共通テスト の変更点

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*概要 [#iab98cc7]
-毎年1月に国が率先して実施する国公立志望者を振り分けるために行う試験である。
-元は前々身で1979年に導入された大学共通第1次学力試験(共通一次)。
--国は共通テストを高校教育の主軸と捉えており、本来は二次試験を全て廃止して共通テスト(到達度テスト)に統一し、大学を国の言いなりにしたいようである。(なお、現在でも補助金の減額を脅しにするなどして支配している)
--なお、前身であるセンター試験は2020年度までに完全に廃止される予定だったが先延ばしになった。(これについて新テストの英語対策を引っ張っていた佐山師は大変落ち込んでいた)
--その後継となる到達度テストに関しては、まだ未決定の事項が多く、お役所仕事っぷりがうかがえる。
---ちなみに、共通テストの試作版は2017年11月に公表され、全教科分の問題と解答が当該月の新聞朝刊に掲載された。
-私大専願者であったとしても共通テスト利用と呼ばれる受験方式で抑えられたり、二次試験の結果に加えて共通テストの得点を利用する場合があるのでやはり重要な試験になってしまう。
*特徴 [#e51e21a6]
-いまだ出題傾向がブレブレで安定せず、対策しにくい。

-建前上は「思考力を問う」ことになっているが、センター試験以上に短時間で大量の問題を処理する事務処理能力テスト&運ゲーになっている。

//-建前上は、教科書をベースとして作られた問題が多く標準的なレベルがほとんど(のはず)である。

//-範囲が広いため教科書レベルの確実な理解とケアレスミスをおかさない丁寧さが高得点には不可欠である。

-形式は二次試験に見られる普通の記述式とは違い全問マーク試験であるため、ある程度の量をこなし慣れることが必要である(毎年十分の対策を取らずに本番で独自の形式に対応できずに失敗するものが少なからずいる)。

-マークミスには気を付けるように。
--リサーチでA判定を取ってた大学がマークミスで点数に誤差が生じ不合格となり、その動揺で私大対策がうまくできずもう一年がんばりましょうという地獄を見ている人が少々いる。

-医学部受験に関しても、センター試験時代は(建前で)医学部は9割以上必須などと言われていたが、共通テストは(今のところ)超高得点者は極めて少数で、あまり差がつかなくなっている。
#br
-''2025年度(2022年度高校新入生)から新課程入試''となる。
--現行の6教科30科目から7教科21科目に。

 ①「情報」新設(大学が必須とすると科目増に)
 ②日本史・世界史は「歴史総合」とセットで、「歴史総合」が必須化。
 ③政経・倫理は「公共」とセットで、「公共」が必須化。
---数学C(ベクトル、平面上の曲線と複素数平面)も出題される(選択問題)。
*科目別各論 [#i2f96741]

 京大法学部。共テでは地歴・公民2科目のうち「歴史総合,日本史探究」「歴史総合,世界史探究」のどちらかを必ず選択せよ、とある。

 理系難関校と医学部(医学科)の多くは「歴史総合,地理総合,公共」は選択不可。
**英語(リーディング) [#v4880a5a]
**英語(リスニング) [#d0a15fb5]


**数学Ⅰ,数学A [#b8fac400]
**数学Ⅱ,数学B,数学C [#b9769566]
**国語 [#qe3c0b28]




**地理総合,地理探究 [#c2a98c92]
 地理B→地理総合,地理探究
**歴史総合,日本史探究 [#r017a9d3]
-歴史総合は入試科目としては「歴史総合、日本史探究」「歴史総合、世界史探究」で選択するパターンが多くなりそうだが、大学入試センターが公表した試作問題を素材に判断すれば、知識は中学校レベル。
私大で歴史総合を出題するならば、中学校レベルの知識をもとに出題してほしい。もしその自信がないのなら歴史総合を出題しないか、歴史総合(日本史分野)、歴史総合(世界史分野)という出題内容にしてほしいものだ。
もちろん、いくつかの大学が文科省の顔色をうかがってか、こうした指定を公表している。
これを批判する動きがあると聞く。しかし、歴史用語としては日本史しか扱わないけれども、歴史総合という科目で学んだことがら(概念や歴史の見方・考え方)は問う、という姿勢であれば問題ないのではないじゃないか。
モノは言い様かな(笑。
これが一般化すれば、入試科目としての歴史総合は形骸化しますけど、それでいいと思うのです。
受験を目標としないほうが歴史総合らしいと思うのですが。
(塚原哲也師Twitter(@tsukatetsu)より)

