久保田智大
Last-modified: Tue, 15 Oct 2024 18:19:31 JST (186d)
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経歴 
- 埼玉県出身。
- 栄東高等学校卒業。
- 東京大学教養学部(前期課程)文科三類入学。
- 東京大学文学部英文科卒業。
- ロンドン大学大学院応用言語学科英語教授法専攻主席修了。
- 文学修士。
- 専門は第二言語習得理論。
- 修士論文「日本人英語学習者における完璧主義と外国語習得」(邦訳)
授業 
- チャイムと同時に教室に入ってきて、チョークケースをあけ、マイクをつける所まで全授業完璧に同じルーティンである。
- 授業開始時はマイクをポンポンとたたいた後「えー、みなさんこんにちは」とおっしゃる。
- このときだいたいの学生は無言で師にお辞儀をする。
- 授業スタイルは奇を衒わないものだが、文法などの解説では師独特の教え方をすることも多く、それらは整理して板書して下さるため実にわかりやすい。
- コバトシの授業のように深く突っ込む物もあるが(いわゆる名詞限定のasなど)、受験に不必要なレベルまでに行きすぎずエッセンスの塊のような非常に密度の濃い授業となる。
- 構文解析の参考書として、『英文読解の透視図』を勧めており、師の授業も非常に似た雰囲気がある。
- 駿台講師の中では若手ではあるがその授業のクオリティは非常に高い。
- 授業の初めに、時期に応じた過ごし方や学習方法のアドバイスを下さる。
- 師自身も駿台での浪人経験があるため、その経験を踏まえたものが多く、励みになる上に
駿台講師にしては珍しく相当ためになる。- その後見返した時に役に立つことも多いので、しっかりメモを取るなどしよう!
- 師の専門である第二言語習得理論の研究結果から示唆される内容のアドバイスも多い。
- もっとも、師は当時から英語が大得意であったために、英弱には実践しにくい厳しいアドバイスも無いことは無い。
- だが大得意と言っても本人曰く当時は上智の英語でコンスタントに8割だったそう。
- 英語以外の教科についての勉強法や受験期までの心構え、精神衛生の保ち方、休息、息抜きの仕方など参考になる話は多い。
- 例えば英語の力を伸ばすには何が必要かというところで、初級者は単語、中級者は構文と英語に対する慣れ、上級者は文同士のつながりと多読、というふうに習熟度に合わせたアドヴァイスを教えてくれる。
- 師自身も駿台での浪人経験があるため、その経験を踏まえたものが多く、励みになる上に
- 構文、読解の授業においても、出てきた単語を語源から解説してくれることがあり、頭に入りやすい。
- 復習の方法として音読を勧めている。
- 単に音読を薦めるだけで具体的なやり方などを提示しない講師が(駿台に限らず)多くいる一方で、久保田師は具体的な方法論まで提示してくれるので参考になる。
- 構文や読解系統の授業では、生徒の予習答案で多く見られたミスを確認しながら解説を進める。生贄答案として授業プリントに載ることも。
- 字が特徴的で、大文字のIは小文字筆記体のLのようになり、Sは大文字小文字の区別がつかない。しかし特に理解に差し支えはなく、板書は非常にわかりやすい。
- 多くの講師がするように、英文を立体的に板書することは少ない。
- そうした方がわかりやすい場合はそうするが、基本的には横に書いていく。
- また、口頭での説明も多く、口頭説明のスピードはそこそこ速いので集中して聞こう。(聞き逃してしまっても、質問に行けば優しく教えてくださる。)
- 希望者は下線部和訳を添削してもらえる。多くの生徒が添削を提出した場合、最もよい答案にはベスト答案であるとの旨を書いてくれるので目指して頑張ろう。
- 声は非常に明瞭であり、発音も綺麗。めざまし8ナレーター等で有名な声優の野島裕史氏似のいわゆるイケボである。
- 授業は比較的ゆっくりと進むが、これはプリントの演習問題の解説も行うからであり決して解説が遅く漫然と進む訳では無い。ちょうど良いペースである。
- 疲れすぎず、板書を写しながらも師の話をじっくり聞けるベストなペース。この点に関しては駿台講師の中でも間違いなくトップクラス。寝る生徒はほとんどいない。
- 大人数の授業の中でも少人数制のような細やかさを求めたいとの思いから通期の授業では生徒を一人一人当てていくクラスもある。
- 「わかりません」と答えても特に問題はないので心配は不要。
