スーパー東大理系演習
Last-modified: Thu, 24 Oct 2024 22:39:25 JST (176d)
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目標大学 
- 東京大学
設置校舎 
概要 
- スーパー東大理系コースのさらに上位の演習コース。
- 2020年度、EX国公立大医系演習、EX早慶大文系演習といった他の演習コースはEX演習コース化したが、本コースはなぜかEX演習コース化されなかった。
- 2022年度、「スーパー東大理系演習コース」から「EX東大理系演習コース」に名称変更された。
- それに伴い横浜校にも新設された。
特徴 
- 浪人生の中のエリート(笑)が集まるコースである。
- 一方で僅差で不合格となった優秀な二浪生以上に、再び駿台で同じことを繰り返させないよう設置されたコースとも言われている。実際に、理三僅差落ちの二浪生が再び市谷校舎・スーパー国公立大医系αコースに通おうとしたところ、駿台の職員から電話で直接このコース入りを勧められている。*1
- 逆に演習コースには二年連続では所属できないとされる。*2
- 演習テストの問題はあまり改訂されないためこのコースに所属できるのは1度限りである。このコースで落ちてしまっても次年度以降は他のコースにしか入れない。
- 本当に東大を志望する人の集団である。
- お茶の水校には京大医学部、阪大医学部などに対応するクラスがないためか、講師目当ての他大学志望の人も一定数存在する。
- 駿台が合格率9割を謳うコース。
- 実際、このコースの上位クラス?(SX)で東京大学に落ちる生徒などほぼいない。ただし、最難関である理科Ⅲ類についてはSXから落ちる生徒もいればSYから受かる生徒もいる。また、SZの合格率は6割強程。
- ある年にはSXの生徒が面談時に「夏休みは8時間勉強すればもう十分だからね~」と担任直々に言われたりした。もっとも、年によっては逆に最上位クラスだからこそ他のどのクラスよりも勉強するべきだと煽られることもある。
- 生徒のレベルとしては、かなり細かく分け、東大型試験における正確なレベルを記述すると、SX>SY上中位層>SZ超上位層≧SA超上位層≧SY下位層>SZ上位層=SA上位層>SA下位層>SB上位層≧SZ下位層≧SB下位層>SC>SD
である。←個人成績だから当たり前- 数学・物理・化学に関しては、SA超上位層以上には、尖りまくってる人が一定数いる。一方、英語・国語に関しては順当にSXから順にできる人が集まっているイメージである。クラス分けでは国語の比重が東大と比べてかなり大きくなるので、理系科目だけ尖っている人や国語ができない人は低いクラスになってしまうことが多い。
- 講師、授業ともにとてもレベルが高く、もし入ってついていける自信があるならこのコースが良い。
- 具体的な目安は、共通テストで9割・秋の東大模試で理一理二B判定最上位くらいだと思われる。
- また、駿台側の説明会では東大の得点開示に記される不合格者ランクがB以上が目安との説明がなされる。
- 通期の授業の中にテスト演習の時間が組み込まれている。
- テキストを使った講義で基礎や要点を総ざらいすることと並行して、実戦的な演習とその解説により得点力の向上を図る。
- 講義形式の授業では、通常コースより講義問題が絞られているテキストを使用したり、通常コースと同じテキストでも全ての問題は扱わなかったりする。
- テスト演習は基本的に東大の形式や傾向に合わせてある。
- が、出典は過去の駿台模試や東大以外の難関大学であることが多く、ほぼ初見の問題である。ほとんどのテストは採点され、コース・クラスの平均点や得点分布が掲示される。
- ただし、実戦テストの得点がクラス分けの成績などとして扱われることはない。
- 演習テストの問題だけ手に入れて授業を切る者もいる。
- 通常コース同様、「スーパー東大添削指導」がついている。各科目4回、課題が出されるので、それを期限内に提出すると添削されて返ってくる。対象は全科目。
- ライバルは河合塾本郷校の「プレミアム東大理類コース」、「ハイパー東大理類演習コース
」である。
