薬袋善郎 のバックアップ(No.8)
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- 薬袋善郎 へ行く。
- 1 (2022-01-23 (日) 07:41:39)
- 2 (2022-02-10 (木) 01:13:31)
- 3 (2022-02-10 (木) 20:45:44)
- 4 (2022-02-16 (水) 11:00:22)
- 5 (2023-01-12 (木) 03:19:05)
- 6 (2023-03-11 (土) 17:13:53)
- 7 (2023-04-25 (火) 15:11:51)
- 8 (2023-04-25 (火) 16:38:14)
- 9 (2023-08-15 (火) 10:39:36)
- 10 (2023-09-18 (月) 12:14:39)
- 11 (2023-09-19 (火) 08:38:04)
- 12 (2023-11-29 (水) 19:24:05)
- 13 (2023-11-29 (水) 20:32:41)
- 14 (2023-11-30 (木) 09:58:34)
- 15 (2023-11-30 (木) 23:43:28)
- 16 (2023-12-01 (金) 10:20:53)
- 17 (2024-02-28 (水) 11:38:07)
- 18 (2024-06-13 (木) 11:43:23)
- 19 (2024-06-18 (火) 13:10:03)
- 20 (2024-07-09 (火) 08:58:11)
- 21 (2024-08-08 (木) 13:53:47)
- 22 (2024-08-08 (木) 23:29:34)
- 23 (2024-09-28 (土) 14:31:22)
- 24 (2024-10-07 (月) 10:13:37)
薬袋善郎(みない よしろう)は、予備校講師、実業家。薬袋塾代表。メープルファーム出版部主宰。
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経歴
- 1980年、東京大学法学部卒業。
- 元 駿台予備学校英語科講師(1982 - 1999年度)。
- 元 代々木ゼミナール英語科講師(1999 - 2005年度)。
- 元 日本教育フォーラム・プレカレッジコース講師(1999 - 2006年度)。
- 薬袋塾代表。
授業
- 伊藤和夫師のやり方とは一見異なってるようにもみえる、英文の文法的な分析の仕方(本人はFrame of Reference:フレイム・オブ・リファレンス:F.o.R.:判断枠組みとよんでいた)による授業を展開していた。
- 異なるというより、伊藤先生の持っていた要素を肥大化させ、英文の一字一句を過度に「意識化」して、教授法の「幼稚化」を行なった。(入不二、1997)*1
- Frame of Referenceの概要は師が大学受験生だったときに考えており、伊藤師の構文主義とは直接の関係はない。
- ぱっとみそのようにみえるだけであり、本質的には異なっているわけではない。
- frame of referenceは辞書にも載ってる「社会科学の基本用語」で、「この概念が、私の体系の性格にピッタリだったから、そう呼んだら、当時の駿台の校舎長がF.o.R.って名前をつけて、いつの間にか固有名詞みたいになっちゃっただけ。」(ご本人Twitterより)
- F.o.Rとは動詞に従属する文構造と句と節の内外に対する動詞の働きに注目して一文一文意識的に構文を取って行く読解法であり、これを無意識に実行できるようになることで、F.o.Rを意識することなくスムーズに英語を読み進めるようにする、という方法論である。特殊な理論ではなく、普通の構文読解と本質的には変わらない。むしろ本質を浮き彫りにする方法論である。
- 英文を誤魔化すことなく徹底的に理詰めで読んで行く授業であるため、最初のうちの師の授業の進度はF.o.Rの導入もあり、非常に遅く、1時間で数文進むのが精一杯なほどであり、その後も非常にゆったりとした進度であった。
担当授業
通期
- 英語構文演習B 1991年度
春期講習
- 英語構文への招待 1991年度
- 薬袋師が初めてもった個人の単科講座。
夏期講習
- 英語構文のエッセンス 1991年度
- 英語構文のオリエンテーション 1995年度
冬期講習
- 英語構文の完成 1991年度
直前講習
- 直前・英文法最終チェック 1991年度
- 英語ファイナル・アタックII 1991年度
高校生クラス
特設単科講座
- 逆転の英語/逆転の英語 PART II
- 当時「逆転負けの英語」と揶揄されました(笑)(本人Twitterより)
人物
- 見た目はかなり上品で優しげなおじさんで、人当たりもよい。
