西村能一 のバックアップ(No.13)


西村能一(にしむら よしかず)は、駿台予備学校?化学科専任講師。昭和女子大学現代教育研究所研究員。

経歴 Edit

  • 1973年5月29日生まれ。
  • 神奈川県横浜市出身。
  • 1996年、明治大学理工学部工業化学科卒業。
  • 逗子開成中学校・高等学校常勤講師(1997年度)。
  • 逗子開成中学校・高等学校専任教諭(1998 - 2003年度)。
  • 昭和女子大学現代教育研究所研究員(2019 - 年度)。

授業 Edit

  • 授業の始まりに「よろしくお願いします」と生徒と挨拶する。
    • 授業が終わるとき、残りのコマがあれば「休憩しま~す」、最後のコマであれば「ありがとうございました」といって教室を出る。
    • 挨拶前には、「はい、じゃあ姿勢を正して。」とおっしゃる。
  • 師が作成したプリントに師の板書を書き込む形式で授業は進められることが多い。
    • テキストの演習問題のほかに、師が用意したプリントでCODなど補足の問題を解くこともある。
  • 板書は綺麗にチョークで色分けされていてみやすい。
    • プリントとリンクさせている丁寧な板書である。
    • ただし、板書の書くペースは速いので置いていかれないように。
    • 授業内容の関連事項やその時に思い付いたことについても口頭だけで済ませずに細かく黒板に書いてくれる。
  • 授業進行のペースはやや速め。
    • そのため、化学を苦手とする生徒は、知識の整理をする間も無く授業を進められると感じるかもしれない。
    • 特に講習期間中は、授業を10分前倒しで行ったりする事もある。
    • 授業中は早口である。
  • しばしば、若干延長する。
  • いいタイミングで雑談をしたり、笑いを取ったりする。
    • 生徒が眠そうにしているときをうまく見計らって雑談をしているようにみえるとの声も。
    • 雑談する位ならもう少し深い内容まで教えて欲しいという声も。
  • 通期授業では、毎週授業開始15分くらい前から小テストを行う。
    • 提出は任意。
    • コメント欄があり、そこにコメントを書くとほぼ確実に丁寧に返事を書いてくださる。
    • ちなみにコメントは、化学のことだけでなく雑談でもよく、どんな内容にも反応してくださる。
  • 師の真骨頂は何と言っても有機の構造決定や酸化・還元の授業であろう。
    • 有機の授業をしている師は非常に楽しそうである。
    • 酸化・還元、無機では枚数は多いがプリントがよくできており、覚えやすくするために行う雑談や語呂合わせの受けがいい。
  • モル計算の解説も非常にわかりやすいのでモル計算が苦手な人は師の授業をとってみるといいかもしれない。
  • 計算の際には、単位を重要視する。
  • 熱化学ではエネルギー図を駆使するスタイルを勧める。
  • 質問には丁寧に応じてくれる。

