市谷校舎 のバックアップ(No.4)


住所:〒162-0844
東京都新宿区市谷八幡町15-3
電話:0120-71-2418
開館時間:8:10-21:00

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沿革 Edit

  • 1979年、竣工。
  • 1980年、駿台予備学校お茶の水校市谷校舎開設。
    • 一流ホテル(あるいは結婚式場とも)を改装し、駿台4つ目(関東では3つ目)の校舎として設立された。
    • 当初から医学部進学専門校舎であった。
    • 同時に、駿台高等予備校が駿台予備学校と改称。
  • 2013年、猫が集い、市谷生憩いの場となっていた中庭に、自習室「宙」を建て、関東最大級の専用自習室を持つ校舎となる。
  • 2017年、全面改装され、教室の机や椅子の一新、フロンティアホールのリニューアル、駿台食堂厨房スペースに自習室「桜」の新設が行われる。
  • 2021年、自習室「宙」が個別指導ブースに改築される。

概要 Edit

  • 駿台関東地区唯一の医学部進学専門校舎で、日本の医学界に名を轟かせる伝統の校舎(医学部医学科合格実績)。
    • お茶の水校の分教室という扱いゆえに市谷校ではなく市谷校舎である。
      • これが理由なのかは不明だが、3号館と出講講師がかぶりやすい。のではなく、そもそもトップ講師を集めれば自ずとかぶる。
    • 高校生、高卒クラスともに医学部コースしかなく、講習の医系講座もほぼここで行われ、CLも全員医学部生なので医学部進学専門校舎の名に疑いはない。

特徴 Edit

  • 一昔前までは、市谷校舎SA(旧・午前部理3αA組)が飛び抜けてレベルが高いクラスだった。
    • 旧理3αA組トップ20は灘の天才と地方公立出身の天才と一部の筑駒+御三家で構成された真の日本のトップ集団と言われていた。
  • 今日でも市谷校舎SAは、お茶の水校(3号館)SXに次ぐレベルのクラスである。
    • 選抜クラスとしては関東駿台最高レベルのクラスに今もなお位置付けられている。特に市谷SAの最上位層は、全国模試でも全国トップレベルの成績を叩き出しており、SXとほぼ変わらない。
    • 3号館SX(3号館、市谷SA上位)>>市谷SA=3号館SY>3号館SA があくまでおよその目安である。
  • 過去には、例年、東京大学理科三類に20人前後合格していた。
    • 2001年度SAは19人合格。
      • 何か秘訣があるのではないかと全国から優秀な受験生が集まるが、理三に受かるような学生は初めから優秀だったというオチで失望する。
  • 全体的なレベルも高い。
    • かつては、真中より下のクラスでも旧帝大医に受かるほどの実績だった。
    • 中下位クラスの模試の平均点が、お茶の水校を除く他校舎SA平均点とほぼ同じであったりする。
  • ただし、クラス数が多いため、下位層は3号館の下位層よりも学力が低い。
    • 8号館の閉鎖により私大医系向けのコースが設置されたため、格差は一層広がると思われる。
  • クラス分け競争は、全国で見ても一番厳しいと思われる。
    • 後期は、前期のクラスから大幅な変動が生じる。そのため前期でSAに入っても、後期になるまで安心はできない…(正確には入試までなのは言うまでもないが)
      • 下位クラスでも良講師が配当される3号館とは異なり、基本的にはクラス分け競争の勝者のみが良講師に教われる。(詳しくは後述)
  • 3号館に東大演習コースができる前は東大理Ⅲ進学専門クラスがあった。[要出典]
  • その歴史は古く、その歴史の長さから今や親子で市谷校舎出身の家庭も出てきている。
  • 医療、医学の最前線で活躍している数々の医師を長年にわたり毎年輩出している歴史ある校舎である。
    • 今や「影の学閥」とも言われている。
  • 昔から、医学部以外の志望者も一定数いる。*1
    • 森下寛之師、小倉正舟師、石川博也?師は医学部志望ではなかったが市谷校舎出身である。
      • 森下師も一応ここの出身だが、3号館?にもぐりまくっていたらしい。
    • 落合陽一氏もここの出身である(医学部志望だったのでこの例には当てはまらない)。
  • 元ホテル(あるいは結婚式場とも)という経歴を持つ建物と、周囲の閑静な環境と歴史ゆえに予備校とは思えない風情を持っている。
    • 校舎は2階建てで、教室は1階に2つ、2階に7つ。屋上へと向かう階段は閉鎖されている。
    • 校舎の前の敷地内に「妙法 當地所因縁諸霊供養塔」とかかれた石碑がたつ。また坂道へと続く裏道の横に墓場もあることや、道路から離れていて夜は真っ暗なことから異様な雰囲気が漂う。この坂は、駿台のスローガンにちなみ、「不譲坂」と呼ばれているようだ。
    • 岡八幡宮という由緒ある神社に隣接しており、センター試験前に大きな絵馬にみんなの願い事をかき、センター試験後ここの神主さんが市谷校舎で祈祷を行い絵馬を奉納する。
      • 太田道灌が築いた神社であり、鎌倉の岡八幡宮を意識して江戸の繁栄を願った。
    • 市谷校舎自体は藩医であった橋本左内の邸宅跡にある。相当歴史的価値を感じる場所だが、文系の生徒はいない。
  • 木曜日の講師室には、齋藤英師、雲K師、船岡師などの講師が揃うことから最もカオスな曜日である。時々各講師が授業中に「さっき雲さんがね……」といったことを聞けるかもしれない。また木曜日の講師室まではいかないものの、火曜日の講師室には、大島師、雲孝師、関谷師が揃う。ちなみに勝田師が出講する水曜日は高卒クラスは女性の講師は出講はない。
  • 数年前、とあるクラスの1限授業の講師陣が月曜:沖師、火曜:喜壽屋師、水曜:石川師(漢文)、木曜:雲師、という形で遅刻にとても厳しい師が揃ったことがあった(このクラスでは、毎日寝坊の許されない日々を送ることになった)。
  • 大島師の要望でレナードの朝のDVDが購入されている。
  • 2014年11月1日、「医師をめざす君に問う」と題して、“神の手を持つ心臓外科医”と称される順天堂大学・天野篤教授による講演会が行われた。当時は校内生以外の一般への公開もありライブ教室、映像教室合わせて数千人もの人の参加だった。
  • 最後に、表記は“市ヶ谷”ではない。“市谷”である
  • 某K塾の麹町校は本校舎に対抗するために開校されたという逸話もある。
    • ダイヤモンド誌に「伝統ある駿台さんの市谷校舎があるところに麹町校があることは誇らしい」と言ったことが書かれていた。

