佐野恵美子 の変更点

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佐野恵美子(さの えみこ)は、元駿台予備学校生物科講師。

*経歴 [#i9d07871]
-お茶の水女子大学卒業。

*授業 [#ieb9df2d]
//<授業スタイルなどを書いてください。>
-授業の初めには「こんにちわっ」と言いながら笑顔で教室に入ってきた。休憩明けは「おつかれでーす」と言いながら笑顔で入ってきた。

-声は大きくなくゆっくりとした口調。ボソボソの一歩手前といった感じで眠気を誘うこともあった。
--声は似ていないが、ドラえもんみたいな話し方であった。「〜なんだね」
--優しい方なので寝ていても怒ることはなかった。
--横浜校では1,2限を担当しているため、女子生徒も含めて結構な人数がうとうとしていた。

-生徒がある程度の勉強をちゃんと継続しており標準の内容は完璧になっていることを大前提とした、発展事項が中心の授業。
--教科書レベルのさらに上を目指したい生徒からの支持があった。
--具体的にいえば第一学習社の『スクエア図説生物』で発展として掲載されている事項が多かった。
---このレベルのテーマが入試で出題される際は基本的にリード文がつくとは言え、知っておけば解き易さは多少変わる。なので無意味な授業ではないが、やっぱり対象者は限られた。
--そのため、基本事項の説明はかなり省略された。上級者向けの授業を練ったら、一周回って大雑把になったという感じであった。

-授業は問題解法を軸に進められた。
--問題解説の前にテーマごとの解説を行い、教科書を読んだだけでは見えてこない盲点などを確認した。
--最終的な答えはプリントを配布して確認し、問題にまつわる基本事項や背景知識を軽く解説。その後解き方に言及していくという流れ。
--師はまずざっくり口頭で話をして、その内容を「今言ったように……」とこれまた大雑把に要点を板書していく。そのため、口頭説明を聞き逃すことなく理解し、ノートにその都度口頭説明で聞いた点を補う必要があった。

-板書ではポイントを抜き出してひたすら並べていた。
--板書を書くスピードは結構早かった。消すのも早かった。
--書く構成は結構雑。問題ごとに進んでいくので基本的に脈絡がない。
--なのでテーマを筋道立ててに教えてくれていても、朝霞靖俊師や河崎健吾師の授業に比べたらだいぶ荒くブツ切りであった。
--「怪しげな図だね」と言って、%%なんとも言えない%%図をよくお描きになった。

-テキストの講義問題のみならず、チャレンジ問題集や補強問題、あるいはオリジナルプリントを使用して、重要な問題は漏れなく扱って下さった。

-最新の研究や大学教養レベルの深い話も受験する上で知っておくと良いものは紹介されていた。
--師自身も、東大教養学部図説編集委員会編『図説生物学』を愛用していた。
--大学進学後、分子生物学などの授業で師が授業で話した事項に関する講義を受けることもしばしば。

-授業の雰囲気は英語科の船岡富有子師と似通っていた。
-特に医系生物に携わってきた年数は相当のもので、過去問や傾向などの情報は随一。
--師の実力は医系生物でこそ輝く?ので、普通のことしか話さない通期授業や東大コースでは大したことないという声も。
--一方で、たとえ東大コースでも、生物の内容を深く教えてくださる佐野恵美子師のほうが、生物の内容より科学的思考を重視する佐野芳史師よりも得るものが多いと感じる人もいた。

-毎回の授業において「生物必修一問一答集」というプリントを配布した。
--全範囲分もらうと相当な量になり、知識の確認に極めて役立った。
--授業中には基礎事項が中心とはならないため、これで基礎を徹底しておくとよかった。
--人気があり、ネットオークションやフリマアプリで取り引きされている。
--途中途中に「がんばれ!!!(^^)d」や「ひと休み・・・(^◇^)ノ」などの師からのコメントが書いてあり%%かわいい。%%励まされる。

-プリントは大量に刷って大雑把に流すので毎度後方の席がざわついた。
--小教室では、人数分を丁寧に数えて渡してくださった。

-延長はほとんどせず、ほぼ時間通りに休憩を取り時間通りに終わった。
-かつてツンベルク管を加熱したあと急冷して爆発させたことがあったら。
-たまに「えぇっ」と言い軽く体を仰け反らせた。

