野島博之 のバックアップ(No.1)


野島博之は、学研グループ特任講師。元駿台予備学校講師、元東進ハイスクール講師

経歴 Edit

  • 1959年、三重県生まれ。
  • 東京大学文学部卒業。
    • 専攻は日本近現代史。
  • 元 駿台予備学校日本史科講師(1989 - 2005年度)。
  • 東進ハイスクール・東進衛星予備校講師(2006 - 2015年度)。
  • 学研グループ特任講師(2016 - 年度)。
  • 学研プライムゼミ講師(2016 - 年度)。
  • 朝日カルチャーセンター講師(2020 - 年度)。
    • 「東大教室」担当(2020 - 年度)。
  • 現論会特別講師(2020年度)。
  • スタディコーチ「東大合格プロジェクト」アドバイザー(2021年度)。

授業 Edit

  • 「わかること」を最優先した授業を展開する。
    • いたずらに知識をつめこむような学習には否定的である。
  • 落ち着いた口調で授業する。くだけた感じで説明していく。特徴的な言い回しも多い。
    • 自分の参考書「詳説日本史ガイドブック」をSNGといってみたり、(部分的に紙で覆いがしてるようなフリップで説明するとき)「さっそくめくっちゃいたいと思います」といってみたり、特徴的な言い回しは多い。自身作成のテキストの前書きなどにはすこしおおげさに感じられないこともないロマンチストな記述が頻出し、ほほえましい。
  • 教科書を重視するよう強調する。自身も教科書の分析にはとても熱心にとりくんでいる。
    • 現在も開講されている講習の「日本史教科書攻略法」はもともと野島師がたちあげたものである。
    • 現在もブログでおこなっているような、教科書ごとの分析や、旧課程教科書との比較などをふまえた講座だった。
  • 大学教授の専門分野を考え、問題作成に関わりそうな教授を根拠付きで予想する
    • 「出題者に密着したトレーニング」といったようなことを駿台在籍時はよくいっていた。
  • 設問の要求に応えることにこだわった論述解答は非常に精緻なことで知られている。論述指導には定評がある。
    • 師の著書『東大日本史問題演習(究極の東大対策シリーズ)』(東進ブックス)は、東大を日本史で受験する人にとっては必須である。詳細な解答基準が示されているので、しっかりやると力が付く。なお、この著書は井之上勇師との共著である。
  • 東大の日本史については「試験会場における思考の密度と深度が得点を左右する」「問題をとおして受験生の思考力を見極めようと」している、といったことを述べている
    • 論述の授業も、この発言に沿った、非常に論理的なものである。

担当授業 Edit

 お茶の水校池袋校八王子校大宮校札幌校などに出講していた。
 1990年代初頭に既にお茶の水3号館の東大文系スーパー池袋校早慶大文系スーパー?に出講していた。

  • 1992年度の池袋校の早慶大文系スーパーでは当初は日本史LⅡのみを担当していたが、日本史早慶(1時間教材)を担当していた注連本師が体調を崩されたため後期の日本史早慶も野島師が担当するようになり、後期は週3コマ野島師(日本史LⅠ(2コマ)は加藤師担当)が担当することになった。
     通期および講習会で東大コースや一橋大コースを担当していた。

通期 Edit

  • 日本史LⅡ  早慶大文系スーパー 1992年度 池袋校 K〜M組 
  • 日本史早慶 早慶大文系スーパー 1992年度 池袋校 K〜M組 (後期より注連本師から変更)