長所 Edit

  • 生徒の質がよい。
    • 全国でも屈指の高学力集団。
    • 基本的に医学部志望ばかりなので、皆で頑張る雰囲気がある。
    • 伝統的に、上位100傑は東大理一合格者に匹敵、あるいはそれ以上に優秀と言われ、超優秀な受験生を目の当たりにできる。
    • 毎年、理一や理二、慶医を蹴って、(あるいは籍だけおいて仮面)浪人している人がいる。
    • 毎年、なぜ落ちたのかわからない模試の有名人が在籍している。
  • 教務が他の校舎ほど横柄ではない。背の高く、スタイルの良い人が男女ともにいる。
  • トイレがとても綺麗である。
    • 改装されとても綺麗になった。
  • 環境がよい。
    • 都心にありながら、閑静な佇まいの校舎で、本人にやる気さえあれば落ち着いて勉学に集中できる。
  • コースに対するクラス数が多く欠席者も比較的多いため、もぐりに寛容である。
    • 2016年度は高卒クラスの新人担任が摘発している。
    • 最近は摘発好きな職員がいるから要注意。市谷校舎なのに摘発に没頭している残念な担任がいる。あろうことかEX国公立医系演習コースの上位クラスの担任らしい。
    • 所属クラスの担任からの黙認を受けてもぐってももぐり先のクラス担任に摘発される、なんてこともある。正式にもぐる(?)には双方のクラス担任の黙認が必要。
  • 2016年度の直前講習で浜松医大プレが新設された。