-共テの「歴史総合・日本史探究」試作問題に即せば、歴史総合分野は清水書院の教科書でも対応できる。トップレベルの進学校でも東大・京大など国公立大志望なら清水書院のもので十分(東大・京大は2次で歴史総合を入れていないし)。
共テ本番も(そして私大も)このレベルで作問してほしいものです。
(塚原哲也師Twitterより)

-共通テストを意識すると、旺文社の『全レベル問題集日本史2 共通テストレベル』あたりの平易な問題集を併用しながら教科書を読みたい。
設問に出てくる選択肢一つひとつを教科書に戻って確認する。その箇所がまずは覚えたい知識。
一問一答はあくまでもサポート。
(塚原哲也師X(旧Twitter)より)

-「歴史総合,日本史探求」「歴史総合,世界史探求」それぞれに配当される歴史総合の問題は、内容が全く異なる。
**歴史総合,世界史探究 [#yd888e5a]



歴史総合の教科書は、あれこれ総合的に判断すると、帝国 or 山川の青。
世界史探究は帝国。
異論は認める。
(Twitter@KU80TA2018wより)

-歴史総合・世界史探究で求められる日本史の範囲はごく基本的な内容なので、中学の歴史の知識を土台に肉付けする感じで大丈夫そう。
**公共,倫理 [#p0ba5fb4]
**公共,政治・経済 [#d08f2640]
-公共だけの勉強でも意外といけちゃう?(共通テストだけなら)
--政経の基礎は公共で拾えるから6割、7割取れればいいやってレベルなら公共だけ絞って勉強するのもあり?
**地理総合,歴史総合,公共 [#xf7a117f]
 一見、ヘビーな科目だが、理系難関校と医学部(医学科)の多くでは選択不可で、『現代社会』のような扱いになりそう。
 『地理総合,歴史総合,公共』を選択すると、文系・理系ともに東大・阪大・九大・神大は受験できない。

-「地理総合,歴史総合,公共」の中の「歴史総合」は、日本史探究、世界史探究とセットになっている問題2つを合わせたもので、大問2つで構成されている。範囲は同じ。
**情報Ⅰ [#ja8480df]
**旧情報(仮) [#k5ee5fec]














*過去問 [#p14f2dde]
-過去問に関しては赤本は量はあるがアルバイトが作っているという話もあり実際間違いも多いので微妙である。また我らが青本も量が少ないのが難点である。実際共通テストに関しては黒本%%だったりZ会が出している緑の表紙の物%%(Z会からの過去問集の出版は無くなった)の方がよろしいかもしれない。
--数学に関しては単純な計算トレーニングや計算ミスを削る練習台として使いやすいので、赤本も積極的に使っていくべき。例年の出題形式からある程度予測を立てることも出来るので、予備知識的な意味での対策は最も易しいだろう(ただし上記の通り計算ミスなどが起こりやすい)。
--英語および理科は上にもある通り易しめの二次試験、という印象が強い。二次対策をやっていけば自然と解答力は付くので、あとはタイムアタックあるのみである。
--社会に関しては、日本史や世界史はともかくそれ以外の科目は割とクセが強く、赤本を使うべきかもしれない。
--国語もクセが強く、配点的にも一問のミスが致命傷になる場合が多々ある。模試や予想問題集は形式が同じなだけの別物と割り切った方がいいかもしれない。共通テスト国語対策は過去問だけにしろと仰る講師も多い。
*講習 [#q16e726e]
-冬休みになり切羽詰まって講習を取る人もいるが、早いうちに夏期-冬期-直前とどのように共通テスト対策を行うかを検討しておくべきである。対策が早ければそれだけ冬直の負担は軽くなるし、じつは全く同内容の講座を夏期講習期間中にも開講していることもある。また自習でまかなえる教科もあるだろう。ただ、共通テスト対策はなんとかなるだろうとタカをくくって何も考えないでいるのは多浪のリスクが増える。
>以下は駿台の共通テスト対策講座群である。
夏期講習/共通テスト対策講座
冬期講習/共通テスト対策講座
ファイナルアタック講座