飯田康夫 のバックアップ(No.1)


飯田康夫

飯田康夫(いいだ やすお、1945年12月1日 - )は、英語講師。元駿台予備学校英語科講師。St.Mepres(セントメプレス)名誉学長。

経歴 Edit Edit

  • 徳島県立城南高等学校卒業。
  • 東京大学文学部仏文科卒業。
  • 駿台高等予備校・駿台予備学校講師(1979 - 2020年度)。
    • 専任講師(1979 - 2005年度)。

授業 Edit Edit

  • 淡々とした授業。
  • 授業では、極力丸暗記にならないように、なぜそういった表現や規則になるのか、論理的かつ簡潔に教えてくれる。
    • 本人は丸暗記厳禁主義を掲げていて、授業も宣言通り論理的に展開される。
    • ただ、説明は簡潔かつ淡々としていて、何度も繰り返したり、印象に残るような例え話や強調はしない。
    • ただし、英文法道場においては、「頭のノートに書く」ことを特に強く意識していることからか、大事な所は「わかった?もう一回言うよ?」と繰り返し説明して下さる。
    • 文法用語を多用するという印象を持つ生徒もいて、合う人は合うが合わない人は合わない・人を選ぶ講師だという人も。
    • もっとも、文法用語を多用するといっても、旧情報と新情報など一部を除けば、学校で教わらないような文法用語は出てこないので、高校の教師が文法用語使って教えていたかどうかなど、今までどれだけ文法用語に慣れ親しんで来たかで師の授業への見方はかわってくるのだろう。
    • 1990年代の授業評価がネット上に残っており、その昔から賛否両論なようだ。
  • 板書は綺麗とは言いがたい。
    • 本人も気にしているらしい。
  • シールにもなっている師のオリジナルキャラクターの持つ指し棒は、実際に師が授業で使用している物であるが、何故か時折シールとは逆に、指し棒の指先の方を握って講義をしていることがある。
  • 発音は比較的流暢で、英語を話すスピードはかなり速い。
  • 授業中、板書を写すことこに忙しくするよりも、講師の話をよく聞いてその場で覚えてしまうことを薦めている。
    • 本人は「頭のノートに書くように」と言っている。特に講習会ではすでにテキストに要点を全部まとめてるので、いたずらにメモをとらず話を聞いてほしいのだろう。
    • 飯田師は物理の故坂間勇師に教わっていたことがあるそうで、ノートをとることを禁じていた坂間師に、もしかしたら倣っているのかもしれない。
  • 講習の英文法道場にはかなりの自信と愛着があるようだ。
  • 質問対応は非常に親切。質問大歓迎とのこと。
    • お願いすれば他教材の質問にも答えてくれる。
    • ただ、声が大きいので、周りからは何を質問しているのかダダ漏れである。
    • 生徒を貶す様な質問対応はしない。気軽に聞きに行こう。
  • 2020年度で駿台を引退。

担当授業 Edit Edit

 和文英訳、英文法の授業を中心にうけもつ。構文や読解の授業はほぼもたない。

通期

春期講習

出講無し

夏期講習

冬期講習

  • 実戦・英文法道場-合格を確信する受験生だけのための12講-(お茶の水校)
  • 英文法道場・大晦日特別編(津田沼校)

直前講習

直前Ⅰ期

出講無し

直前Ⅱ期

出講無し

過去の担当授業 Edit Edit

 以前から主に和文英訳、英文法の授業を担当しているが、過去には新宿校池袋校英語構文演習A、英語構文演習Bなどを担当していた。
 また、20年以上前は早大英語などで、読解も教えていたようだ。講習会では、中級英解も担当していた。