短所 Edit

  • 優秀な人も多い反面、医学部専門校舎の例に漏れず、多浪生および再受験生が他予備校、他校舎に比べて極めて多い(5割弱くらい)。
    • かつては、一浪が半数に満たないと言われていた。
  • 1浪で上位医学部に合格するのは、たいてい現役時にある程度実力をつけていた有名進学校出身者か鉄緑会、SEG出身者なので引き締めてやらない限り受からない。
  • 以前よりは学生のレベルが落ちている。
    • 今は、地方、特に関西圏から優秀な受験生が昔ほどは来ない。
    • 理三志望の超優秀層が3号館のスーパー東大理系演習コースに流れている。
  • 例年、多浪生が多いせいか、意外とのんびりしている人も多い。
    • 例年、フロホを我が物顔で占拠している。
    • かつては、中庭にたむろする「中庭組」がいた。
    • かつては、「トップ・シークレット」と名乗る半グレ多浪集団が存在し、リーダー的存在だった人は現在、日本大学松戸歯学部教授になっている。
  • 例年、「主(ぬし)」と呼ばれる牢名主のような多浪生がいる。
    • 主ともなると、若手職員や若手講師よりも予備校のベテランである。
    • 主ともなると、職員のみならず講師をもさん付けで呼ぶ。
    • 主ともなると、新人講師を激励したりもする。
      • 講師二年目だった秋本吉徳師が、年上の多浪生に激励されたエピソードがある。
    • 主ともなると、フロホにも指定席がある(勝手に独占しているだけだが)
      • 曲がりなりに努力した上での結果として多浪するならまだしも、いつまでもダラダラとし続けた結果であればどうしようもないのは言うまでもない。
  • 雰囲気が変わりつつある。
    • 伝統的に多浪生の憩いの場であった中庭や食堂を潰し、市谷校舎特有だった「予備校らしからぬ牧歌的な雰囲気」がなくなりつつある。
    • これは人によっては長所である。
  • 2021年度のお茶の水8号館閉鎖に伴う私大医専願ウェイ軍団の流入による激変が懸念される。
    • ただし、近時の私大医超難化に伴い、私大医専願組も昔ほどウェ~イではない。
  • 校舎が老朽化しており、設備が悪い。
    • 空調に関しては現在は改装されとても綺麗になっている。
  • トイレが人数に対して少ない。
    • そのせいで模試の開始時間が遅れるほどである。
  • 夏は蚊が多い。
  • フロンティアホールが騒がしい。
    • あるクラス担任曰く、「夏にフロホに一日いると偏差値が1下がる」(それでも使い方次第ではある)。
    • あまりにも高卒生がうるさいからか、2018年9月から高卒生のフロンティアホールの利用が19時以降出来なくなった。2020年はコロナの影響で談笑禁止となり、席数も減らされてたが結局意味がなかった。2021年現在では、コロナ対策仕様になっておりさすがに騒いでいる生徒の姿は見られない。
    • フロホにいるのは上位層と底辺という組み合わせが殆どなので、底辺側の人は上位層につられて勉強せず+1浪することが多々。
  • 校舎までの道のりがわかりづらい。
    • ビルの陰にかくれて見えないこともあり、とてもわかりづらい。
    • Google Mapもほぼ機能しない。
  • 教室の位置もとてもわかりづらい。
    • 初めて来る人は必ず迷う。
    • 教室の配置がわかりにくいため、年度始めに講師が迷ったりするのは毎年恒例。
  • 元駿台講師で現河合塾講師西山清二師がこのコースについて「スーパーな奴が6クラスもいるわけがない!」とおっしゃった。
  • 赤本の数が少ない。医学部設置大学しか置いておらず(これは当たり前かもしれないが)、センターの過去問は1冊もない。しまいには、旧帝大+α(青本が出ている学校)は自分で買えと言われる始末。
  • 電車が遅延した時の対応がほとんどない。
    • あるクラスでは電車の遅延で遅刻者が多かったにも関わらず、その多さに清師が施錠してしまったという事態が発生したほどである。
    • また、有楽町線、南北線を利用している生徒は遅延が全く考慮されないので注意が必要である。
  • 後述のようにクラス間の配当講師の格差がすごい
    • SAクラスとSFクラスでは、もはや同じコースとは言えないくらい、大半の講師が異なる。
    • 市谷校舎に憧れてわざわざ地方から上京したのに、下位クラスになった時の絶望感は半端ない。
    • それゆえ、医学部志望であっても、下位クラスでも良講師に教われる3号館(スーパー東大理系)や、単独クラスでクラス分けのない2号館SE(スーパー京大理系)を選ぶ人は毎年一定数いる。

出講講師 Edit

 コース・クラス別講師陣/2015年度/市谷校舎?
 コース・クラス別講師陣/2016年度/市谷校舎?
 コース・クラス別講師陣/2018年度/市谷校舎?
 コース・クラス別講師陣/2019年度/市谷校舎?
 コース・クラス別講師陣/2020年度/市谷校舎?
 コース・クラス別講師陣/2021年度/市谷校舎?
 コース・クラス別講師陣/2022年度/市谷校舎