-好き嫌いが結構わかれた。
--一通り生物を学び得意な生徒からすれば、知らなかったポイントをまとめるだけで済むのでゆったり受けられた。一方で、再度学び直したい生徒やきっちりした授業が好きな生徒には、かなり穴が多く物足りない印象を受けた。
---まだ学習途中の現役生は逆にわからなくなる可能性もあった。
*担当授業 [#za35c913]
//<知っている担当講座がありましたら、追加してください。>
//<記入例(通期以外は≪担当校舎名≫のみ記入)
//-≪講座名≫
//〔≪担当校舎名≫-≪担当クラス名≫,≪担当クラス名≫〕>

 市谷校舎,横浜校に出講していた。

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''通期''
-生物S Part2(横浜校)→佐野芳史師が代講
-生物東大対策演習Ex(横浜校)→佐野芳史師が代講
-高3スーパーα医系生物(市谷校舎)
}}}
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''春期講習''
-スーパー生物(横浜校)
-医系生物(お茶の水校、市谷校舎)
}}}
#fold{{{
''夏期講習''
-生物特講(横浜校)
-遺伝特講(お茶の水校)
-高1・2生物(お茶の水校)
-高1・2生物基礎(横浜校)
}}}
#fold{{{
''冬期講習''
-生物特講(横浜校)
-医系生物(横浜校)
}}}
#fold{{{
''直前講習''
 直前Ⅰ期
-センタープレ生物基礎
-センタープレ生物

 直前Ⅱ期
-生物頻出テーマ演習(お茶の水校、大宮校、横浜校)
-慶大プレ医系生物演習(市谷校舎)
-東北大プレ生物演習(お茶の水校)
}}}
*人物 [#o596b5c6]
-2022年度の途中に退職。

-講師歴30年を超える大ベテラン。
--もう一人の佐野師と共に生物科の中心で、東日本生物科の主任的立ち位置にいた。
--東日本地区生物科を代表し『生物S』『生物H』の編集に朝霞靖俊師と参加していた。
--上記の授業スタイルも随分長い間変わっておらず、最先端の話題まで把握する師の勤勉さが伺える。が、同時に師への賛否両論も昔から続いているものであった。
---朝霞靖俊師が市谷校舎に出講していた頃は、師の授業を切る生徒も少なくなかった。また、両名が出講している横浜校での人気はやはり朝霞師が圧倒的であった。
-佐野芳史師と自身を区別するため、芳史師を「佐野くん」と呼んでいた。
-誤解を恐れずに言えば、「すごく人の好いおばちゃん」。いつもにこにこしていた。テキストにない問題をもっていっても丁寧に解説してくれるし、色々な相談ごとに乗ってくれたりした。

-得度しており、副業として僧侶の活動を行なっているらしい。
--ベテランの割に担当授業が多くないのはこのためなんだとか。講習は特に少なかった。
--剃髪なさっており、普段はカツラなのではと噂されていた。実際、年度の変わり目あたりで髪型がガラッと変わることがあった。


*語録 [#j40776b7]
-「こんにちわっ」
-「おつかれでーす」
-「今言ったように……」
-「怪しげな図だね」


*著作 [#n64d515b]
//<著作がある場合、//を削除して追加してください。>
**学習参考書 [#s95408c0]
//-『タイトル』(出版社、発売日)
-『生物 新・考える問題 100選(駿台受験シリーズ)』(吉田邦久、佐野恵美子、布施敏昭、佐野芳史、橋本大樹 共著 駿台文庫、2014年10月9日)
-『大学入試共通テスト 生物 単元別問題集』(佐野恵美子・布施敏昭・佐野芳史・指田敦史・橋本大樹 共著 駿台文庫)

-『進研WINSTEP生物基礎』(佐野恵美子・橋本大樹・山下翠・河崎健吾 執筆協力 ラーンズ、2012年11月)
-『進研WINSTEP生物』(佐野恵美子・橋本大樹・山下翠・河崎健吾 執筆協力 ラーンズ、2013年9月)
-『進研WINSTEP 生物基礎』(佐野恵美子・橋本大樹・山下翠・河崎健吾 執筆協力 ラーンズ、2012年11月)
-『進研WINSTEP 生物』(佐野恵美子・橋本大樹・山下翠・河崎健吾 執筆協力 ラーンズ、2013年9月)


-進研WINSTEP 生物基礎[改訂版]2017/10/10
-進研WINSTEP 生物[改訂版]2018/09/18

-進研WINSTEP 生物基礎[新課程版]2021/12/15
-進研WINSTEP 生物[新課程版]2022/12/15


-『イチから鍛える 生物演習 10 min.(大学受験TERIOS)』(佐野恵美子、河崎健吾 共著 学研プラス、2020年5月8日)