- 英作文では自然な英語を重視している。
- 和文英訳の授業では、和文を分解して書いていくというタイプではないが、生徒がミスしがちな箇所を指摘しつつ丁寧な授業を展開する。
- コバトシ師か勝田耕史師かで言えば勝田師寄りだが、書きながら立ち止まってじっくり説明を加えてくれるのでコバトシ好きでも無理なく受講できる。
- 一つ一つの表現を吟味し「なぜこの表現は不適か」「どうしてそう書けるのか」といった点まで細かく説明してくれるので得るものも多く、非常にわかりやすい。単語の話は語源に帰着することが多い。
- 構文の担当が多いため、通期で作文を教わることが出来るのは3号館東大演習コースの1部のクラスだけだが、和文英訳の授業も構文同様、非常に分かりやすく、師の実力が窺える。
- 雑談はあまりしないが、時々英文の内容に絡んだ雑談や師自身の浪人時代あるいは留学時代の話をしてくださり、非常に面白い。
- 質問対応はとても丁寧。そのためかTAの予約は埋まりやすい。
- 市販の参考書や模試、過去問の質問も丁寧に対応してくださる。また、添削なども快く引き受けてくださる。また、進路相談や勉強法についての相談も丁寧に応じてくれる。まさに神対応。
- 師曰く市販の問題集の質問でも全然構わないとのこと。
某K塾の参考書の質問をする生徒もいると仰っていた。
- 師が担当する英語構文Sの授業のプリントは非常に価値がある。
- そんな師の唯一の欠点は、このプリントの字が小さすぎる上に掠れている所である。(もちろん読めはするのだが...)
- 師の人気の秘訣は授業のわかりやすさだけでなく、質問対応や人柄にもある。
- 高2選抜英語の文法の授業中に各単元の内容をまとめたプリントを配布してくださる。
- 非常によくまとまっており、予習時にも復習時にも活用できる。
- 高2エクストラ英語でも同じものを配ってくださる。
- 師に教えていただいた文法事項を自分で整理して、説明できるようになると、ネクステなどに取り組んだ際に、なぜその解答になるのかを理解しながらサクサク進めていくことができるようになる。
担当授業 
お茶の水校(1号館,2号館,3号館),池袋校,横浜校,柏校に出講。
通期
春期講習
夏期講習
冬期講習
直前講習
人物 
- 山口紹師曰く「駿台講師の中で唯一僕が英作文で敵わない人」らしく、度々かなりの高評価を下していた。--まだ若手であり知名度はそれほど高くないものの、英語の知識、さらには受験情報にも相当精通しており、通期で受講できる生徒は非常に恵まれている。
- 若手ゆえに講習の担当が少ないのが残念なところ。が、今後間違いなく増えていくだろう。
- 2023年度から、遂に夏期・冬期・直前講習の東大英語を担当するようになった。
- 一部では高3選抜英語総合を担当してほしいという声もある。
- 師は「高2第3回駿台全国までに爆裂に偏差値を上げて、高3エクストラに来な。」と自身のTwitterでおっしゃっている。
- 2018年度からはエミールに出講、またSZの英文読解演習も担当している。(2019年度はSZ英作文法演習S、2020年度はLY, SZ英作文法演習Sの担当。)
- またエミールでは、2019年度より大島師に代わり高3読解も担当している。
- 2019年度からは、3号館LA,LB・2号館SE,LEで、増田師の後継として英語構文Sを担当するようになった。
- 2020年度から2号館に移ったLG(スーパー一橋大、後のLF)では、太庸吉師に代わって、英語構文Sを担当する。これにより、2号館の英語構文Sの担当は全て久保田師となった。
- 2023年度からは久保田師がスーパー一橋大コースの授業をどれも担当していない模様…非常に残念でならない。通期で通う方は夏期講習で英語構文特講を受講すると良い。
- 2023年度は3号館SW,SX,SYで東大英語テスト演習、SZ,LX,LYで英作文法演習S,LA,LB,2号館SE,LEで英語構文Sを担当している。
- 2023年度は3号館SW,SX,SYで東大英語テスト演習、SZ,LX,LYで英作文法演習S,LA,LB,2号館SE,LEで英語構文Sを担当している。
- 年中かっこいいジャケットを着ている。
- ブルックス ブラザーズのジャケットである。
- お茶の水校の東大コースで浪人経験がある。
- 今となっては貴重な「2号館時代の東大コース」出身。
- お茶の水2号館が完成したため、そこに移されたらしい。
- その際は山口紹師、勝田耕史師に教わっていた。
