共通テスト実戦問題 パックⅤ のバックアップ(No.2)


概要 Edit

  • 駿台が高卒校内生に期間限定で販売する共通テスト対策用の演習教材
  • 略称は“パックⅤ”。
  • 「パックブイ」ではなく「パックファイブ」が正しい読み方である。
  • 学校専売品として高校にも卸していて、駿台が「学校でしか買えない」と宣伝している冊子と同じである。

特徴 Edit

  • 前年度の青パック(市販)やパック40等と問題が重複する可能性がある。
    • 前年度のパックVと問題が重複することは基本的にないと考えられる。案内の書類に詳しいことが書いてあるので確認のこと。
  • 冬期講習?の申し込み後に高卒校内生はクラス担任から存在を知らされ勧められる。
  • 各教科、共通テスト形式の問題・解答解説が5回分(本試験5年分相当)。
    • 教科毎に購入できる。
    • 問題冊子は模試のように各回ごと冊子形式になっているため、持ち運びに便利。
  • 地学は販売されていない。
  • 各教科ごとに「直前チェック総整理」と称した要点解説冊子が収録されている。
    • 「直前チェック総整理」は、過去問題集や実戦問題集の別冊解答巻頭に付属しているものと同一だが、こちらは単独の冊子なので持ち運びには便利である。
    • ちなみにリスニングには「直前チェック総整理」が付属していない。
  • 模試の選考落ちした問題や古い問題、共通テストとは似ても似つかない問題も含まれるが、これは5回分の演習によって各教科の基本事項と、共通テスト特有の出題パターンを一通り網羅するために敢えて盛り込まれている。
    • 増田重治師曰く「過去問は貴重なんだから、どうしたって本物とは違う予想問題を先に解いて、マーク式に慣れるために使いなさい」とのこと。
    • ただ、誤植、問題設定のミス(『正しいもの』と『正しくないもの』の指定間違え等)も時々見受けられる。
  • 毎年改訂されており、その年度の傾向に合わせて多少の改題を施している一模様。
    • しかし、共通テスト初回を控えた2020年度のもののうち、「世界史」には、センター試験形式で全く共通テストとは似ても似つかないものが収録されていた(第2回と第3回)。
    • 「英語(リスニング)」に至っては、第4回と第5回は50点満点のまま(本番は100点満点)、形式もセンター試験と同じであった。(ただし、共通テストが実施されて以降は改善されている。)
    • 数学の難易度は駿台ベネッセ共通テスト模試と同程度に思われる。
    • 国語は、駿台ベネッセ共通テスト模試と同程度のものや、市販のZ会のものや試行調査ほど難しいものなど回ごとに難易度は異なる。
  • 同年度内に駿台が発刊する共通テスト対策書籍とは問題重複がないが、それ以前の書籍や、一部コースで用いる教材と問題が重複していることが多い。
    • 英語は前年度の青パック(市販版・高校限定版)と2回分重複している。
    • 理科全科目は前年度の青パック(市販版)及び共通テスト実戦問題集(青本?)と3回分重複している。
    • 地歴公民は共通テスト強化コースで使われている問題と共通である。
    • その他の科目についても前々年度以前発刊の予想問題集と重複していることがある。
    • 過去の模試や青パックの問題をアレンジして収録している場合もある。
    • 「問題被りはほとんどありません」「新作です」などと言う担任もいるが、これら重複の案内はチラシに掲載されているので、購入前に確認しておこう。
  • 校外及び現役校内生には販売していない。
    • ただし、学校専売品として高校にも卸しているので高校を通じて購入できる。
  • クラス担任は、「駿台の実力講師陣が作った素晴らしいものです。」とかなり宣伝するが、考えてみれば予備学校の講師が作るのは言うまでもないことである。
    • 「雲先生も作問してます」などと嘯く担任もいるが、大事なのは作成者ではない。
    • そして信憑性の薄い教務の発言なので本当に実力講師が作成しているかは疑念が残る。現に生物は朝霞靖俊師、地理は宇野仙師が全く関与していないと自ら発言している。
  • 2号館では一人一人に模試成績を基準にした購入の目安が渡された。
  • 使い方としては、過去問や実戦問題集などに手を付けるよりも前に、マーク式への慣れや実力の養成のために活用するとよい。もしくは、一通り過去問や実戦問題集を終わらせた上で、得意な科目について更に演習を積むべく取り組むのも手だろう。
    • ただし、過去問の少ない教科(理科基礎など)に関してはある程度は買う価値がある。
    • 本試との難易度の差は大きいので、本番直前までとっておいて直前にやるのは推奨できない。本物の過去問で傾向に馴染んだ方がよいだろう。これはこのパックVに限らず、各色パックなど模擬問題一般に言われることである。
  • いずれにせよ、自分の必要に合わせて活用するのがよい。甘言に惑わされて買いすぎるのも、担任を目の敵にして全く買わないというのも自己責任である。
  • 校舎の担任は「連絡表に『パックV祭り』って書いたら学生に『バックレ祭り』って言われちゃいました」と持ちネタの如く言い、教室が凍りつく。
  • 2020年度のパックⅤ地理は森雄介師と高崎弥昌師で作ったと森雄介師が授業内で仰っていた。