高3スーパーα化学 のバックアップ(No.4)


設置校舎 Edit

 お茶の水校池袋校自由が丘校吉祥寺校横浜校千葉校津田沼校、広島校

目標大学 Edit

 東大、京大、東工大などの最難関大学

特徴 Edit

  • 前期に講義形式で有機化学全分野(天然有機化合物、合成高分子化合物も扱う)を仕上げ、後期はテスト演習形式で実戦力を強化する。
  • 数学の成績でも認定は取れるが、理論化学・無機化学についての基礎知識があることが前提となる。
  • 高2スーパーα化学」との一貫カリキュラム。
    • ではあるが、テキスト作成者や担当講師は(津田沼校担当の高野辺康介師を除いて)全く一貫していない。
    • 高2スーパーα化学」の受講生からは「(引き続き)増田重治師に担当してほしい」という声が多く聞かれるが、実現したことはない。

テキスト Edit

  • 名称は『高3化学Sα』。
  • 作成者は中村雅彦師。
  • 前期のみ。
  • 後期はテキスト交付なし。
    • ただし、10月初旬に、無機と有機の必須知識がまとめられた40ページほどの講義資料(管理番号付き)『高3化学Sα 必須知識の整理(無機・有機)』が配布される。
    • とてもよくまとまっており、特に有機範囲には電子論を用いた図が多用されている。

授業 Edit

前期 Edit

  • 有機初学者に対して、主に電子論で有機化学の基礎を解説する。
    • しかし、さすがに初学者にとってはどの問題も難しく、予習できない(東大や東北大の過去問などが入っている)。
    • したがって、復習メインにはなるが、中村師曰くこの前期のテキストをやり込むだけでどこの大学の有機化学もできるようになるらしい。
    • ただ、問題が難しいと言っても、一通り有機を終えた上記大学を目指す生徒にとっては比較的解きやすい問題であろう。
    • また、夏期講習「化学特講III(有機化学)」はこのテキストより簡単なため、受けなくてもよいとのこと。

後期 Edit

  • 前半の6回は主に理論分野のテーマ別のテスト演習になる。後半は予告なしの総合演習。融合問題が多い。人数が多いクラスでは自己採点になるが、自由が丘校などの少人数クラスではCLによって採点され返却される。また人数が多い校舎でも、担当講師にお願いすれば返却は翌週にはなるが、直々に見てもらえることもある。部分部分の記述ならば質問ついでに持っていけば見てくれることもある。
  • テストの難易度は『高3スーパーα物理』より低い。夏に駿台のテキストをこなしたか、『重要問題集』か『化学の新演習』のいずれかをこなした人であれば40点台はキープできるだろう。実際平均点も30点台がほとんど。

担当講師 Edit

 
  • 同講座の担当講師校舎並びに特徴を下記に記載。

吉田隆弘
お茶の水校(水、土昼)、横浜校(月)

  • 土曜日の14時30分~の方は、都内の進学校の生徒が多い。
  • 講義は板書中心に進む。時間数の都合上、油脂、セッケン、高分子化合物はプリントが主となる。
  • 師は、前期のテキストを完璧にすれば夏期の化学特講Ⅲは受講しなくて良いと仰る。夏は、この講座の復習と化学特講Ⅰか化学特講Ⅱ(←化学が苦手な人か普通の人。)、もしくは大学別対策講座(←化学が得意な人)の受講をすれば良いとしている。

黒澤孝朋
池袋校(火)、自由が丘校(金)、吉祥寺校(土夜)

石井光雄
横浜校(水)

  • 2019年度から2020年度まで、中村雅彦師の後任としてお茶の水校(3号館)を担当していた。
  • 2020年度後期より、中村師が担当していた横浜校も担当する。
  • 2021年度からは横浜校のみ担当。

高野辺康介
千葉校(金)、津田沼校(月)、東日本映像(2020年度)?

  • 後期のテスト演習では、プリントは配布せず、全て板書形式の講義となる。
  • 進度はゆっくりで、師が話したいところに時間をかけて説明するので、些末な設問や、簡単なものはカットされる。分からなかったら講師室に質問に行けば良い。
  • 大問の解説に入るときは、その大問で扱われている分野がどんな傾向で出題されているか教えて下さる。出典も仰ることも。
  • 師は時々独特な表現をするが、これは化学をより分かりやすいものにする。
  • 京大出身でありながら、かなりの頻度で京大をディスる。その際の話は面白くウケが良い。
  • 受講人数は少なく、ゆったり受けられる。