- たまに勝田師のモノマネをすることがある。勝田師独特の妙にねっとりとした喋り方がとても似ていて、クラスの笑いを誘っている。
- 「この言い方はダメですかって?いやあ構いませんよ、別に」のフレーズが特に好きだと語っていた。
- あるクラスでは、久保田師と勝田師の授業が連続しており、久保田師がモノマネをした直後の場合は勝田師の授業中に笑いを堪えていた生徒もいた。
- 現役時の東大数学はなんと4点。浪人して60点まで上げたとのこと。雲Kや鹿野師に習っていたそうだ。
- 今となっては貴重な「2号館時代の東大コース」出身。
- 東大からロンドン大学大学院、しかも主席というこれまた予備校講師にしてはスペックの高い経歴を持つ。
- 大学時代は合唱部に所属。
- 「僕ねぇ、大学時代に合唱部だったんですよ、、、。いい趣味してるでしょ?」
- 授業でたまにワンフレーズだけ聴けたりする。
- 専門課程では阿部公彦准教授が指導教官だった。2018年の東大教授講演会で阿部教授が来校し判明。
- それだけあって文学に造詣が深く、読解問題などでそのような話題のものが出ると「これいい文章ですよね〜」と言う。
- 言語心理学をやっていた為、構文Sなどの内容が高尚な文章の背景としての、学術方面からの話もしばしば仰る。
- 心理学に興味のある人は非常に興味をそそられる話である。
- イギリスは料理が美味しくない事で有名だが、フィッシュアンドチップスだけは美味しかったらしく、食べに食べたそうである。
- ロンドンから日本に帰国した際、逆カルチャーショックになったそう。
- 大学時代は合唱部に所属。
- 大島師とともにリンガランド英語塾で連載している。
- 大島師の雑談にも登場することがある。
- 鈴木海太師曰く、久保田師が板書中に生徒の方を向いて説明する時の姿勢が特徴的らしい。「久保田さんポーズ」と称して授業中に真似をすることがある。
- また、海太師は久保田師がおぎやはぎの小木博明に似ているという
薄々みんな思っていたことを授業中に言っていた。 - 一連の海太師のイジリに対して久保田師は「やめてくださいよ!」と言っているらしい。しかし、実はとても仲がよく、海太師も久保田師を高く評価しているし、久保田師は大学教授である海太師を尊敬しているとのこと。
- また、海太師は久保田師がおぎやはぎの小木博明に似ているという
- また鈴木雅之にも似ている。師がサングラスをかけて歌っていると考えるとなかなかジワる。
- 阪神の守護神スアレスに似ていると言う者もいる。
- 謎の言葉遣いが多く、クセになる。
- 黒板に書いている途中にチョークを折ると「ぅわっしょーぃ」ないしは「うぇーい」と言う。悲しみを込めて「さようなら、、、」というときもある。
- よく「鬼のように」という言葉を使う。
- 強調構文の解説の時、「何々なのはぁ〜、これこれだぁーーー!!!」とテンションが上がる。
- 高2選抜英語の英作文法の授業では、問題の解説に入る前に高確率で「いや~、いい問題ですね~」とおっしゃってから解説に入る。師も認めるほどテキストの出来が良いのだろう。(読解の授業では「いや~、いい文章ですね~」とおっしゃる。)
- 高2エクストラ英語の英作文法テキスト(山口裕介師作成)についても同様のことを度々仰る。読解のテキストは師本人が作成しているためか、あまり絶賛することはない。
- 高校時代の英語教師に音読を勧められ、実践するようにして以来英語が得意になった(本人談)。
- よく教壇に置いてある棚等に脚をぶつける。
- (3)が"ふ"に見える。
- 結婚はしているものの、子供はいない模様。
- 授業中はペットボトルのÉvianを教卓に置いている。(おしゃれだ)
- 歌舞伎俳優の尾上菊之助にそっくりである。
- 2022年度の高卒パンフレットに師の授業風景が使われている。
- 同じく英語科の田上師を田"神"師と崇めている。
- 2020年9月16日、初の著書『英文解釈クラシック』を発売。
- 難易度は『英語構文S』くらいだとか。
- 新型コロナウイルスにより印刷所が通常通り稼働せず、出版は9月以降となってしまった。
- https://books.kenkyusha.co.jp/book/978-4-327-76492-0.html
- 原稿チェックは『英文法・語法Vintage』の共著者である米山達郎先生、担当編集者は『英文解釈教室』の編集担当という豪華メンバーらしい。
- 師の授業同様、解説は丁寧で、小説文なども題材として用いられており、かなりの良書である。