担当授業 Edit

 横浜校,あざみ野校,藤沢校,京都南校に出講。

 2022年度は、お茶の水校,市谷校舎,横浜校,浜松校に出講。

通期

春期講習

夏期講習

通期

人物 Edit

  • 著作が多く校外生への知名度もかなり高いため、講習会では締切を複数出す人気講師
  • 研究テーマは「高等学校化学の教授法の研究とその普及」。
  • 綺麗なプリントと板書による基本からの丁寧な説明、元高校教諭らしい受験レベルを超えない授業で人気を集める。
    • 特に『化学H』の受講者からの評判が良い。
    • 裏を返せば、駿台らしい深くつっこんで授業するタイプではない。
  • 化学現象が楽しく理解できる解説と生徒が復習しやすい板書で高い評価を受ける。
  • 通期の授業では、宣伝なのか自身の講習の時間割を伝えている。
    • なお、一般的な社会人には考えられない程、休みのないスケジュールであった。師によると「我々予備校講師は労働基準法の適用外なので(笑)」とのこと。
  • 以前は1日で藤沢→あざみ野→横浜と校舎移動をしたことがある日もあったんだとか。駿台講師の1日は過酷なものである。
  • 関東地区の多くの校舎に出講していた。
  • 以前は、お茶の水校の「高2スーパーα化学」(~2011年度)、市谷校舎の「高2スーパーα医系化学?」も担当していた。
  • テキストは関西教材
  • お茶市谷高2Sαでは切る人多かったらしい。毎週3時間もかけて受けるほどのものではないということだろう。
  • 後任はいずれも増田重治師。増田師になったら急に受ける人数も増えた。
  • 2019~2021年度は関東講師にしては珍しく関西出講していた(京都南校)。
  • 2021年度に閉鎖された藤沢校には立ち上げから関わって、毎週土曜日に授業をしていた。
  • 2022年度は週4日の横浜校の他、市谷校舎お茶の水校2号館?)、浜松校に出講する。
  • 教材や模試の作成・編集にも携わっている。
    • 『高2スーパー化学』、夏期講習夏からの無機化学』、冬期講習頻出化学総仕上げ』、直前講習『化学頻出テーマ演習』『横浜国大プレ化学演習』のテキスト・テストを作成している。
    • 夏からの無機化学』は主に関西の講師からボロクソに言われている。
      • 前任の星本悦司師時代の『無機化学の攻略』のテキストの質があまりに高かったがゆえの批判ということもあるが…。
      • 山下幸久?先生には、テキストの不備に関して「作成者の頭に大きな虫が湧いている」とまで言われているらしい。
    • オンデマンド『入試化学へのアプローチ 気体』、『入試化学へのアプローチ 熱化学』を担当。テキスト作成もしている。
    • 全国模試の問題作成も手がけている。
      • 2015年第2回全国模試の炭酸電離の問題を作成。とある私立医科大の問題を見て思いついちゃったんですよねーと研究授業で仰っていた。
      • 2016年第2回全国模試では有機化学を担当。辛味の成分カプサイシンである。
  • 初級~中級者から熱い支持を受けている。
  • 一方で上級者からの評価はひどく割れている。
    • 「わかりにくくはないが、教科書の内容を解説することに終始する印象」「基本的には暗記暗記でアカデミックな授業は行わないのが不満」「時間の関係か問題の解説に時々粗いところがあった」など。
    • 横浜校スーパー国公立大医系コースを担当していた際は、クラスで評価が大きく割れていた。
      • 実際、医科歯科大などの最難関大を目指す生徒にはかなり物足りないのも事実である。
      • 師のホームページにある掲示板に苦情が直接書き込まれていたことから余程のものであったことがわかる。ハイレベル国公立大医系講師陣が同じとなれば文句を言いたくなるのも理解出来よう。
      • 2019年度からは、お茶の水校への出講を減らした中村雅彦師が担当になった。
    • なので、講習を選ぶ際には要注意。
      • 講習では前倒し・延長をすることもある。しかし、なぜか内容の濃い授業が期待される化学特講で時間を余らせたことがあるらしく、これについては「何かが抜けている」と声がある。
  • 年齢は40台半ばであるが非常に若く見え、お兄さんのような印象を受け、ラーメンズの小林賢太郎や森山未來に似ていると言われる。また、ファッションにはこだわりがあるらしく、おしゃれである。髪もよく似合う茶色に染めている。特に柄物のシャツを着ていることが多い。
    • 最近髪は黒くなった。
    • 2014年度の後期途中頃から、喉のためにヘッドマイクを使い始めた。マイクにつけるスポンジの色は、その日の服装とコーディネートされているので、師の授業を受ける際にはぜひ注目していただきたい。
  • 本人曰く、駿台で勤め始めてから無遅刻無欠勤なのだとか。熱が38.0度を超えたら欠勤するつもりだとも公言なさっている。
  • 温厚で、あまり怒らない。
    • 授業中に寝ている生徒を見つけると教壇を降りて起こしに行く。授業を再開するときにも挨拶の際に寝ている生徒がいないか必ず確認し、寝ている生徒がいた場合には近場の生徒に起こすように頼む。
    • もっとも、授業の復習を怠っていたあるクラスの生徒たちには、きちんと注意をすることもあった。
  • 横浜生まれ横浜育ちだからか、横浜ベイスターズのファンであるようだ。また、師はスポーツが好きらしくTwitterや授業中の雑談の話題に上る事もしばしば。
    • 以前より横浜ベイスターズがCSに出ることになったら、1週間ベイスターズのユニフォームを着て授業すると公言なさっていた。
    • 2016年度は横浜がCSに出ることが決まった際、師は1週間限定で本当に横浜のユニフォームを着て授業なさった。
    • 2015年度は7月ごろまでベイスターズが1位だったにも関わらず、8月ごろに最下位まで転落したため、夏期講習のアンケートに「先生、生きてますか?」と生徒に書かれたことも・・・。
    • 「今は調子いいけど、そのうち順位落とすのが我らがベイスターズなんだよね〜(笑)」と発言した事がある。
  • よく下の名前を、「のういち」と読み間違えられるらしい。本人はその読み間違いを気に入っていくTwitterのアカウントや師のホームページにもno-ichiが使われていることからもそれが伝わってくる。
  • 面倒見が非常に良く、勉強面・日常生活面において、どんな些細なこともきちんと話を聞いてくださる。
  • 生徒の顔覚えが良く、自身の受け持つクラスの生徒に会うと話しかけてくださることがある。
  • 流行に敏感である。
    • 今日では水素水への言及が多く伺われる。
  • 左手薬指に金色の指輪をはめており、子供さんもいる。
    • なお、娘さん2人の模様。お子さんとの仲は良いらしい。
  • 昔はパイロットになりたかったらしいが視力が悪いためなれなかった。(なお、現在は矯正視力でもパイロットになれる。)
  • 師は話すと細川豊や清宮義幸ほどではないが『NE☆』という音が沢山入ってくる。最初は『NE☆』が多い!!と思うかもしれないが、いつしか慣れるので不思議である。また、師のテンポをこの『NE☆』が作っていると思われる。おそらく『NE☆』で区切られていなければ更に速いペースで授業が進行して生徒は辛くなる。
  • ある年の横浜校での最後の授業では、クラスの人全員と握手を行った。(師が自ら、やると言い出した)
    • ある講習でも同様のことを行なったことがある。
    • 師の似顔絵が印刷されたお手製の合格守りのシールも配布された。
    • これらの行為については、師を好む生徒からは特に批判はなかったものの、良い先生アピールをここまでするのもどうかという意見もあった。
  • 通期の最終講では、試験におけるポイントを述べる他、最後まで勉強し続けた生徒を褒めた上で、「受験勉強で終わることのないように」と伝えている。また、受験に失敗しても、置かれた場所で1位をとる勢いで勉強に励むよう仰る。
  • 代々木ゼミナールには師と入れ替わるように在籍している西村淳矢氏がいらっしゃる。
    • 二人とも同時期に中経出版から参考書を出しており、非常に紛らわしい。
    • 代ゼミ時代には、「写真で判断しろ」と生徒にはおっしゃっていた。
  • 趣味は野球観戦とランニング。
  • 2018年度からマラソンにハマっているそう。
  • 公式のツイッターアカウントを持っている。
    • 自己顕示欲が強いのかナルシストなのかは不明だが、アイコン・ヘッダー全てが自身の写真である。さらに頻繁に自撮りを投稿する。
    • 最近では文科省や教育現場への批判のツイートが多い。
      • 同様のツイートを同じくする永島豪師とやりとりすることがある。