現役フロンティア Edit

特設単科講座 Edit

人物 Edit

  • かなりのロン毛で、服装もかなり奇抜。常にサングラスをかけている。意外とやや小柄。
    • イラストレーターのみうらじゅん氏に非常に似ている。
    • NHK朝ドラ『半分、青い』の秋風羽織に似ている。
  • 三重県四日市市出身。三重の方言は関西弁の一種なのだが、師は標準語で授業する。
  • 既婚者。
    • ちなみに奥さんは東京大学教授の加藤陽子氏。メディアにもよくでる、著書多数の有名人である。
  • 受験問題の分析にもとても熱心。その成果はブログ(下記人物参照)で一般に公開している。
    • 駿台在籍時には複数の講師と共同でおこなった出題頻度分析の成果を「日本史用語集ちゃーと&わーど」という本にまとめ出版していた。出題頻度にこだわった参考書をつくったのは、余計な負担をかけさせたくないことのあらわれだろう。
  • 安藤達朗師の正統的後継者だった。
  • 駿台在籍中は、福井師と並ぶ二大看板であった。
    • お茶の水校池袋校八王子校大宮校などに出講していた。
    • 1990年代初頭に既にお茶の水3号館の東大文系スーパーや池袋校の早慶大文系スーパーに出講していた。
    • センター明けの授業で自身が担当する全クラスの生徒を池袋に集め通期授業の一斉補講を行ったことがある。生徒が教室から溢れ大変なことになり、それ以降、センター明けの授業が原則通期補講禁止になり演習授業になった。
    • 通期および講習会で東大コースや一橋大コースを担当し、さらには東大実戦や一橋実戦の作問と解説、青本の解説執筆も担当していた。
      • それ故に青本の解答と師の著作の解答が同じことがある
      • 講習のテキストは東大・一橋大ともに野島師が作成していた。
      • 東大の青本や実戦問題集は、福井師と野島師で分担して担当していたが、内容もさることながら、書式や文体の時点でまるで違うので、どちらが書いたかはすぐに判断できた。福井師がほぼ字のみのでとても無骨であるのに対し、野島師のものは(現在はブログでその解説をよめるが)ゴシックや改行なども頻繁に使う視覚的にみやすい解説である。
    • 現在日本史科に所属している井之上師、須藤師、今西師とは共著で学習参考書を作成している。
    • 駿台では東大進学塾エミールの設立にも携わった。
    • ときに左よりの政治色を感じさせる福井師とくらべると、思想の偏りや政治性を感じさせることはあまりなかったといわれている。
      • だが、ツイッターなどを見るかぎり本人の思想としてはやはり左寄りだと思われる。
    • 福井紳一師との確執も噂され、東進移籍の一因となったともされる。
    • 安藤達朗師の死後も、しばらく駿台に在籍した後、東進ハイスクールに移籍し、さらに2016年度に東進から学研グループに移籍した。
    • 野島師の移籍により日本史科は福井師の独裁体制となった。
    • 師に駿台に帰って来てほしいと思う人も多い。一方で、福井イズムを歓迎する者もある。
    • なお、駿台をお辞めになってからも塚原哲也師とは未だに交流がある模様。
      • 「日本史の論点」「読んで深める日本史実力強化書」(共に塚原師著)が出版されるにあたって、塚原師から野島氏の元へ一冊ずつ送られたようである。
  • 駿台時代の最後の何年間かは日本史科代表を務めた(本人インタビューより)。
  • 東進在籍中は、井之上勇師とともに仕事をしていた模様。
    • かつて、札幌校にも、井之上師と同時期に出講していた。
  • 『よくわかる日本史(MY BEST)』(学研プラス)は、実況中継シリーズで有名な河合塾の石川晶康先生との共著で、発売当時、河合塾と東進の日本史トップ講師の奇跡のコラボとして話題となった。
  • 自身のブログ「日本史野島博之 のグラサン日記」を開設している。
    • 京大型論述用練習問題や一橋大の過去問の解答解説をはじめとする日本史に関する有用な情報の提供と、学研プライムゼミ関連の宣伝をおこなっている。
  • 「先のことが予想もつかない動きの激しい現代社会に出ていくことは怖いことではあるが面白いことでもあり・・」という趣旨の生徒への檄文を複数の書籍で述べている。
    • 師が駿台に在籍していた当時(まだ安藤達朗師や伊藤和夫師がご存命で、大島保彦師の髪がフサフサだった時代)のパンフレットの一言メッセージにも、「一寸先は闇の時代ーー。だから、そんな不安をふきとばしてしまえるようなエネルギッシュな授業を続けたい。」と書かれている。
    • なお当時からグラサン姿であるが髪はあまり伸ばしていなかった。その当時駿台日本史科に在籍していた講師で現在も駿台にいらっしゃるのは池知師、佐野師、角田師、福井師くらいである。
 
  • 学研では、映像講座『東大日本史』(学研プライムゼミ)を担当している。
  • 東大教室」というライブ授業も行うことになった。
    • 学研グループは自校舎を持たないため、借教室での開催。
    • 2020年度、2021年度は「学研プライムゼミLIVE」は開講されず、朝日カルチャーセンター主催の講座として開講されている(新宿教室、横浜教室、中之島教室)。
    • 2020年度は「現論会」でもオンライン講座を開講している(学研、朝日カルチャーセンターとは別内容)。

著作 Edit