概説 Edit

  • 講師の質は(お茶の水3号館?を除けば)、全ての校舎の中でもベストに近い。
  • 一方で、下位クラスになると地雷扱いされている講師が担当することもあるので要注意
    • 英語、国語、化学は上位クラスと同じ担当講師や、他校舎では上位クラスを持っている講師に当たるなど、下位クラスでも講師配当はそこまで悪くないことが多い。
    • 対して、数学、物理は下位クラスに評判のあまり良くない講師、さらには地雷講師が配当されることが結構ある。
  • 2021年度はSEクラスでも割と良い講師配当となった。(英語科は特に顕著、また数学の大澤章一師、光田義師、石川博也師、雲孝夫師、牛久保智仁師など。)
  • 人気講師・実力講師であっても、移動がつらくなった長老講師は出講しなくなる傾向にある。
  • 市谷校舎独特の雰囲気を嫌って、出講を止める講師もいる。
    • 数学科の長岡亮介師は医者を小馬鹿にしており、途中から出講しなくなった。
    • 物理科の森下寛之師は3号館?SAで、「あそこはねSAなんかは成績上位で入って来るんだけど、入試ではこぞって落ちるんよ。なんでかっていうとね、授業出ないで鉄緑のとかやってるんだよ。難系とかな。内職してるやつもいたからな。何回ブチ切れたか。死んでしまえって」
      (その後、2016年度から森下師は市谷校舎に出講しなくなった)。
    • 生物科の朝霞靖俊師は、2012年度頃までは出講しており、特設単科講座も開講していたが、「位置エネルギーが高い」から行きたくないらしい。
      • 2021年度からは、8号館の廃止に伴って市谷校舎での担当が復活。
    • 斎藤資晴?師は、本人の意志ではないものの、駿台に入ったばかりの頃、伊藤和夫師から、「君はまだ若いから市谷では早いだろう。」(当時は30才近くの生徒もいたが師は25だった)と言われて、その後、教務で尾ひれがついて、結果、市谷校舎に出講したことはないとのこと。
      • 「斎藤は市谷に出ない、斎藤は市谷が嫌い、斎藤は市谷を嫌がってる、斎藤だけは市谷に出してはいけない、と積み重なって一回もないね。」
  • 下位クラスであっても、年度によっては伸び盛りの若手講師や隠れた名講師に当たることもないこともない。
    • 2011年度までSE・SFクラス担当の数学科・石川博也?師、物理科・水谷丈洋?師、2015年度SF吉原修一郎師、化学科では、2015年度までのSD・SE吉田隆弘師、2017年度までのSD・SE景安聖士師、2018年度SD・SFの黒澤孝朋師、2019年度SF、2020年度SPの三上恭平?師、2020年度SE橋爪健作師(例年はSD)など。
    • ただし、こういった講師には上位クラスからのもぐりが発生し、結局、短期間で上位クラス担当に出世してしまう。
    • 後述のように、2019年度はSFの数学講師陣がSEのそれよりも良いという逆転現象が起こった。
  • 全国の駿台の中で最も講師間競争が激しい。
    • 下位クラスで評判の良い講師は上位クラスにシフトされ、逆に上位クラスで評判の悪い講師は下位クラスに回される、という傾向がある。
    • 要は完璧なまでの実力主義である。幾ら若くても評価が高ければ上位クラスの担当になるし、恐ろしく悪ければ年度の途中であっても更迭される。
    • 数学科の人気講師の一人である石川博也?師は、2011年度までSE・SFクラスで研究教材を受け持っていたが、2012年度からはSA〜SDの担当となった。
      逆に、安田亨師は長年SA〜SDを担当されていたが、現在はSD以下のクラスの担当である。
    • 2013年度、現代文(センター対策)?の担当講師稲垣伸二?師であったが、余りにも低い出席率とアンケートの悪さを受け、後期から飯島好文?師に変更になるという驚きの事態が発生した。
    • 漢文科は、石川正人師と宮下典男師が出講しているが、2016年までは石川師が上位クラス、宮下師が下位クラスを受け持っていた。現在は、宮下師がSA〜SE(3号理系クラスの出向を取りやめ市谷に専念したため)、石川師がSF・SPの担当となっている。
    • 化学科では、近年この傾向が顕著。
      年度により講師も目まぐるしく変わる。
      • 化学S Part1は2015年度までSA・SBを細川豊師、SD・SEを吉田隆弘師が担当していたが、2016年度より入れ替わった。
      • とうとう2018年度より細川師の出講は完全になくなった。SD・SEには代わりに黒澤孝朋師。
      • 2018年度、長年、SD・SEクラスの化学を担当していた景安聖士師が、中村雅彦師に代わってSA・SBクラスを担当することになった。
        これは中村師の体調など様々な要因があるが、最上位層の指導に非常に長けている方であるため惜しむ声は少なくない。
        2019年度から市谷校舎への出講がなくなり、黒澤師がSC担当となった。
    • この徹底された実力主義のお陰で上位クラスは良い授業を受けることが出来ているが、講習などがこの順位付けに追いついていないのは否めない。
  • 一応医系対策の顔のような売り出し方をしている医系実戦テストだが、担当講師三名の内、?はほぼ市谷での授業を担当していない。