- 「プレミアム東大理類コース」は2021年度をもって廃止となった(SEGとの提携期間が終了したことによるのだろうか)。苑田尚之先生らが河合塾から離脱した今、理系の予備校は駿台に分があるか。
クラス概論 
- 例年、SX、SY、SZの3クラスが設置される。
- 各クラス50人を少し超える程度で比較的少人数のクラスとなる。そのため、講師によってはテストの成績などを見て生徒の状況を把握してくれる。担任との距離も近い。
- 人数が少なく全体のレベルが高いため前期と後期でのクラスの入れ替わりは比較的激しく、各クラス半分程度入れ替わる。
- どのクラスも50人程度の比較的少人数クラスであり、毎朝出欠席のチェックが行われる。
- 2012年度まではSXとSYの2クラス体制であったが、2013年度から3クラスに増え1クラスあたりの人数も増加した。現在のSZの講師陣がSX、SYと異なる部分が多いのはそのため。
- 以下は、クラス各論。
SX 
- LX(文系トップクラス)同様、全国からやってきた強者どもの集まり。
50人単位でほぼ100%の東大合格率を誇り、理系受験生の集団としては日本で一番であると言っても過言ではない。 - トップ集団の集まりということもあり、講師の配当は最高レベル。
- 2017年度の担任はスタイルが良いという噂。一部ネットでも男子生徒から
恋され慕われる様子が垣間見れた。煩悩退散- 2018年度は男性担任の模様。
SY 
- SXほどではないが、それでもなかなかの実力で、年によっては理科三類に合格する生徒もいる。
- 講師も半分くらいはSXと共通。このクラスまでが演習コースの中の上位クラスと考えられる。
- 3クラスの中では教室の人口密度が最も低い。
- 自分はSXには入れないけれど、かなりできると勘違いしている人が多く、安心感に浸り全く勉強に手が付かなくなる人が一定数存在する。
- 前期SAから後期SYに編入できた例もあり、校内生の編入生は無条件にSZに回されるわけではないようだ。
- 前期の模試成績合計が2600/3350程度。
SZ 
- 下位クラスではあるものの、模試の平均点、合格率はSAより高い。合格率は6割。(不真面目な生徒も多く、真面目にやっている人だけで考えると、SYと遜色ない合格率と言えるかも)
- 取り敢えず演習コースに入っているような著しく成績が悪い生徒がいる中でこの平均点を保てているので、SZ上位層のレベルは低くない。
- 毎回の演習や東大実戦でSYを凌駕する成績を取る人が一定数いる。
- ハズレの講師はいないと言っていいが、人気講師が多く担当するSX.SYとは、異なる講師が担当することが多い。
- 某師曰く、演習コース設立時に100人なら通せると主張したものの駿台側が定員を150人に設定したため、下位50人には合格の保証はできないとのこと。
- 筆者の通っていたときには東大模試は成績が著しくよく、本番でもトップのレベルで合格するような人もいた。
- 例えば、3号館内の東大実戦成績優秀者の掲示に名前を連ねたり、毎週のテスト演習でSXやSYより好成績を叩き出しまくる人もいる。一方、東大実戦でA判定を取れないのに、SYに在籍している人もいる。いかに、前期の模試によるクラス分けが曖昧かつ不十分なものかがよく分かる。
東大コースなら東大実戦がクラス分けに大きく反映されても良いのではないか。- これは、1回でも前期の模試を休むと自動的に点数が足りなくなるという理由も関係している。残酷である。
授業(教材) 
- 多くの現役生が数英優先で勉強を進めることを考慮して?、国語と理科で差をつけるためのカリキュラムになっている。
- 例えば、授業コマ数に関して、国語と理科は通常コースより多いが、数学と英語は通常コースより少ない。
- 授業内で演習する時間がとられることも考えると、数学と英語の講義の時間はかなり少な目になる。
- 英語構文S
- 英文読解演習S
- 英作文法演習S
- 東大英語テスト演習
- 数学XZS
- 東大理系数学テスト演習
- 現代文(東大対策)
- 古文T?/東大古文テスト演習
- 漢文A/東大漢文テスト演習
- 物理SE/東大物理テスト演習
- 化学S/東大化学テスト演習
- 生物SE/東大生物テスト演習
沿革 
- スーパー東大理系演習コース 2011 - 2021年度
- お茶の水校(3号館)