茂木誠
Last-modified: Fri, 13 Dec 2024 15:35:47 JST (127d)
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茂木誠(もぎ まこと)は、駿台予備学校?世界史科講師。N予備校世界史講師。
経歴 
授業 
- 授業はオリジナルプリントで進められ、テキストは一切使用しない。
- 自身のiPadをプロジェクターで映し、視覚的なわかりやすい授業を展開する。
- 大きな特徴のひとつとして、東大、一橋、外語大など上位国公立向けの授業では、宿題や休み時間の作業として授業の内容に関連した90~120字程度の論述問題を生徒に解かせる。
- その度毎に数名の答案をスクリーン上に映し添削する。
- 講義を受けながらにして論述問題へのアプローチを会得することができる上、他の人の答案を見て学ぶ良い機会にもなる。
- 論述を通じて授業内容を自分なりに整理することもでき、良い復習になる。時々何を聞いているかが曖昧で掴みづらい問題もあるが、そのときは自分で問題を自分の志望大学が出しやすそうなテーマに合わせて使えばよい。
- 「添削は先着○名様」と師が仰るので添削指導を巡って生徒間で熾烈な争いが起こる。(少しでも早く書き上げようと急いだ結果論述内容がめちゃくちゃな答案が散見されることも)
- ごくまれに論述の字数制限が適当で無かったり、要求に答えていない回答も丸にされることがある。
- 講義では時に歴史上の人物になりきった寸劇を行う。わかりやすさに重点が置かれ、印象に残りやすい。授業自体は物々しい雰囲気も漂っているが…。
- この寸劇をお客さん気分で眺めている人と、論述問題を意識しつつ内容を要約してメモを取る人で、合否が分かれるだろう。些細なことと思うかもしれないが勉強や授業に対する姿勢の問題である。とはいえ、授業の受け方は人それぞれである。
- 中には「無駄話が多過ぎる」と非難する生徒もいるが、師に言わせれば「無駄話 (≒物語)」こそが歴史の本質であり、事実の列挙はただの「年表」に過ぎないと説いている。そもそもあの授業を無駄話と捉えている時点で実力が見えている。
ただし、独自研究を含む。
担当授業 
通期
- 世界史Ⅰ(アジア・アフリカ編)?(3号館-LX+LY,LA)
- 世界史Ⅱ(欧米編)?(1号館?-LI、大宮校-LA,LC)
- 高3スーパーα世界史?(3号館)
- 高3スーパー世界史?(大宮校)
- 東大世界史演習プラス(3号館)
駿台サテネット21
- 難関大世界史へのアプローチ
春期講習
夏期講習
冬期講習
直前講習
人物 
- 渡辺幹雄師と並ぶ、駿台世界史科トップ講師。
- 渡辺師よりも受講者を選ばない、初学者から難関大志望までを対象にした講義を展開する。
- iPadを駆使した視覚的講義は、多くの受験生から支持を得ている。
- 長らく渡辺幹雄師との2人で東大世界史を担当している。関東駿台世界史科の中でもこの2人が特に有名なこともあり、授業が何かと比較されやすい。
- 授業スタイルや解説の仕方の違いを見ると、渡辺師は世界史がある程度完成している人向け、茂木師は初学者から上位層まで幅広い生徒向け、という傾向が強い。
- 季節講習の各種CORE講座(特に渡辺師がテキスト監修のもの)ではこの傾向が如実に現れる。
- 授業スタイルや解説の仕方の違いを見ると、渡辺師は世界史がある程度完成している人向け、茂木師は初学者から上位層まで幅広い生徒向け、という傾向が強い。
- 季節講習では、独自の地政学的アプローチを駆使した周辺地域史が名物講義である。
「この講座で皆さんには東南アジアを大好きになってもらいます」
- 師が出講している校舎の受付には師の授業が吹き込まれたCDが置かれており、校内生なら誰でも借りることができる。
- 2018年の東大の世界史の大論述(テーマ:19〜20世紀の女性の活動、女性参政権獲得の歩み、女性解放運動)の出題を的中させる。
- 通史の解説に定評がある一方で大論述の解説はイマイチという声も。