通期 Edit Edit

講習 Edit Edit

人物 Edit Edit

  • 1979年4月に駿台高等予備校(現・駿台予備学校)に英語講師として採用される。
    • 2020年度時点で駿台講師歴42年目の大ベテラン。
    • 関東駿台英語科の最古参講師である。師自身でいっているので間違いない。
      山口紹師も退職したので、唯一の生き字引である。
  • 師自身も1964年度に駿台高等予備校(現・駿台予備学校)で浪人経験がある。
  • 元駿台生かつ英語科最古参講師なので、ブログなどで駿台の貴重な昔話が聞ける。
  • 現在では第一線を退きつつあり、通年では千葉校津田沼校に出講している。
    • かつてはお茶の水校市谷校舎も含む)にも出講していた。 
      現在でも講習会・代講・教員セミナーなどで出講することもある。
    • 同様に新宿校(閉校)、大宮校横浜校、名古屋校、講習時には町田校にも出講していた。
    • 横浜校舎長との繋がりで2017年度講習で広島校にも出講する。
    • 第一線を退きつつあるとはいうものの、本人は要請があればもっと授業がしたいらしい。
  • 最近は、個人経営の塾などで不定期で特別授業を行っている。
    • 2017年度より、都内の私立中高一貫校にも出講。
    • 2019年度は、高校に週5日出講し、駿台での担当クラスは僅か4クラスとなった。
  • 還暦で定年になるまでは専任講師で、かつては英文法演習、英文法S、英文法Hなどのテキスト作成もこなしていた。
    • 師が作成していた頃の英文法テキストはあまり評判がよろしくなかった。
  • かつては、高橋善昭師と組んで六日間の講習「早大英語」を三日間ずつ担当しており、早大英語の最高タッグと言われていた。
  • 年配の講師にしては珍しく季節講習のオリジナルテキストは授業よりなかなか充実している。
  • 参考書も多数、執筆している。
    • 参考書での解説は、なぜそういう文法や表現になるのかが、厳密かつ簡潔になされている。
    • 割りと改訂の頻度も高い。
  • 学生には『Evergreen』や『be』程度の文法書の通読を勧めている。
    • 本当は『ロイヤル英文法』を通読してほしいらしい。
  • 単語集で単語の訳語を覚えることや文法問題集を何度も繰り返して答えを覚えることには否定的である。
  • 短文暗記を推奨している
    • 活用できるようにすべき文法を含んだ例文を暗記せず、単語集で単語の意味だけ断片的に覚えることが学力の伸びない最大の要因だと強く主張している。
    • 伊藤和夫師や山口紹師など、例文暗記を薦める講師は多い。
      • 実際、和文英訳や自由英作文は例文暗記が出来ていないと書きようがない。特別なことではなく、オーソドックスな英語学習である。
    • 単語集で単語の訳語を覚えることについては、同僚の佐藤治雄師も同じ否定的立場をとっている。
  • ブログ「英文法道場」を開設、毎日更新している。
    • ただ、同じネタの使い回しや「休稿」という名の投稿が増えている。
    • ブログでの一人称は「道場主」。
    • 内容はブログ名からうかがえるが英文法の解説が一番多い。
    • 次に多いのは授業中で師がおりにふれてするような生徒にむけた学習姿勢についての叱咤激励・アドバイスである。
    • 授業アンケートについて愚痴ることもある。
    • 今後のブログは気の向いた時だけの投稿にすると一方的に告げた(2020年7月)。
  • 広島東洋カープのファンである。
  • 似顔絵のシールをくれることがある。
  • 「英文法道場」という名称は特許庁に商標登録されている。(商標登録第5126861号)
    • 名付け親は甲斐師であるそう。
  • 2017年度から、東京都東村山市にある私立の中高一貫校でも非常勤講師として英語を教えている。
    • 師は(予備校ではない)「堅気の学校」と呼んでいる。
    • 高1入学時に全生徒に『Evergreen』を配付している。
  • 露木康仁著『英語教師は〈英語〉ができなくてもよい!』(静人舎、2019年)において、予備校業界で英語の本質を教えられる非英文学科・非英語学科系の予備校講師(駿台系)として、伊藤和夫師、櫻井博之師、竹岡広信師、大島保彦師、薬袋善郎師とともに名前が挙げられている。
  • 還暦で専任講師としての定年を迎えたとき、当局からは「5年後にご引退いただく予定になっております」と言われたが、数々の模試の作問と通常授業のテキスト執筆の業務から解放されて授業だけに専念できるようになったおかげで、それまでの27年とは打って変わって我ながら年々教授力がぐんぐん上昇中という自負もあり、また体力と気力に満ち溢れていたので、そうやすやすと引退する気はもとよりなかった。
    • 幸い5年後になっても「予定通りお辞めいただきます」と言われることはなく、しかも自分から「辞める」と言わないかぎり強制的に辞めさせられることはないらしいとわかったのを幸い、引退予定の年からさらに10年、細々とはいえ現役を続けることができた。
  • コロナ禍を始めとする諸般の事情で、もはや飼っておけなくなったのであれば仕方がないということで、2020年度を最後に引退することになった。
    • 本当は、戦前から始めて94歳で亡くなるまで駿台で現役を続けられた恩師である古文の小柴値一先生の記録を抜きたかった。
    • 2021年1月19日の千葉校での最終授業の後は、講師室の他講師には引退のことを告げずにこっそり帰るつもりだったが、当局の代表としてH氏が挨拶に来ていただけでなく、千葉校だけでなく、柏校からのものも合わせて豪華な花束を2ついただくことになったために、図らずも同席していた3人の講師にバレバレになってしまった。
  • 駿台は辞めても講師業を引退するわけではなく、依頼さえあれば「道場主」として自慢のテキストを携えて全国の高校や塾・予備校に出講する気は満々なので、関係者各位にはぜひ遠慮なく声をかけていただきたい。(本人ブログより)

著書 Edit Edit

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飯田 康夫

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