景安聖士 のバックアップ(No.1)
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- 景安聖士 へ行く。
- 1 (2023-09-20 (水) 22:48:59)
- 2 (2023-12-07 (木) 09:42:38)
- 3 (2024-10-07 (月) 10:05:08)
景安聖士(かげやす さとし)は、駿台予備学校化学科・生物科講師。元札幌校校長。
経歴 
- 北海道札幌市生まれ。
- 北海道札幌西高等学校卒業。
- 北海道大学農学部卒業。
- 元 札幌国際情報高等学校教諭。
授業 
- 特に無機化学に定評があり、“無機の景安”の異名を持つ。
- 2016年度から夏期講習「化学特講Ⅱ(無機化学)」のテキストを作成している。
- 内容がカブっている師の無機化学の参考書は改訂されることなく絶版となっている。
- 同テキストが実質、師の無機化学の参考書の改訂版である。
- 同テキストは、Part1で師が配布するプリントとかなり重複している
- 2016年度から夏期講習「化学特講Ⅱ(無機化学)」のテキストを作成している。
- にも関わらず、通期では無機や電池を含まないPart2の方を担当することが多い。とはいえ、どの分野もハイクオリティである。
- ただ希薄溶液や蒸気圧などは解説が少し雑なこともある。あまり深く触れない印象を持つかもしれない。
- 演習系の授業での解法も、とてもわかりやすく鮮やかである。
- 中でも、師の電池の図や平衡問題を解くときの図は恐ろしくわかりやすい。
- 授業は「プリントの基本事項で必要部分を板書→例題の解法確認→参考事項の説明」 の順で行われることが多い。板書も併用する。講習会等がないと難しいかもしれないが、全分野のプリントを集めると、B4版200ページ以上に及ぶ。
- 全てをプリントで終わらすわけでなく、ノートは絶対に必要である。
- 師も「ちゃんとノートをとるように」とおっしゃっている。時々勘違いしている人がいる。
- ただし、プリントと同じことをノートに取らせることも多い。これは、師の考えで「書くこと自体が勉強である」「説明を聞き理解して書いて初めて、自分のものになる」という考えによるもの。
- 通期の初回授業では、学習方法について書かれたプリントを配布し説明なさる。基本から一からやり直すことが浪人生活で成績を伸ばすために必要不可欠、ということが強調されている。
- 彼の通常授業の特徴は、授業中に実験をしてくれることである。
- 熱気球とか燃料電池のモデルとか。とてもためになることもある。
- 2015年度の市谷校舎にて授業中の実験の際に、「これはね。すごいですからね。めちゃめちゃ勢いありますからね。」と言ったが、装置の故障により動かず、赤っ恥をかいた。「こんなことは5年に1回あるかないかですからね。あー,今日は夜悔しくて寝れません。」
- たまに実験の助手として、最前列の生徒に協力を頼むことがある。
- 熱気球の実験やテキストを2冊使った摩擦の実験などでこのようなことがあった。
- 講習でも実験を行うことがあるが、4日間の中で1回のみのようである。
- 師が予めバケツを持ってきていたら確実に何かを燃やす実験をなさるだろう。
- 横浜校には「景安先生 授業用バケツ」 と書かれた師専用の青いバケツが存在する。元々掃除用のバケツを使っていた所、校舎側が見かねて買ってくれたらしい。
- 2018年度の夏期講習では、そのバケツに水を入れ忘れたことを「忘れ物を取りに行く」とおっしゃっていた。
- 師はこの実験を「化学という科目は様々な視点から捉えることが重要である」ためにやってらっしゃるようだ。
- 「自宅でもやるんですよ!」と言い、自宅でも実験をするよう勧めることがある。どこまで本気でおっしゃっているのかは分からない。
- 毎回の授業で,生徒が疲れた頃に雑談をする。
- 内容は師の趣味とか、札幌のこととか、東京にでてきて感動したことなど。奥さんは書道を本格的にやっているとか。
- 森下寛之師同様、授業2〜3分前に入ってくる。またチャイムと同時に挨拶をする。
- 2時間目も同様に2〜3分前に入ってくることが多い。
- また授業の時間の合間の休憩時間に、最前列の生徒の席を
占領借りて、プリントを置き、取りに来るようにおっしゃることもある。これもまた師の授業の特徴である。
