吉田邦久 の変更点

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吉田邦久(よしだ くにひさ)は、元駿台予備学校生物科講師。駿河台大学名誉教授。理学博士。

*経歴 [#a27cf0ae]
-1940年、大阪府生まれ。
-東京大学理学部生物学科卒業。
-東京大学大学院理学研究科博士課程中途退学。
-立教大学教授。
-1985年、立教大学を辞め駿河台大学設立準備委員会に参加。
-1987年、大学設立に伴い法学部長に就任。
-以降、現代文化学部長、副学長を歴任。
-2011年、駿河台大学退職。同大学理事・名誉教授。
*人物 [#v36e3599]
-上記の経歴からもわかるように、大学で教鞭を取られることが本職であった。
--駿河台大学設立に際しては鈴木伸一氏などと尽力され、学校法人としての駿台の発展に一役買った。
-その傍、駿台にも出講され授業内容など生物科の核を作られた。
坂間勇師や奥井潔師と同じく、大学との兼任で今の学風を生み出した往年の駿台らしい講師と言えるだろう。
--中島丈治師や大森徹師がまだ若手と呼ばれた頃の時代である。
--指田師などはこれを「ヨシダイズム」と呼び継承を心がけているそう。
--%%ただし、吉田師主任時代の生物科は現代文・地理と並んだ駿台の弱点と評されていた。%%

-かつては、受験生物業界で代々木ゼミナールの柴山文雄先生と共に二大巨頭だった。
--チャート式の筆者陣に名を連ねている?ところからも、受験生物業界の中心であったことが伺える。
---チャート式といっても、本家の方ではなく、「新総括」やその改訂版の「要点と演習」の方である。
---「新総括」の記述は論述問題向けに評価が高かった。

-著書も多く現在でも駿台文庫などで名前を見ることができる。
--東大青本や[[東大入試詳解25年 生物>東大入試詳解シリーズ]]では、現在も監修を務めている。

-趣味は古伊万里の蒐集と旅行。
-今は入間川の保全プロジェクトなどをやっておられるようだ。

*著書 [#gdb99edf]
**学習参考書 [#ueea5040]
-『図と表で見る生物』(駿台文庫)
-『新・図と表で見る生物』(駿台文庫)
-『必修 生物I 問題精選』(駿台文庫)
-『必修 生物 問題精選(駿台受験叢書)』(吉田邦久 駿台文庫、1985年)
-『センター試験短期攻略問題集 化学(駿台受験叢書)』(吉田邦久 駿台文庫、1991年)
-『短期攻略 センター生物基礎』(駿台文庫)
-『生物入門(駿台受験シリーズ)』(駿台文庫)
-『生物 考える問題100選』(駿台文庫、1988年)
-『生物 新・考える問題100選』(駿台文庫)
-『生物 考える実験問題50選』(駿台文庫)
-『生物用語集(駿台受験シリーズ)』(吉田邦久・出井満・大森徹・中島丈治・佐野芳史・小嵜可菜 共著 駿台文庫、2005年4月)
-『生物用語集 <改訂版>(駿台受験シリーズ)』(吉田邦久・出井満・大森徹・中島丈治・佐野芳史・小嵜可菜 共著 駿台文庫、2014年3月20日)

-『チャート式シリーズ 新総括 生物I』(数研出版)
--福井一成氏が東大理三再受験時に使用。
-『新制 チャート式シリーズ 新総括 理科I』(力武常次・野村祐次郎・吉田邦久 共著 数研出版、昭和59年11月1日発行(第1刷))
-『新制 チャート式シリーズ 新総括 生物』(小林弘・吉田邦久 共著 数研出版、1984/12/1)
--当時は、柴山文雄先生(当時、代々木ゼミナール講師)の『基礎からよくわかる生物』とともに人気があった。%%他に選択肢がなかった。%%
-『チャート式シリーズ 要点と演習 新生物IB・II』(数研出版、1997年)
**一般書 [#laa12d4d]
-『好きになる生物学』(講談社)
-『好きになるヒトの生物学』(講談社)
-『生物学を読む』(玉川大学出版)
-『生物学を読む』(吉田邦久 編 玉川大学出版部、1994年)