- 妻は化学科の滝澤佐衣子師。
- 独特な書面・活字の著書多数。
- 英語学科でも英文科でもなく法学部出身。
- 駿台時代は、初学者、中級者には非常に人気があったが、英語の得意な学生からの人気はいまいちだった。
- 伊藤和夫師の助手時代、普段は3号館の向かいの研究社ビルにあった広い英語科研究室で仕事をしていて、伊藤師に電話で呼ばれると、アカデミー校の上の階にあった伊藤師個人の研究室に行って指示を受けた。(薬袋善郎師Twitterより)
- 駿台時代は次期主任候補と言われていた。
- 通常授業においては、中級クラスの英語構文演習を担当し、
現役のクラスも数多く担当していた。
また季節講習でもオリジナル講座を担当し、締め切りを連発するなど好評を博していた。
- 初級者や英語が不得意な生徒に英文の読み方を一から指導することに持ち味を発揮した。
- このような授業であったため、2学期にに入るとある程度実力がつき、師の授業を自主的に「卒業」する受講生が後を絶たなかったが、師のおかげで英文をキチンと正確に読めるようになったという生徒は非常に多い。
- 駿台時代末期には、TIMEやNEWSWEEKなどの時事英語をF.o.Rで読み解く(その上で受験対策もする)講座を開講していた。
- 代ゼミ移籍後も、F.o.Rを用いた初級者向けのクラスや駿台時代に取り組んでいたTIMEやNEWSWEEKなどを素材にした講座をサテラインで担当していた。
- が、パラグラフリーディング全盛期であり、「英語を一文一文和訳していたのでは試験時間内に英文を読み切ることはできない」などという論理が幅を利かせ、師の授業はいまいち振るわなかった。
- 代ゼミ移籍後はなぜか急激に人気が凋落した。
- 本人は伊藤師の本を自著で推薦したりもしており、決して伊藤師(ひいては駿台英語科)のやり方が気に食わなかったりしたわけではなかったらしい。
- Frame of Referenceは伊藤和夫先生の「構文主義」の進化系として捉えられることもあるが、薬袋師が大学受験生だったときに既に概要を考えていた。
- 当時、回りの同級生があまりにも品詞・働き・活用のことを知らないので「僕は英語の参考書を書く」って言ったら、鼻白んでいた。
- F.o.Rについては、師の著書を通じて習得することができる。
- 社会人の英語学習者向けの入門書もある。受験生の英文解釈入門本としても適しているので、興味のある者は手に取ってみると良い。
- 『速読英単語』(Z会出版)の出版より先に同様のコンセプトの単語集を企画していた(本人談)。可
- 自分で決めた単語集をやり終えると、判子を押していただけた(印可証明)。
- たい焼きは「浪花家総本店」より「わかば」。
- 旧四谷校の近隣にある有名な行列店である。
著書
- 『英語構文のオリエンテーション』(駿台文庫、1995年12月)
- 『英語リーディングの秘密』(薬袋善郎 著 研究社出版、1996年10月10日)
- 『英語リーディングの真実』(薬袋善郎 著 研究社出版、1997年8月10日)
- 『君の運命を変える 入試英文 速読王伝説(研究社バーチャル予備校シリーズ)』(共著 研究社出版)
- 絶版でプレミアムが付いている。
- 『基本からわかる 英語リーディング教本』(薬袋善郎 著 研究社出版、2000年4月25日)
- 通称、青リー教。
- 『TIMEを読むための10のステップ』(研究社出版)
- 『TOEICテスト スーパートレーニング 基礎文法編』(研究社出版)
- 『思考力をみがく 英文精読講義』(薬袋善郎 著 研究社、2002年11月25日)
- 『学校で教えてくれない英文法』(薬袋善郎 著 研究社、2003年7月25日)
- 『かならず覚えられる 薬袋式 英単語暗記法』(薬袋善郎 著 研究社、2004年11月24日)
- 『ゼロからわかる 英語ベーシック教本』(薬袋善郎 著 研究社、2006年3月13日)
- 『名文で養う英語精読力』(研究社出版)
- 『英語リーディングの探究』(薬袋善郎 著 研究社、2010年8月23日)
- 『基本から鍛える 英語リーディング教本 ドリル』(薬袋善郎 著 研究社、2014年4月22日)
- 『英語リーディングの奥義』(薬袋善郎 著 研究社、2019年4月19日)
- 『基本文法から学ぶ 英語リーディング教本』(薬袋善郎 著 研究社、2021年11月22日)
- 通称、黄リー教。
- 『英語で読む!日本の歴史を決めた公文書』 (東京書籍)
- 『「本当」の基本を理解する 英語リーディングパズル』(東京書籍)
- 『英語構文のエッセンス』(メープルファーム出版部)
- 『英語構文のエッセンスStage1、2、3』(メープルファーム出版部)
- 『ミル『自由論』原書精読への序説』 (研究社出版)
- 『江川泰一郎 英文法の基礎』(江川泰一郎 著/薬袋善郎 解説 研究社、2014年3月26日)