- 「私は授業の最初と最後には必ず挨拶をすることにしています」「気をつけ。よろしくお願いします」「気をつけ。ありがとうございました」しっかりと応えよう。
- 最初の挨拶の後に気合いを入れるかのように肩を上下させる。
可愛い
- 最初の挨拶の後に気合いを入れるかのように肩を上下させる。
- 講義中は居眠りと内職をしないよう、講義初回で注意する。それゆえ、雑談時を除き常に一定の緊張感が保たれている
- 「授業中は寝ないように。何度でも起こします。」と前期・後期の初回の授業でおっしゃる。
- 寝ている生徒を見つけると、必ずすぐに「寝るんじゃないよー」と声をかけて起こすが、声を多少張ることはあっても怒鳴ったりすることはない。
- 複数人の生徒が寝ていると,授業を一度中断し、「起きなさ〜い」と言って指示棒をトントンされる。
- 一度起こされた生徒は、その後は大抵起きているが、まれに再び寝ても同じように声をかけられる。
- 重要な所を説明している時でも、寝ている生徒を見つけると一度中断されてしまうため、とにかく師の授業では寝ないこと。
- 「あのね、わたしはいつも本気で授業してますから貴方達も本気で受けてください。寝るんだったらね、私帰りますよ?」
- 「くれぐれも自習(いわゆる内職)はしないように」とこれも初回の授業で注意なさる。
授業において内職をすることは講師に対しての侮辱行為であると考えているそうだ。こちらは警告なしの一発退場である。- 「あのね、私はコレ(自習)に関してはものすごい怒りますからね。気をつけてくださいね。」
- その他、授業を受けている生徒には関係ないが、廊下がうるさい時でも一度中断して、廊下にいる生徒に優しい声で「静かにしてね」とおっしゃる。
- 板書を漏れなくノートに写すようおっしゃる。
- 学習途中の生徒が必要な部分のみ写すようなことはできない、という考えによるものである。
- 師の板書のレイアウトの工夫や内容のまとまりは駿台化学科随一と言ってもいいほどで、生徒に過大な負担がかかることはない。
- 「授業中は寝ないように。何度でも起こします。」と前期・後期の初回の授業でおっしゃる。
- 講義中の二人称は「君達」や「あなた達」ではなく、「あなた」である。
- これは、師が授業を受けているひとりひとりに対して授業をしているからである。
- 重要事項が出てくると「ここで質問です」と言い、問いかけをすることがある。当てられるわけではないが、「自分が当てられて答えるつもりで考えるように」とのこと。
- 師の授業では、適宜質問を問いかけたり基礎を題材としたプリントの例題を使用したりするが、その中で自分の基礎学力の甘さを痛感させられる。授業スタイルとしては、久山道彦師に通じるところがある。(勿論久山師ほど過激ではないが)
- 非常に計画的な授業をされ、通期授業でも講習でも殆ど延長しない。
- 授業中、かなり頻繁に時間を確認されており,分単位で計画されていると思われる。
- 2019夏期の化学特講Ⅰでは延長はほぼなかった。
- 授業の最後に、次回までの予習範囲を指示される。
そのため、予習がとてもしやすい。 - 質問対応は非常に良い。
- 2019年度の直前講習では、初めて北大プレ化学が締め切りとなった。
担当授業 
通期
春期講習
夏期講習
冬期講習
人物 
- 毎週、札幌東京間を飛行機で往復している。
- 月曜日から水曜日まで札幌校で終え次第、新千歳空港に向かわれ昼の飛行機で関東に向かわれるそうだ。木曜日には高卒と高3の授業が横浜校でいきなりある。そして金曜日に市谷校舎の授業、再び横浜校の高卒の授業を終えると、慌ただしく夕方の飛行機で札幌へお帰りになる。東京で観光などするヒマなどないことだろう。この生活を20年以上続けている。
- JALを使用し生涯搭乗回数は1500回を越える。
- JALのマイページに、「地球28.5周、月との往復1.5往復」と書いてあったそう。
- また、唯一来れなかったのは北海道胆振東部地震が発生した2018年の時だけだそう。その時は北海道全域が停電でブラックアウトし、空港も電車も動かなかったそう。(通期授業は12月までであるため、そこまで雪による大きな影響は無いそう。)
- 当たり前のように書かれているが、並大抵のことではない。8年間札幌校通いをした増田重治師は
毛髪と彼女を失った上に終盤腰痛と喘息を患い死にそうになっていたし、首藤大貴師は一年で限界を感じ駿台を退職された。
