00962c1]

***春期講習 [#mc303d85]
-東大英語
--お茶の水校

***夏期講習 [#lefcf6ae]
-基本英解
--お茶の水校(1992年度)
-京大英語(英文解釈)
--京都校(1992年度)
--お茶の水校 - 2010?

-長文読解問題解体講座-New Readingを通して- 1996 - 2020年度
--オリジナル講座。前身はサテネット講座。

***冬期講習 [#f93619d0]
-京大英語(英文解釈)
--京都校(1992年度)
--お茶の水校 - 2010?
-一橋大英語
--お茶の水校
-長文読解法
--京都校限定のオリジナル講座(1993年度)。
--2講座設置された。
-長文読解問題解体講座(完成編)-New Readingを通して-
--オリジナル講座。(1999-2020年度)

***直前講習 [#w12d6627]
-読解問題解法テクニック
--オリジナル講座。(- 2020年度)

**特設単科講座 [#sc0c3f46]

 1994年度から2007年度までお茶の水校と八王子校(2003?年度まで)にて通年の特設単科をもっていた。

 2007年度最終講では、テキスト終了後、初めて太師に関する話がなされ、話終了後教室からは自然と受講者全員が拍手をし、年間講座が終わった。
-英文を読む―精読から速読への旅路―
--お茶の水校・八王子校
-ミクロコスモス
--お茶の水校
-英文読解へのアプローチ―ミクロの視点とマクロの視点を通して―
--お茶の水校・八王子校

**高校生クラス [#nb9e63d8]
-高3スーパー英語・大意要約
--お茶の水校 1996年度
---高校生クラスには珍しい、実質、オリジナル講座だった。

*著書 [#c39c3b6f]
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-英文精読へのアプローチの項参照。