池山廣

Last-modified: Wed, 09 Apr 2025 17:24:43 JST (10d)
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池山廣(いけやま ひろし)は、元駿台高等予備校講師。元新聞記者。小説家。

経歴 Edit

  • 大正3年(1914年)9月2日生まれ。
  • 國學院大學文学部国文科卒業。
  • 昭和55年(1980年)3月永眠。

授業 Edit

  • 日本語の特質から現代文を学問として教えることを意識していた。
    • 今で言う指示語や主語を意識するなど現代ではオーソドックスな読解法。
  • 第一回の授業で擬古文を扱い、現代文と古文の違いを明確にするなどの指導法をしていた。
  • 日本語を切り口に日本人の国民性などに話が及ぶこともあった。

人物 Edit

  • 元新聞記者。作家。
  • 元現代文科主任。
  • 1970年代の駿台現代文科の中心人物。
    • 池田師が亡くなった後は現代文科の中心が藤田修一師に代わった。
  • 元新聞記者で小説家としても活動していた。
    • 「日本の牙」で第2回横光利一賞候補(昭和24年/1949年)。
  • 芥川賞候補にも何度かなっていた。
    • 「日本の牙」で第22回芥川賞候補(昭和24年/1949年下期)。
      • 受賞は井上靖「闘牛」。
    • ただ川端康成などからの評価はボロクソであった。
  • 日本語の使い方に関してはかなり厳密な人であった。
    • 「予備校生の呼称は大学生に準じて『学生』である。」

著作 Edit

学習参考書 Edit

  • 『受験現代文の研究』(有精堂)
  • 『駿台補助教材 現代文ノート(四訂版)(駿台受験叢書)』(池山廣 著 駿台文庫、1972年(重版))
  • 『駿台高等予備校副読本 現代文ノート(駿台受験叢書)』(池山広 著 駿台文庫、1979年)
    • 現代文科副読本。