- 割と背が低く小柄で童顔。
- 姿がかなり学生っぽく、入り口とかで警備員に会っても挨拶されないとか。
- マスクをすると目の下ぎりぎりまで覆われる。小顔なのかもしれない。
- ハライチの岩井勇気に似ている。必然的に中日ドラゴンズの岩嵜翔投手にも似ている。
- 「~なのさ」「だぜ?」が結構な頻度で語尾につく。
- 指示棒の使い方が上手い。クルクル回している姿がカッコいい。
- ちょっと使ってはすぐ畳むよくいる講師とは違い、終始黒板上を鮮やかに跳ねる。
- 使わない時も伸ばしたまま、杖のように携えている。
師の身長とあまり変わらない気もする - 使わない時に肩に担いで教壇を闊歩することもしばしば。
- 元は生物畑なのか、生き物が好き。そして札幌校では生物も教えている。
- 自宅ではエゾサンショウウオやアフリカツメガエルなど色々飼育しているらしい。毎年夏には必ず。息子さんとカブト・クワガタを取りに行くとか。
- 化学の授業から推測するに生物の授業は相当質が高いであろう。一部生徒、特に市谷校舎の生徒からは関東でも生物を担当して欲しいという声が絶えない。
- 「私の目の黒いうちはダメです」(朝霞師談)
- 大学時代には「PCR法を用いたカイコ病原ウイルス遺伝子の検出」という論文を書いている。
- ちなみにこの論文では何故か“かげやすせいじ”とルビが振ってある。
- 時折「生物選択のあなたはお気づきでしょうが…」と続け、光合成や電気泳動の仕組みに触れることも。
- 天然高分子の解説時は生物系の知識を適度に織り交ぜてくれるので、非常に覚えやすくなる。
- 関東のパンフレットの写真は古め(面影はあるが)。札幌校のパンフレットの写真は新しめのものに更新されている。
- 後輩の吉田隆弘師をかわいがっている様子である。
- 既婚であり、3人も子供がいる。
- 同じく道産子かつ毎週札幌と東京を行き来する存在である朝霞靖俊師とは仲が良い様子。
- そんな朝霞師曰く師はカラオケとワカサギ釣りが大変上手いそうだ。
- 清史弘師とも仲が良いようである。
- スタバの飲み物について話されていたようだ。
- 因みに清師も北海道出身である。
- 15年以上前に高校教師をしていたがその頃は不勉強であったことが語られている。
- なんとジエチルエーテルに麻酔性があることを知らず凝固点降下の実験中にジエチルエーテルが気化し、窓を締め切っていたため体調不良を訴える生徒が続出。急いで調べたところジエチルエーテルに麻酔性があることが分かり、師は自身が逮捕されることを恐れ、なんと生徒に逆ギレ。一番不真面目そうな生徒に「お前昨日何時に寝た!?」「夜3時過ぎです。」「だから体調悪くなるんだ!保健室で寝てろ!」と言い体調不良者を実験室の外へ出し、混乱のスキに窓を全て開け放つという荒技をなしとげた。「いいですか。物事というのは15年経てば全て時効となるのです。」
- 師は一年間の授業予定そして雑談予定も立てている。ここに載っている話をしたとしても笑っておこう。
- 夏期講習期間は扇風機持参で授業する。
- 「節電・使っていないときはすぐ消す」と書かれている。
駿台は1円単位で電気代を切り詰めたいのか…?(扇風機の消費電力は非常に少ない)
- 「節電・使っていないときはすぐ消す」と書かれている。
意外にもスキューバダイビングが趣味で毎年南国まで行っているそう。- これを踏まえてヘンリーの法則を絡め、何度も同じフレーズを連呼する。結構シュールな図。
- 不思議なことに師ほどの実力がありながらも、師が記した参考書は改訂されることなく絶版となった。
- 旧課程ではあるが、中経出版の無機化学と有機化学の参考書は非常に良質。
- 夏期講習「化学特講Ⅱ」のテキストが、実質、無機化学の参考書の改訂版と言われている。
ネット上には、学研の大学受験Nシリーズから理論化学が出るというガセネタがあった。
著作 
学習参考書 
- 『大学入試にでる 無機化学反応が面白いほどわかる本』(景安聖士 中経出版、2005年12月28日)
- 『大学入試にでる 有機化学反応が面白いほどわかる本』(景安聖士 中経出版、2008年9月3日)
- 先に出版されていた『大宮理の 化学が面白いほどわかる本』との差別化のために、タイトルが「化学反応」となっているが、無機、有機ともに各論的記述もしっかりしている。