駿台文庫 のバックアップ(No.2)
概要 
- 駿台文庫(すんだいぶんこ)は、大学受験予備校の駿台予備学校?が直轄する出版社である。
- あくまで出版社名であり、文庫本のシリーズや駿台の記念図書館ではない。
特徴 
- 予備学校で使用するテキスト・テスト問題を編集する「教材編集課」、駿台模試を編集する「模試編集課」、主に高等学校や書店で販売している学習参考書および問題集を編集する「編集課」がある。
- 一般書店販売向けの書籍以外に、高等学校・中学校採用向けの書籍の編集・販売も行っている。
- 大学入試過去問集のいわゆる「青本」はここから出ている。*1
- 「学参業界の岩波」と称される[要出典]ほど格式高く荘重な出版社と言われている。悪く言えば権威主義的なところがある。
- 著者にイギリス文学者の奥井潔や筒井正明、物理学者の山本義隆など駿台内外?の多彩な学識者が名を連ねる?。そのため、出版物の内容は高度で、大学教養レベルまで踏み込んだ解説をしていることも多い。←駿台講師として執筆したのでこの表現はおかしい。
- 近年は編集方針が変更されていて、入門書や中学生向けの参考書も出版している。
- 最近ではレイアウトが、従来の白地に黒字といった無機質な感じから強調する箇所を目立つようにするなどカラフルな工夫がなされるようになった。
- 全体的に安価で薄い本が多く、取り組みやすい。厚い場合には解答がかなり充実している。
- 出版業界ではメジャーな委託制でなく、書店から出版社への返品が出来ない買取制*2を採用しているらしい。*3
- そのため、公式には絶版となっている書物でも書店によっては販売されている場合もある(いわゆる流通在庫)。郊外の大型書店に多い。
- もし、好きな講師の本が絶版だったとしても書店の在庫検索を使うと見つかる場合がある。
霜栄の回収本はそうはいかないのでご注意です。
- 今日こんな制度を導入しているのは駿台文庫と
案の定岩波文庫の二社のみだそう。内野博之師曰く「小さい本屋の寿命を縮める」らしい。
- 正方形の内接円に正三角形が内接しているという
今時中学受験でも見かけないであろうほどシンプルなロゴマークは、ダ・ヴィンチのウィトルウィウス的人体図をモチーフにしたものらしい。*4
- 代表者には駿台の幹部が就任することが多い。
- 校正が全く機能していない。参照

各書籍詳細 
『駿台文庫五十年のあゆみ』42頁
出版業界用語で「買切り」
『駿台文庫五十年のあゆみ』13頁
『駿台文庫五十年のあゆみ』14頁