東進ハイスク-ル のバックアップ(No.1)
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- 1 (2023-03-23 (木) 21:40:53)
- 2 (2023-03-23 (木) 22:42:36)
- 3 (2023-09-02 (土) 23:30:46)
東進ハイスクール(とうしんハイスクール)は、日本の大手予備校である。
概要
- 近年は、規模縮小した代々木ゼミナールに替わり、三大予備校に数えられることもある。
- 東進衛星予備校や東大特進コースのイメージが強いためか、現役生専門と勘違いしている人も多いが、校舎によっては高卒生も受講可能である。
- 衛星予備校での、スタジオ収録の個別DVD視聴がメインになる以前は、当時、全国に10校ほどあった直営校舎の「大学受験本科」で、高卒生対象の生授業や衛星授業(サテライブ)も普通に行われていた。
- 近年、新宿校で高卒生対象の生授業も復活した。
- ただ、今でも高卒生を対象にしている他予備校に比べると現役生志向が強い。
特徴
- 東進最大の特徴は、ビデオオンデマンドの授業形式である。
- コンビニなどと同様に校舎を東進衛星予備校としてフランチャイズ展開し、他塾から引き抜いた講師を有名講師として売りにする経営手法を取る。
- そのため東進衛星予備校を含めると全国の校舎数は1000を超える。
- CMが話題を呼び、現役東大合格者の3人に1人が東進生らしいが、大半は他塾との掛け持ち。
- もしくは東進以外にほぼ選択肢がない地方の人間。
- 東大特進の特待生以外、普通の衛星予備校からはほとんど受かっていないと、雑誌ネタにもなった。
- 実力講師の講座や郵送添削など、良質な教育サービスを提供している側面もあるが、ビジネス面の方に本質があるようで、優れた構造で生徒から金を巻き上げることでも有名。
- 上手く活用すれば非常に強力であるが、使い方を間違えるとどえらい目にあう諸刃の剣である。ただし特待制度も充実しており、下位〜中位層から金を吸い取り、超上位層に還元しているとも言える。
- フランチャイズなので、校舎の設備・サービスはバラつきが大きく、ピンキリである。
- 入学時/12月に、担任との面談の中で年間受講数を決め、雑費込みで代金を先払いする。割引などもあるが、初めはすぐ受講する講座数のみ申し込むのが基本。
- 昔から、駿台と東進は特に仲が悪いように思われる。
講座
- 東進の講座は、低~高学力層向けのものと、高~超高レベルのみ担当する実力講師(林・苑田・長岡など)のものの2つに大別して見ることができる。
- 低~高学力層向けの講座はレベルで細分化されて大量に設置されている。
- 各講座は分かりやすさを重視するあまり内容が薄くなっており、学力完成までに大量の受講を必要とする。
- 従って、トータルで見れば他の予備校で対策するより莫大なお金と時間と労力が必要になり、受講ペースも速くしないと受験に間に合わなくなる。
- 但し、苦手を着実に克服していけるというメリットがある。
- 各講座の単価は高めである。また、復習で映像を見返せる長所を前に、講座の視聴期限が受講ペース促進の一助となっており、各講座の中途解約(手数料は各講座で1万円以上、未視聴コマ数分払い戻し)による返金は少額となりがちである。
- 他の予備校と違い、各科目とも学力完成までに大量の受講を要するので、トータルの金額はエグくなる。
- 東進に行けば成績が上がるかのように謳うのが非常に上手い。
- 例えば、学力は普通基礎力の充実を前提に指数関数的に伸びるのに、統計データの平均化により得点の一次関数的な伸びを演出したり、特定データのみのピックアップにより過剰な学習効果を演出したりする。
- また、向上得点という独自の指標を導入している。
- 更に、東大合格者数の伸びを示したグラフを3次元にし、斜め上から見下ろすような表示にすることで実際の伸びを過剰に演出している。
- 反面、トップレベルの東大志望の高校生には「東大特進コース」を提供している。
模擬試験
- 当初は、独自主催の模擬試験はなく、他予備校の模試を東進がお金を出して学生に受けさせていた。
- 東進の模試(本番レベル模試?)は他の予備校に比べて圧倒的に質が悪い。
- 多頻度、定期実施を重視する会社方針に納得できない実力講師はどんどん作成から離れているようで、復習するなとまで仰ることも。
- 林修先生も降りた。
出版部門
- 学習参考書として、ナガセから「東進ブックス&;」を出版している。
- 問題集は本番レベル模試と同じく出来は良くない。
- 反面、センター試験対策の問題集である一問一答シリーズや実力講師陣が作成した参考書である名人の授業シリーズは高品質なものが多い。
- 特に「一問一答シリーズ」は駿台生でもセンター試験の授業を切ってこれをやり込む者もいるほど。
- 「名人の授業シリーズ」は基礎中の基礎レベルで躓いている生徒に駿台授業への橋渡しとしてオススメである。
- 元々は「実況放送シリーズ」として、語学春秋社の「実況中継シリーズ」をタイトル、装丁、紙質までパクっていたが、裁判で負けたために現在のスタイルになった。