各論 Edit

  • 英語科はご存知の通り、ヒデ師、船岡師、大島師が市谷校舎の花形である。
    • ヒデ師は主に下位クラス、船岡師は上位クラスの担当となることがしばしば。
    • 両師の指導スタイルは対照的なものであり、どちらが合うかは人による。
      • ヒデ師は文法や構文を徹底的に分析していく精読型の授業を行う。ただし、当たり前だが、後期にもなるとマクロリーディングの視点にも言及して下さる。
      • 対する船岡師はパラグラフリーディグの手法を取り入れた、速読、マクロリーディング型の授業を行う。授業スピードはかなり早い(その年度の生徒の学力にもよるが)。
      • 苦手な人はヒデ師、上級者は船岡師というパターンが多いが、あくまで一例である。
  • 数学科は上中位クラスであれば、コバタカ師、雲K師、森師のBIG3に、清師、光田師、雲T師のSEGトリオ+石川師、宮崎師といったトップ講師がほぼフルラインナップで揃っている。
  • 一方、下位クラスになると担当講師陣が大きく変わる。
    • 清師や光田師が担当することもある。2019年度はSFの数学講師陣がSEよりも良いという謎現象が起こった。
    • 2019年度SEは、石川師、清師、光田師、松田師といった人気・実力派講師が一気に抜けてしまい、抜けた所にあまり評判の芳しくない講師が充てられてしまった(数年前まで、コバタカ師や雲幸師が担当していたこともあった)。
  • 物理科は、近年、森下師・成島師・笠原師・小野師と人気講師が立て続けに市谷から去っていった。
    • ただSA・SBは同等の実力の小倉&高橋法ペアが担当しており、またSC以下も新たに出講し始めた水谷師、星師が苦手な人にとっては良講師なので、さほど問題はない。
  • 化学科は、上位2クラスは人気筆頭の吉田&景安ペアであり、同じく人気筆頭の橋爪師はSDを担当している。他も黒澤師や医系に精通している沖師や小原師が担当している。
    • 福間師、鎌田師、田中師といった人気講師が立て続けに退職した影響で、かつては、細川&大川師という絶望的な年度もあった。
    • 本人自らの意思で首都圏ローカル講師の地位に甘んじていた石井光雄師が2020年度より満を持して出講する。
  • 生物科は、W佐野師、中島師といった上位者向けのベテラン勢が各クラスを担当するが、最人気の朝霞師は数年前から出講していない。
  • 理系でありながらも、センター試験でとりわけ高得点を要する国公立大学医学部向けのコースであることから、文系科目にも重点を置いているようで、古文に関谷師・鳥光師、漢文に宮下師、地理に阿部師・井上師、といった講師を充てている。
  • ただし、倫理政経は科目の性質上致し方ないが、講師の配当がよろしくない。

