太庸吉 のバックアップ(No.3)
太庸吉(ふとり ようきち)は、駿台予備学校英語科講師。河合塾英語科講師。1号館に出講。
経歴 
- 成蹊大学経済学部卒業。
- 専攻はマックス・ウェーバー。
- 元 志学塾講師。
- 元 神田予備校講師。
- 元 新潟予備校講師。
- 元 研数学館講師。
- 元 代々木ゼミナール英語科講師( - 1991年度)。
- 駿台予備学校 英語科講師(1992 - 年度)。
- 河合塾英語科講師( - 、2006 - 年度)。
- 元 東進ハイスクール英語科講師(2011 - 2019年3月)。
授業 
- 毎回、水の入ったコップを持ってくる。
- 授業進度はかなり早い。
- 非常に早口である。
- 雑談はほぼない。
- プリントを使って授業する。
- 語順のままに読んでいき(スラッシュリーディング)、下線部訳のところは精読も使うというハイブリッドな授業。
- 構文分析は記号を使用して行う。PとM2がよく出てくる。(師の授業が初めての人だと混乱するかも)
- Vを取る際、イディオム(動詞句)の形になっていると、そこをまとめてP(Phrase)ととる。
- 実際、チョムスキーの生成文法では名詞句や動詞句(後続に続く単語を包括する場合も)を[NP],<VP>というように表記していく
- 形容詞句をM1、副詞句をM2でとる
- 『英語構文S』では、構文にも触れるが、どちらかというと読解の授業というべき授業内容で、かなりの速度で授業が展開される。テキストは早めに終わらせ、要約問題、パラグラフ整序問題など補充の読解問題を10セット以上も扱っていた。
- 『英語構文S』のテキストよりも、『英語入試問題研究S』や講習の読解講座、師が配布した補充問題などで真価を発揮した
- 文法は得意だけど長文になると点数が取れなくなる、という人には救世主となる可能性が高いという声も。
- 本業が翻訳家だけあって、訳が流麗である。
- 流麗ではあるが、「私の訳は意訳ではありませんよ。」ともおっしゃていた。
- 質問・添削にも答えてくれる。
- 添削は結構厳密にして下さる。
- 何回か行くと、志望校や模試の成績を聞かれ、それについてアドバイスをされたりもする。
- 終了時は毎回「頑張ってね」と言われる。
- ただし、学生のことはあまり覚えていない。
担当授業 
通期
- 英文読解H(1号館-LJ,LK,LP)
春期講習
出講なし
夏期講習
- スーパー英語総合(お茶の水校)
冬期講習
- スーパー英語総合完成(お茶の水校)
直前講習
直前Ⅰ期
出講なし
直前Ⅱ期
出講なし
人物 
- 翻訳家。茶人、詩人としての顔も持つ。
- 元代々木ゼミナール人気講師。
- 受験英語業界におけるベテラン。
- 四大予備校全てで東大クラスを担当していた。
- 駿台では移籍組の外様にも関わらず、駿台2年目の1993年度に出向先の京都校で大人気を博し、3年目の1994年度からは関東でもオリジナル講座を持った。
- 市谷校舎では例年、SA~SDの「英語構文S」を担当していた。
- 2019年度より市谷校舎への出講をやめ、それに伴い新しく出講する増田悟師が受け持ってきた1号館LG,LJ,LK,LLの構文の授業を受け持つこととなった。構文をあまり取らない師であったため、市谷校舎の学力状況を考慮に入れた配置換えかもしれない。
- 英語構文Sの前身のひとつであるCHOICE EXERCISESを担当していたことから、英語構文Sの担当が続いていた。
- 構文にも触れるが、どちらかというと読解の授業というべき授業内容で、テキストは早めに終わらせ、要約問題、パラグラフ整序問題など補充の読解問題を約10セットも扱っていた。
- 市谷校舎のSC・SDクラスは太師が英語構文S、齋藤英之師が英語入試問題研究NMを担当していたが、某師は「逆の方がお互いの良さが出ると思うけどな」と呟いていらっしゃった。このことについてヒデがネタにしていた。
- もうこの15年くらい(2022年度現在)ずっと週一出講で、駿台では第一線を退いている。
- 体調を崩しやすく補講をすることが多い。
- 構文よりも長文読解向きの講師という声もある。
- 師の授業は構文のテキストよりも、補充問題や講習の読解講座などで真価を発揮する。
