古文解釈の方法
Last-modified: Tue, 05 Mar 2024 09:46:54 JST (410d)
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関谷浩の著作。
概要 
- 当初は、伊藤和夫師の『ビジュアル英文解釈』や秋山仁師の『発見的教授法による数学シリーズ?』などと同じ「駿台レクチャー叢書」の一冊だった。
- 当時の図書目録の発売予定の仮タイトルは『ビジュアル古文解釈』だった。
- 「駿台レクチャー叢書」は、「駿台レクチャーシリーズ」への改称を経て「駿台受験シリーズ」に統合された
- 税別951円。全256頁。
- 1990年1月初版。
- 2013年8月改訂。
特徴 
- 関谷浩師の板書がそのまま書かれている。
- 古典文法を完璧にこなした後にじっくりこなすと、読解力が飛躍的に向上する。
- 第一講の中で構造的に読解する一方法として接続助詞に注目する方法を述べたことは、その後の予備校講師に大きな影響を与えたとされている。(岡田(2015)*1)。
- 関谷師の季節講習のオリジナル講座「古文解釈の追究」(夏期・冬期)はこの本との関連を意識しながら設計されている
- 本書に準拠した問題集として『古文解釈の実践 初級問題集』『古文解釈の完成 中・上級問題集』および、その改訂版である『古文解釈の実践Ⅰ』『古文解釈の実践Ⅱ』がある。
- 関谷先生は「この本は教員には評判いいけど、なかなか採用してもらえない」と愚痴っていた。
- 田部圭史郎?師も受験時に使っていた(初版)。