- 論述指導の特徴として、体言止めを多用することが挙げられる。これは生徒の論述を添削する中で主述関係の崩壊した文が多く見られることから、コンパクトに加点ポイントを書くべきだという師の考えが反映されている。
- 実際、師が作成した問題の解答例には体言止めが多く見られる。
- 過度な体言止めの使用には否定的な意見もある。
- 渡辺師「論述は大学の先生に提出する正式な文書なので、体言止めなんて使うんじゃない。うちの茂木は好きなんだけどね。みっともないからやめろって言ってんだけど生徒のことを考えてんだろうね」
- 渡辺師曰く茂木師は生徒の文章力に絶望しているからこそ体言止めを推奨しているのだとか。茂木師の文章力は渡辺師も認めるところであり、その茂木師が美しくない体言止めを勧めるのは無茶苦茶な文章で少ない情報量になってしまうよりはベターだという判断である。
- 実際、東大文系演習コースの授業では体言止めをあまり強調せず、体言止めを使わない生徒が多かったが内容が整っていれば花丸をもらえた。
- 大学入試で失敗、浪人時代に予備校講師の授業が大変面白かったためこの仕事に興味を持ったらしい。
- 小学校一年生から浪人生まで、あらゆる年代の指導歴を持つ。
- 大学在学中から塾で教壇に立ち、気がつけば駿台の講師になる。
- 大学時代は日本史を専攻していて、江戸時代を専門にしていた。
- 大学に「日本史」という学問は存在しないと考えている。
- 一応語弊のないように指摘すると、わかりやすく言葉選びしてるだけで、日本史学ならば学問として存在する。
若干の師の右翼癖が...
- 一応語弊のないように指摘すると、わかりやすく言葉選びしてるだけで、日本史学ならば学問として存在する。
- 大学卒業後、5年間、高校の教師を勤めていた。
- 学校の教師はいくら酷い授業をしてもクビにならないと愚痴をこぼしていた。
- その当時、世界史が必須科目になり、世界史を教えられる先生が少なかったので、教師募集が世界史のみだった。
- 浦和在住。
- 20歳でタバコをやめた事を授業中に披露して生徒を驚かせた
- かなりの博識で、世界史のみならず日本史、科学、哲学、文学、言語学、兵法などにも明るく、ホームページや時に授業で発揮される。
- 騎馬遊牧民の心境を理解するために乗馬をしていたこともあるのだそう。
- リアリズムの立場から山川教科書的歴史観を粉砕しようと奮闘中。
- 講習では『キャンペーン』と称し、自身の著書の購入者に世界史のセンター問題集をプレゼントしていることがある。
- 右派で、その思想は多くの場面で発揮されている。また、雑誌に寄稿することもあり、授業でその考えを師自身が紹介する。このことを大島師がネタにする。
- とある生徒のアンケート「司会者大島、討論者福井、茂木でトライアングルをやってほしい」大島師「俺は田原総一郎じゃないから!」
- とある生徒は、本棚の右に茂木師の、左に福井師の参考書を置いていたとか…。本棚がフランス議会だね、と話を聞いた担任から突っ込まれていた。
- 思想にかなり癖があるせいもあり、しばしば批判されやすい。(特に、とある講師から)
- 2020年の米国大統領選挙では開票の途中でD・トランプ氏の勝利を確信した旨の発言をし、メディアによるバイデン氏当確の報道後もトランプ氏勝利の可能性を訴え続けた。
- まぁ、関東駿台日本史科をはじめとして、左翼的思想を持つ講師が多いことなども考えるべきではある。
- 中国の南京虐殺に関する主張を否定する立場をとる。福井師に怒られそうである
- ただし、日本の右派が「全くなかった」と否定してており、中国共産党の抗日史観に都合が良いことや、当時の南京の人口数などの矛盾に触れ、「真実は中間にある」という曖昧な態度に留めている。
- NHK党(「NHK受信料を支払わない国民を守る党」)党首の大ファンである。
- 「こういう人がどんどん、どんどん各市に出てくれば、日本も変わっていくのではないか」と評している。
- 最近は話題に上げないがまだファンなのだろうか?
