根岸世雄 のバックアップ(No.1)
根岸世雄(ねぎし ときお)は、数学者。元駿台予備学校数学科講師。元東京薬科大学薬学部教授。
経歴

授業

- 一つの問題に対し様々な別解を示し理路整然と全く疑問点を残さない授業を展開。
- 板書は芸術品と周りから評価されるほどの綺麗さであった。
担当授業

通期

夏期講習

人物

- 物理
学者?。数学
者?。?専門は不明。薬科大での情報求む。
- 奥井潔師、津野田修吉師、中田義元師と同様、東京大学学生文化指導会〜千代田予備校出身。
- 駿台数学科3N+Yの一人。
- 津野田修吉師、中田義元師とともに今の駿台数学科を確立した。
- 講師用のマニュアル(教授資料)も執筆していた。
- その人気は文理関係なく、幅広いものであった。
- 3N+Yの中では実力No.1とも言われていた。
講師室で生徒を怒鳴り散らす中田師とは違い、温厚な御方で質問対応も良かった。- 小林隆章師はかつて根岸師の授業を受けたことがあり、授業スタイルは根岸師を真似ていると述べていた。
- 駿台では長年に渡り、講習の「東大理系数学」を担当していた(後任は西岡康夫師)。
- 創成期の月刊「大学への数学
」(東京出版)にも執筆していた。
- 物理
学科卒で、中田義元師と共著で物理
の参考書を出したこともある。
- 『大学への物理
』(研文社、1955.2(2版))
- 『大学への物理
- ある日、お茶の水から池袋へ向かう送迎の車が首都高の渋滞にはまって午後の授業に間に合いそうにないという時に、「根岸先生」は少しも慌てることなく「大丈夫ですよ。私が行かないかぎり授業は始まりませんから」と言って泰然(たいぜん)としておられたのはさすがだと思ったよ。(飯田康夫師)
- 京都大学で「確率・統計」が入試範囲外だった時に、京大コースの確率の講義の受講者が一人だったことがある。
根岸師:君一人?
生徒:はい、一人ですいません。
発言集

- 「経験によると、答えは多分この辺なんだろうな、と」
- 「なんちゃって」
著書

学習参考書

- 『大学への数学
シリーズ』(共著。研文社〜研文書院)
- 途中から執筆参加。
- 『大学への物理
』(中田義元・根岸世雄共著 研文社、195?年)1955.2 2版
- 『新・受験数学
勉強法 (ブルーバックス (B‐488)) 』(講談社)
- 『新数学
問題の解法 360゜ 1 写像と軌跡(駿台受験叢書)』(駿台文庫)