- 桐原書店から出版されていた内野博之師の著作。2022年時点では絶版。
- 当時のライジングシリーズの一つで、ある程度の学力が身についている前提で難関大へ立ち向かうための問題集として編纂されている。
- 実際に9つの問題のうち、評論は一つを除いて東大の問題が採択されている。
- 小説の問題は旧センター試験のもので、講習ではめったに担当がないので非常に貴重であった。
- やはりこのシリーズの特徴ということもあり万人受けかどうかは意見が分かれているが、高評価を受けており、復刊を望む声が寄せられている。
- ただし、公式的なことを網羅的に書かれているわけではない。師の方針は「読む」=「解く」ことであり、同じ文章を何回でも読んで理解することが現代文の学力をあげるのであって、文章を各々「読んでみせる」ことこそ大切だと師は考えているためである。
- 特訓現代文(現役生のみ受講可能)一橋大国語を内野師目当てで受ける受験生は、同講座の前にこの参考書をやっておくと授業の理解度が高まる。勿論、講習の復習としてもこの参考書をやる価値は大いにある。通期で受けている者が、講習の代わりに買うのもあり。ただし、高価であり、対面ではない紙面であるのがデメリット。
- 師自身この問題集には絶対的な自負があるようで、ネット上で某館長が批判していることに言及して「わかってないなぁ」とこぼしていた。
- ちなみに絶版後高騰していることも師はご存じである。
- 2023年4月の段階では、9000円前後を推移している。
過激なファンの中には万単位でもお釣りが来るレベルの本であると言う者もいる。