- 2021年から極右政党の参政党に関わりはじめる。YouTube動画へのゲスト出演やセミナー登壇を多く行なっており、これまで支持してきた政治団体のなかで一番関係を持っている。なお、党員かどうかは不明。
- 嫌いなものベスト3は、商社、白人(イギリス、アメリカ人)、左派
- 渡辺幹雄師を始めとする一部の講師や職員からは“もぎちゃん”の愛称で親しまれている。
- 生徒に絡むものの、物腰は柔らかく、教務にも横柄な態度をとることはない。空調設備に関して教務に連絡するときに、「生徒が凍えていますので・・・」と発言することがある。
- 怖い印象を受けるかもしれないが質問対応も簡潔で要を得ている。
- 「生徒は学びたい、講師は教えたいのだから質問はすべきだが、最近質問ができない生徒が増えている」と嘆いていた。
- 2015年春以降、炭水化物を一切取っていない上に、毎週日曜日に断食する生活を送っているらしい。(中年太り防止?)
- カレーが食べたくなった時はルーだけ注文する。
- 高校生のときは天文部に所属していたらしい。
- 「もぎせかチャンネル」というYouTubeチャンネルを持っている。
- 関西の中谷臣師は自身のブログ記事「東大世界史2020」で茂木師を痛烈に批判していた。
- 一般書を含め、著書多数。
- 世界情勢、経済学、地政学に関する本。その内容は高校生でも十分に理解可能。ただし、だからといって師の思想に染まる必要はない。あくまでもこのような見方があるのだ、くらいに考えておいた方がよい。
- 予備学校で教鞭をとる傍ら多く執筆活動を行う動機として、本来歴史とは過去を学ぶことでそれを現在、未来の考察に応用することが重要であるのに、授業で時事問題に触れることができる時間は少ない。その歯痒さの吐け口だと述べている。
- 心なしか某Nの授業の雰囲気の方が柔らかい。
- 信者(マニア)が多い。
- Wikipediaに記事も作られている。(特記性が疑問視されているが)
- 最近は某宗教との関係があることを彼のYouTubeチャンネルから散見されることが多い。
- ただし、特定の宗教の信者であることを否定している。
- 過去にTwitterやInstagramで師のなりすましユーザーが見られて、悪用されて、差別的な言動や嘘の情報が書かれていたが、現在は削除されている。
- また、師はTwitterもInstagramも、LINEもやっておらず、Facebookは休業中らしい。
- 師の授業プリントと師の参考書「茂木誠の世界史ノート」は各ページのデザインやスタイルが若干異なるだけで、内容は等しい。
- しかし、もぎせか資料館で配布のPDF(授業プリントと同じ)はプリントのPDFで設定されているサイズが各単元で異なる。
- 授業プリントは板書のプロジェクターと異なることがある。
- もちろん印刷して使う際はプリンターで設定したサイズに印刷されるため全く問題ないが、ipadのノートアプリ(goodnote5等)で使用する際には各単元で異なるPDFのサイズがそのまま反映されてしまい単元毎にサイズが異なるのでやや不便である。そのため、統一されたサイズで師のプリントを使いたい場合は師の世界史ノートを購入し、業者に頼んでPDF化し使うと便利である。
- 自身のホームページを所有しており、前述のプリントや授業録音ファイル、一問一答プリント、論述の模範解答などといった世界史の教材が数多く無料で配布されている。
- 世界史に関する動画だけでなく様々な動画があげられる。
- 授業を記録した音声が無料で公開されており、同じく公開されているプリントと合わせれば高い学習効果が期待できる。駿台生以外に利用者は多い。
著書 
学習参考書 
- 『センター試験 世界史B よく出る過去問トレーニング』(中経出版)
- 『テーマ別 東大世界史論述問題集―24カ年徹底分析(駿台受験シリーズ)』(渡辺幹雄・茂木誠 共著 駿台文庫、2012年12月1日)
- 『テーマ別 東大世界史 論述問題集 <改訂版>―28カ年徹底分析(駿台受験シリーズ)』(渡辺幹雄・茂木誠 共著 駿台文庫、2017年3月14日)
- 慶應経済の青本
一般書 
- 9割とれる 最強のセンター試験勉強法
- 経済は世界史から学べ!
- 世界のしくみが見える世界史講義
- 世界史を動かした思想家たちの格闘
- 世界史で学べ!地政学
- ニュースの"なぜ?"は世界史に学べ