設置コース Edit

高卒クラス Edit

クラス概論 Edit

  • 近年の各クラスの医学部の合格率は、SA 7割、SB 6割、SC 3割、SD 2割、SE 10人に1人受かれば良い方、SF 1人でも出れば良い方
    といった具合である。
    • SBとSCとの間に開きがあるのはSCの生徒とSBの生徒が受験する大学のレベルがあまり変わらないため。
    • また、SAでも7割しかないのは、多くが東大理三、京大医、阪大医など超難関校を受験するため。
    • さらに、SFには後期入学者やテスト欠席者もいるため、上記の通りに行かないことも。
    • 上記を加味するとAとBとの間、CとDとの間、EとFとの間に差があると考えられる。
    • SC以上に入りたい(駿台市谷あるあるbot@sundaichigaya)。
    • お茶の水同様、最上位クラスと最下位クラスは突出する。CとDとの差はテキストの差によるところもあるかもしれない(後期SD〜SFはSテキストではなく数学はM、物理はNテキストになる)。
    • 「俺は市谷も担当してるけどよぉ、あそこのSC以下は誰一人国公立医学部受からねぇぞ?」(スーパー難関国公立大コースにて、齋藤英之師)
    • 「おまえら本当に英語の勉強してくれないよな〜。去年のSFレベルだぞ〜 医学部なんて夢のまた夢だぞ〜」(市谷校舎にて、齋藤英之師)
  • 下位クラスは実質、旧ハイレベルコースと考えた方がよい。
    • 事実として近年では、国公立の合格者数がSEとSPが変わらないなんて年もある(人数比を考えればSPの方が良いということになる)
    • 毎年、あえてハイレベルを選ぶ優秀層が一定数いるため。
    • どこのコースにいようと、謙虚さ、がやはり重要なのだろう。
    • ちなみにSPは、東進やスタディサプリで授業を受け持つ複数の講師が理科を担当していたりと、ハイレベルコースとしては講師の質が高い。
    • 特にSFは、ほぼすべての科目で担当講師が上位のクラスとはかけ離れており、影のSAとも呼ばれている(けっして良い意味ではない)
    • 数学は概ねSEと共通の配当のことが多い。一方、英語と国語はSAからSEまで共通で、SFのみ担当が異なることが多い。全クラス担当しているのは、山口紹師、武富師、石川博也師、関谷師、鳥光師くらい。ただし、その英語科も古舘師や竹中師、若手の人気講師だと山口裕介師などが担当しており、決して劣っているわけではない。
    • 近年は後期入学者のことも配慮しているのか、SFでも一部上位クラスの講師が担当している科目もあり、SEよりも質の高い年もある。過去には岩科琢也師が担当していたことも。2019年度はSFにSAも受け持つ吉田師や清師、光田師などが出講している。一方、2019年度のSEの数学の担当はSFよりも悪い、あるいは、過年度のSEと比べても良くない、という意見が聞かれる。
  • 2020年度はSA~SEの5クラスとなっている。
 
  • 私立大医系プレミアムサポート?【2021年度 新設
    • 私立大医系総合?コースがリニューアルされてお茶の水校(8号館)より移転。

現役フロンティア Edit

  • 高3スーパーα医系数学
  • 高3スーパーα医系物理 
    • 高橋法彦?
  • 高3スーパーα医系化学 
  • 高3スーパーα医系生物 

過去の設置コース Edit

  • 市谷校舎開設前は、医学部コース(午前部理科系綜合学科(理科3類),通称;前理3)は東校舎(旧1号館)にあった。
    • A~D組4クラスで約1000人。((「
    • 天野篤順天堂大学教授、海堂尊氏(医師、作家)在籍時。
  • 市谷校舎に移転後の、午前部理3は8クラス(A~H組)あった。
    約1600人。
  • 1983年度頃[情報募集中]に、上位4クラス(A~D組)が「午前部理3α」、下位4クラス(E~H組)が「午前部理3β」に分かれた。
    • 物理科・小倉正舟師、数学科・石川博也師在籍時。
  • その後、2007年度と2020年度にコース名がリニューアルされている。
  • 今でも年配の人には旧1号館時代も含めて、「駿台理3」と言った方が通りがよい。
1980 - 1982?年度
  • 午前部理3  1980 - 1982?年度
    • A~H組8クラスで約1600人。
1983? - 1990年度
  • 午前部理3α(東大・京大等国公立大医学部目標コース) 1983? - 1990年度
    • A〜D組4クラスで約800人。
  • 午前部理3β(国公立大医・歯・薬・理工目標コース) 1983? - 1990年度
    • E〜H組4クラスで約800人。
1991 - 1995年度
1996 - 2006年度
  • 医系スーパー(市谷・四谷)コース
    • 2000年度、SA~SEの5クラスに増やされる。
    • その後、SA~SF6のクラス。
    • 2003年度はSFは欠番の5クラス。
  • ハイレベル国公立大医系コース(旧) 1996 - 2006年度
    • 2000年度、2クラスに減らされる(SF?、SG?)。
    • その後も2クラス(SI・SJ)。
    • 2003,2005年、SG・SH2クラス。
  • ハイレベル国公立大医系(市谷・四谷)コース 2006年度
    • 2006年、SH・SI2クラス。
2007 - 2019年度
2020年度
  • 国公立大医系総合?(SP) 2020年度
  • 国公立大医系総合?<共通テスト対策強化>(SP) 2020年度