外部リンク Edit

本人のウェブサイト:http://www.no-ichi.com/profile.htm

本人のtwitter : https://twitter.com/no_ichi_

著書 Edit

学習参考書 Edit

  • 『化学基礎問題集 頻出! 220選(駿台受験シリーズ)』(西村能一・酒井俊明 共著/中村雅彦 校閲 駿台文庫、2011年5月1日)
    • 酒井俊明師との共著。
  • 『化学頻出! スタンダード問題 230選(駿台受験シリーズ)』(西村能一・酒井俊明 共著/中村雅彦 校閲 駿台文庫、2014年3月20日)
  • 『一問一答 まる覚え 化学I(合格文庫)』(西村能一 著 中経出版、2007年7月21日)
    • 処女作。
    • 発行日は2007年7月1日。
    • 依頼されたのが2006年7月7日。9月末の締切の予定が延びに延びて,脱稿したのが2007年1月17日。
    • 書き終えるまで禁酒して臨んでいました。
    • 時間もかかり,誤植も多くて迷惑をかけましたが,その後に生きています。
  • 『一問一答 まる覚え 化学II(合格文庫16)』(西村能一 著 中経出版、2007年10月17日)
  • 『イメトレ ポイントチェック 化学反応式(合格文庫)』(西村能一 著 中経出版、 2008年10月22日)
  • 『即効 化学計算問題でるとこだけ!(合格文庫47)』(西村能一 著 中経出版、2009年12月2日)
    • 新課程版になぜか唯一、改訂されていない。
  • 『化学基礎 早わかり 一問一答 (大学合格新書)』(西村能一 著 中経出版、2012年4月13日)
    • 合格文庫の改訂版。
    • Amazonでは新書扱い。
  • 『化学基礎 早わかり 一問一答(大学合格新書)』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2014年7月30日)
    • 中経出版のKADOKAWAブランドカンパニー化後の増刷(第6刷)。
    • Amazonでは単行本扱い。
  • 『化学 早わかり 一問一答(大学合格新書)』(西村能一 著 中経出版、2013年4月12日)
    • 合格文庫の改訂版。
    • Amazonでは新書扱い。
  • 『化学 早わかり 一問一答(大学合格新書)』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2015年8月2日)
    • 中経出版のKADOKAWAブランドカンパニー化後の増刷(第5刷)。
    • Amazonでは単行本扱い。
  • 『大学入試 化学反応のしくみが面白いほどわかる本』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2016年4月14日)
    • 合格文庫の改訂版。
  • 『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』(西村能一黒澤孝朋 中経出版、2013年6月15日)
  • 『ここで差がつく 有機化合物の構造決定問題の要点・演習』(西村能一黒澤孝朋 中経出版/KADOKAWA、2015年2月25日)
    • 中経出版のKADOKAWAブランドカンパニー化後の増刷(第2刷)。
    • 第1刷…中経出版、第2刷…中経出版/KADOKAWA、第3刷…KADOKAWAだが、単なる増刷で同内容。
    • Amazonではなぜか「中経出版」版が単行本、「KADOKAWA」版が文庫になっているが、判型も同じである。
  • 『直前30日で9割とれる 西村能一の センター 化学基礎』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2017年11月17日)
  • 『直前30日で9割とれる 西村能一共通テスト 化学基礎』(西村能一 著 中経出版/KADOKAWA、2020年10月22日)

一般書 Edit

  • 『科学の名著50冊が1冊でざっと学べる』(西村能一 著 KADOKAWA、2020年9月26日)




*1 現・広尾学園高等学校