細川豊
Last-modified: Sat, 17 Dec 2022 14:23:42 JST (644d)
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経歴
- 東京理科大学卒業。
- 大阪大学大学院理学研究科博士課程(無機及び物理化学専攻)修了。
- 理学博士。
- 博士論文『テルル酸イオンとコバルト(III)ジアミン錯体の多核縮合体の合成と円偏光二色性』
授業
- 最上位の受験生を意識した授業水準。
- 入試における「必須知識」部分はまず覚えることを求めた上で、汎用性の高い「攻め方」に力点を置いて説明する。
- 時には高校範囲を越えた、さらには師曰く「大学でも教えない」ことを用いて事項の理由を深いところまで追究する。実際、専門書などからの引用もかなりある。
- 駿台らしいアカデミックな授業でありながら、師の個性が色濃く現れた授業である。
- 上位クラスの一部には師の個性ある授業に惹かれた信者がいる一方で、授業内容のレベルの高さもあり、クラスによっては出席率が低い。学生の好き嫌いが顕著である。
- 他人が作ったテキストの場合には,自作のプリントで授業をする。
- 専門用語を説明を省いて連発する事が多く、基本事項を解説する授業なのに予め基礎知識が充実してないと付いていけないこともある。しっかりと予習していくのが良いだろう。
- 滑舌が悪く、後ろの方の席だと聞き取れないこともある。
- 授業における師の真価は有機化学の授業で発揮される。
担当授業
人物
- 一昔前まで関東化学科の中心であり、最上位層の授業を受け持っていた。現在は第一線を退いている。
- テキストも多く作成していた。
- 学生からの人気に比して、作問能力やテキストの編集能力は高かったらしい。
- 阪大大学院時代は、錯体化学を専攻し、ひたすら錯イオンを作っていたらしい。その後、オーバードクターとなり大学で働きながらノーベル賞を夢見て研究室で研究を続けるも、駿台化学のアカデミックな授業に心揺り動かされ関西化学科の講師となる。
- 旧化学特講Ⅱの巻末にその名残があった。
- 師が関西にいた頃に執筆した夏期講習「化学特講Ⅱ」は2015年度をもって全面改訂となった。
- ボソボソとした話し方と「〜ネッ!」という語尾から授業は眠くなってしまうが、師の化学への熱意は本物である。
- 口癖は「〜NE☆!」「ドギツクチェック!」「問題を味わう」「なあなあ」「アルカリ金ちゃん、土金ちゃん」
- 事あるごとに「NE☆!」を連発する。一つの授業で50回近くは言っているが、清宮義幸師ほどではない。このことに関して、森下寛之師がネタにしていた。
- 無機分野では理論分野の時に比べてネはあまり目立たなくなる。
- 言い間違いや書き間違いをしたりすると自分の顔や頭を軽く叩きながら謝る。
- 横浜ベイスターズのファンとのこと。
- ある授業で勢いのあまりチョークが根元から良い音を立てて折れ、教卓まで飛び、眠そうにしてた生徒の目を覚ましたことがある。
- 質問対応は良い。
- とは言いつつもあまりに初歩的な質問をすると雑にあしらわれる。