高校生クラス Edit

 かつては(1983年頃)は、京都校石川正明師が出講していた。

  • 星本悦司師「有機化学の攻略」(前期) - 2005年度
    • 例年、締め切りになっていたが、担当が淵野英俊師に変わったら、受講者が20人位になった。
    • 本講座のテキストが夏期講習化学特講Ⅲ(有機化学)」のテキストの元になっている。
  • 星本悦司師「天然有機物と合成高分子化合物の攻略」(後期) - 2005年度
  • 淵野英俊師「有機化学の攻略Ⅰ」(前期)「有機化学の攻略Ⅱ」(後期) 2006 - 2012年度
  • 朝霞靖俊師「生物・考察系問題アナトミア★~難関大への道~」  - 2012?年度
    • 年度によって講座名は異なっていた。

設備 Edit

 ハリボテの石垣とアプローチエスカレータ、広い玄関ロビーが特徴的。

 http://www.koken-archi.co.jp/works/educational/w005673/

  • 1階に受付(手前から1、2、3番)・教務窓口(手前から4、5番窓口)、1階右奥に講師室・TAルーム、1階左にフロンティアホール兼食堂、1階左奥にメディアエッジルーム、その西に医務室がある。
  • 講師室に入った奥へと続く通路は複数の会議室や倉庫や喫煙所につながり、最終的に音自習室の奥のドアの横の扉につながる。
  • 1階2階共に、廊下に丸テーブルと椅子が置いてある。生徒が休憩に使うことが出来る。
    • 1階の丸テーブルの周りには、講習テキストや赤本、その他一般書などが置かれている。
  • チャイムが実際の時間より30秒ほど早く鳴る。

専用自習室「光」 Edit

2階21号教室の南に昔からある自習室。
名前通り明るめだが音より明るくないのは秘密。
クラス担任にこの名前の方がいたとかいなかったとかリクエストされて嬉しかったりしたとかなんとか。

専用自習室「森」 Edit

11号教室の南にある。名前のとおりこじんまりとしており暗め。通路のスペースが狭いので椅子は極限まで引いて使おう。1番人気のない自習室。 数学の偏差値をあげたい方はこちらへ。某師曰く「があるんだからも作って欲しいよな」17年度の改装により廃止、12号教室へと転用。

専用自習室「音」 Edit

名前のとおり一部の席でのみ音読可能だが音読専用というわけではないので申し訳なさからか誰もしていない。60席中30席が午後から現役生専用席となる。カビ臭い。ドアを開け閉めする音がうるさい。

専用自習室「宙」 Edit

かつては椅子や机が並び、喫煙所もあった中庭に2013年6月新しく建てられた自習室。新築の家の匂いが2015年現在も残る。通路のスペースが1番広く、席数も多めで人気だが、ドアを挟んでホールがあるので騒音が響きやすい。 1番命名が謎でDQNネームっぽい 「ちゅう」と読んでしまいがち(正しくは「そら」)
中庭には猫たちが遊びに来て、受験生たちとよくじゃれあっていたが、自習室の建設が始まってから猫の姿が見えなくなってしまった。
2021年3月に廃止。個別指導ルームに転用。惜しまれる。

専用自習室「桜」 Edit

元食堂厨房。
2017年の改装で新しくできた自習室。名前がかわいいとの声も。

開放自習室 Edit

  • 校舎内で唯一ホーム教室とならない27号教室が8:10〜21:00に開放される。
  • 利用券不要の自由席で2席占領するのがデフォなのでコアな市谷生に人気。
  • 昼休みにイベントが行われることもある。

フロンティアホール Edit

  • 現在のフロホは元食堂で、2017年に新しくなった。
  • 「市谷の闇」とも言われ、数々の浪人生を不合格へと導いて来た暗黒の部屋。
    • あるクラス担任曰く、「夏にフロホに一日いると偏差値が1下がる」(それでも使い方次第ではある)。
    • フロホにいるのは上位層と底辺という組み合わせが殆どなので、底辺側の人は上位層につられて勉強せず+1浪することが多々。
  • 本来の目的はもちろん受験生の息抜きのためではあるが、他の校舎と異なり、丸テーブルが置いてあることなどから入り浸る人が多い。
     丸テーブルは撤去された
  • 「主(ぬし)」と呼ばれる人たちがいて放課後指定席にお座りになる。
  • 授業を切ってフロホに行く、というと相当末期症状。
  • 騒がしい。
    • 一応「大声での談笑は禁止」という張り紙がされているが、浪人生にはそんなことは関係ないようなので、昼休みや高卒生授業終了後は非常にうるさい。
    • あまりにも高卒生がうるさいからか、2018年9月から高卒生のフロンティアホールの利用が19時以降出来なくなった。
    • 2020年はコロナの影響で談笑禁止となり、席数も減らされてたが結局意味がなかった。
    • 2021年現在では、コロナ対策仕様になっておりさすがに騒いでいる生徒の姿は見られない。
  • 机に足を乗せてテキストを読む不届き者がいるほど無法地帯である。
  • また、難関なテキストをただひろげて、頭良いアピをするアピ族も多数いる。
  • 自習している人も多かった横長の机の数が減ったこともあり、ぼっちには辛くなった?
  • 2018年後期から浪人生のみ19時以降利用禁止になった。他校舎に比べDQNが多いので仕方ない。
    • 浪人生がいなくなった後のフロンティアホールは非常に閑散としており、いかに浪人生が占領していたかが分かる。
  • 2018年度までは閉館する21時まで開放されていたが、2019年度より20時までの利用となった。原因は不明。