- 文法は得意だけど長文になると点数が取れなくなる、という人には救世主となる可能性が高いという声もある。
- 口癖は「表現リレー」「文尾の分詞構文」(→言い方がやや独特)「mayに△、butに△」(→大島師がネタにするのは主にコレ)
- 大島師からは「表現リレーおじさん」と呼ばれている。
- かつては、英作文の例文暗記に、高梨健作先生著の『英語の構文150』(美誠社)を勧めていた。
- 座右の銘は「氷のような情熱」。
- 猪瀬直樹氏に似ているという声も。
- 5代目三遊亭圓楽氏に似ていると言う人もいる。
- 竹中太郎師は代ゼミ時代からの旧友である。
- いわゆるアナログ人間で、自宅の電話が黒電話らしい(大島師談)。
- 以前は質問に来た学生に気軽に自宅の電話番号を教えていた。
- プロ野球ファンで、代ゼミ時代の1991年に大量の「週刊ベースボール」のバックナンバーを学生に譲ったことがある。
- 珍しい姓で、父親は一文字姓の多い鹿児島県出身である。
- 学生時代、出席の時、「た」と呼ばれたことがある(講義中の雑談より)。
- M市在住で、代ゼミ時代は立川校、駿台では八王子校に、例年、準地元として出講していた。
担当授業(過去) 
- 駿台が主だった頃は、お茶の水校1号館、3号館、8号館、四谷校(閉校)、新宿校(閉校)、池袋校、立川校、八王子校(閉校)にも出講していた。
- 1993年度に京都校に週一日、出講して大人気だった。
- 夏期・冬期講習の長文読解問題解体講座では超長文を扱っていた。問題量もかなり多かった。
- 直前講習の「読解問題解法テクニック」(お茶の水校)は、非常に授業が速いため、6コマ(300分)にも関わらず、テキストには13題の長文が収録されていたこともある。
通期 
代ゼミから駿台に移籍した1992年度に、3号館の東大理系スーパーと高3の「東大英語研究」を、お茶の水校の私大文系ファインコース(選抜コースでは一番下)の「SELECT EXERCISES」を担当していた。
年度によって、お茶の水の京大コース(8号館時代?)や新宿校等では「CHOICE EXERCISES」を担当していた。
以前は、冬期講習の「一橋大英語」、夏期・冬期の「京大解釈」、春の「東大英語」をも駿台で担当していた。特に、「一橋大英語」は夏期・直前の佐藤治雄師との豪華コンビで開講していた。
2007年度までは特設単科を持っていた。
2019年度までは夏期・冬期・直前Ⅱ期に読解オリジナル講座も持っていた。
- 東大英語研究
- お茶の水3号館・東大理系スーパー 1992年度
- お茶の水3号館・高3 1992年度
- SELECT EXERCISES
- CHOICE EXERCISES
- 英語構文S パートⅡ
- 英語総合問題A-I
- 英語研究Ⅰ
- センター英語
- 英語入試問題研究S/英語入試問題研究NT
- 英語構文S
- お茶の水校 京大スーパーSD/LD -2005年度
- 英語構文S
- 市谷校舎・スーパー国公立大医系αSA~SD -2018年度
- 1号館・スーパー一橋大LG -2019年度
講習 
春期講習 
- 東大英語
夏期講習 
- 長文読解問題解体講座-New Readingを通して-《夏期講習》
- オリジナル講座。前身はサテネット講座。(1996 - 2020年度)
冬期講習 
- 京大英語(英文解釈)
- 一橋大英語
- 長文読解法
- 京都校限定のオリジナル講座(1993年度)。
- 2講座設置された。
- 長文読解問題解体講座(完成編)-New Readingを通して-
- オリジナル講座。(1999-2020年度)
直前講習 
- 読解問題解法テクニック
- オリジナル講座。(- 2020年度)
特設単科講座 
1994年度から2007年度までお茶の水校と八王子校(2003?年度まで)にて通年の特設単科をもっていた。
2007年度最終講では、テキスト終了後、初めて太師に関する話がなされ、話終了後教室からは自然と受講者全員が拍手をし、年間講座が終わった。
高校生クラス 
- 高3スーパー英語・大意要約
- お茶の水校 1996年度
- 高校生クラスには珍しい、実質、オリジナル講座だった。
- お茶の水校 1996年度
著書 
- 英文精読へのアプローチの項参照。