食堂(廃止) Edit

2016年度を以って営業を終了したので以下の情報は2016年度末の情報。

  • シダックス運営。
  • 関東の駿台では市谷校舎が最後の食堂だった。
  • 営業時間 は11:00〜14:00
    • 但し、講習期間中は休業。
    • 講習期間中、当食堂従業員は他校舎食堂の手伝いに駆り出されていた。
  • メニューは日替わり定食(ランチ?)、日替わりアラカルト、カレーライス(トッピングあり)などがあった。
    • 定食には味噌汁とサラダ、アラカルトには味噌汁が付いていた。
    • カレーは地味に辛い。
    • カレーはコロッケ、からあげ、とんかつのトッピングもできた。
  • お弁当も400円前後で何種類か売っていた。
    ☆テイクアウト☆
    焼きそば(唐揚げ付き)
    海苔弁
    カツ丼
    ハンバーグ丼
    唐マヨ丼
    麻婆豆腐丼
    鶏南蛮弁当
    豚カツ弁当
    回鍋肉弁当
    豚生姜焼き弁当
    などなど
    ⚠︎カレーは地味に辛い。
    ⚠︎食券は当日のみ利用可能。
    ⚠︎昼休みは混雑するため食券は休み時間のうちに買っておくことがおすすめ。
  • 味は普通。昔ながらの大学の学食と同レベルだった。
    • 余談だが、京都校の食堂の評判は(味付けに関しては)「普通」とのこと。しかし、量が多いので、満足度は高いようだ。
  • 講師も事務職員にワゴンで講師室へ運んでもらい食べることが多かった。
    • また職員も昼休み前に食堂に食べに来ていた。
  • 食券を早く買わないと、好きなものが食べられなかったりした。
  • 周りに適当な飲食店が少ないため、毎年、新学期は市谷校舎には珍しく人で溢れていた。
  • 交建設計のウェブサイトで竣工当時の写真を見ることができる。

中庭(廃止) Edit

  • 宙自習室ができるまであった中庭は机や椅子もあり休憩所として使われていた。
  • また中庭に学生用の喫煙所もあった(学生の年齢層が高い校舎ゆえである)。
  • 猫たちが遊びに来て学生たちとよくじゃれあっていたが、自習室の建設が始まってから猫の姿が見えなくなってしまった。

イベント Edit

夏の医系対策集中講座 Edit

  • 8月に実施。申し込み制。
  • 無料講座。
  • 高3生対象。
  • 50分×3コマ。テスト演習+解説となる時もある。
  • 医系英語
  • 医系数学

山梨大学医学部後期試験対策特別授業 Edit

  • 3月に実施。申し込み制。
  • 1日目は実践テスト(数学、理科2科目、面接)
  • 2日目は解説と対策授業(化学、物理、生物、数学)
  • 料金は一般生6000円、SUM生4000円、校内生3000円
  • 担当は大澤章一、沖暢夫田沼貴雄指田敦史
    • 理科の選択で受講パターンが変わる。物理生物選択者は理科の解説がどちらか一方しか受講できない。

参考文献 Edit

  • 朝倉幹晴(2017)「駿台予備学校市谷校舎(医学部専門校舎)と歩んだ25年」, 『駿台教育フォーラム』第31号, pp.?-?, 2017-08, 駿台教育研究所.




*1 『私の理工学部合格作戦'86』(エール出版社、1985)
*2 『私の東大合格作戦'88』(エール出版社、1987年)、『東大理III―天才たちのメッセージ〈平成元年〉』(データハウス、1989年)